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2014年09月03日

野菜卸値 7品目で高値の見通し

農林水産省は、日照不足などの影響で主な産地での生育が遅れている「ピーマン」や「なす」など7品目の野菜の卸売価格が、今月前半は平年を20%以上上回りそうだという見通しを発表しました。

農林水産省は、東京都中央卸売市場の見通しなどを基に、主な野菜14品目の卸売価格の見通しを毎月、発表しています。
それによりますと、ピーマン、きゅうり、なす、キャベツ、白菜、レタス、ほうれんそうの7品目では、今月前半の卸売価格が平年を20%以上上回る見通しだということです。
これは、主な産地で日照不足や低温の影響で生育が遅れ、出荷量が落ち込むことが予想されるためだとしています。
このうち「きゅうり」は、ことし2月の大雪で農業用ハウスの倒壊が相次いだ産地の埼玉県などで作付けが減少していることもあって、卸売価格の高値が今月後半も続きそうだとしています。
一方、大根、にんじん、ねぎ、トマト、ばれいしょ、里芋、たまねぎの今月の卸売価格は平年並みと見通しています。
農林水産省は「今後も日照時間が短い状態が続けば、特に影響を受けやすいレタスやほうれんそうなどでも、卸売価格の高値が今月後半も続くおそれがある」としています。

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