2014年11月11日
スパコン評価に新ランク採用へ…「京」に有利?
スーパーコンピューターの性能を測る新しい評価法を使った世界ランキングが、16日から米国で開かれるコンピューター研究者の国際会議で採用される見通しとなった。
スパコンの性能は今後、二つの手法を使った評価が一般的になるとみられるが、専門家は「使いやすさを重視してきた日本のスパコンが優位になるのでは」と期待している。
国際会議は年2回、スパコンの計算速度の速さを評価した世界ランキング「TOP500」を発表している。同会議で新たに採用される見込みの評価法「HPCG」は、計算速度に加えてデータ保存や通信の性能も測るため、スパコンの実用性をより反映した世界ランキングになるという。
HPCGを使った今年6月の暫定ランキングでは、TOP500で世界4位だった理化学研究所(神戸市)の「京けい」が、世界2位になった。スパコンに詳しい小柳義夫・神戸大特命教授は「スパコンで使われるソフトは多様。複数の評価法があるのは良い方向だ」と話している。
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