2014年11月02日
チョコレートをもっと食べたほうがいい科学的な理由
朝食は1日の食事の中でもっとも重要なものかもしれません。しかし、デザートも同じように重要だとする新しい研究があります。
Nature Neuroscience 誌で発表された新しい研究によると、ココアフラバノールと呼ばれるチョコレートに含まれる抗酸化物質が、加齢とともに衰える記憶力を改善する可能性があることが発見されました。 チョコレートを食べた人は記憶力テストで好成績
この研究では、50歳から69歳までの健康な人々を対象に追跡調査を実施し、コロンビア大学メディカルセンターの調査員が、対象者に3ヶ月間ココアフラバノールを含む飲料を摂取するように指導しました。その結果、フラバノール含有量の多い飲料を摂取した人々は、フラバノール含有量の少ない飲料を摂取した人々よりも記憶力テストで好成績を挙げたのです。
研究の主著者は、New York Times紙に対し、この研究の記憶力テストにおけるフラバノール含有量の多い飲料を摂取した人の平均的な成績は、実年齢より20歳から30歳ほど若い年齢層と同程度であった、と語っています。
今回の研究には、米国最大のチョコレートメーカーで、バージニア州に本拠地を持つMars Inc.が一部出資をしています。その他の資金については、アメリカ国立衛生研究所のほか2つの研究財団が出資しています。
この研究で発見された結論はたしかに有望なものです。けれども近所のお菓子屋さんに駆け込むのはまだ早いでしょう。「高フラバノール群の被験者が摂取したエピカテキンは1日あたり138mgであり、これはダークチョコレートに換算すると少なくとも300g、つまり1日に標準サイズのダークチョコレートバーを7本食べることになるのです」とNew York Times紙は警告しています。
Mars社の健康・栄養基礎研究ディレクターであるHagan Schroeter氏は同紙に対し「大量のチョコレートを食べる羽目になります。そもそもキャンディーバーにはあまりチョコレートが含まれていませんからね」とコメントしています。
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