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2016年08月06日
がんの早期発見
「がんの早期発見」の意義は「治癒可能な、早期のがんをみつけること」につきます。
検診を受けないよりは受けたほうがいいのは間違いないことですが、どこで、どんな検診を受けるかが重要です。同時に、仮に考えられる理想の検診を受けることができたとしても、がん全体の約65〜70%程度しか発見できないことを認識すべきです。特に肺・乳腺・子宮体部・膵臓・胆管の本当の「治癒可能な早期がん」をみつけることは困難です。
しかし、がん検診によって、早期がんが発見されて、治癒できている人が多数いることも事実です。また、ほとんどのがんは、かなり進行してくるまで自覚症状がなく、自覚症状がでた段階では、すでに手遅れになっているケースが多いのも現状です。
最先端の技術 PET/CT検査
「PET」とは、「陽電子放射断層撮影」 (Positron Emission Tomography)の略で、がん細胞に摂取されるブドウ糖検査薬(FDG)を投与し、画像で診断する方法の検査です。CTがPETと合体したことで全身のがんを一度に精度よく短時間に検査することができます。
がん細胞の「健康な細胞に比べ、3〜8倍ほどのブドウ糖を吸収する」性質を利用し、
ブドウ糖に似た薬剤を投与した時に、体の一部に集まっていないかを画像確認します。
では今までのがん検診とどう違うのでしょうか
PET/CT検査最大の特徴は、「10ミリ単位のがんでも発見できる」という点です。がん細胞は10ミリを超えると急激に増殖しますが、自覚症状が出る前の小さい内に発見できれば、体に負担をかけることが少ない内視鏡手術や放射線治療で、根治的な治療を行うことができます。乳がん検診(マンモグラフィー)等、体に痛みなどの負担を伴うがん検診もありますが、PET/CTは薬剤投与と画像撮影なので、身体的な負担が少ない点も、これまでのがん検診と異なります。最近は乳房専用PETも登場しました。
一般的な健康診断にがん検診がほとんど含まれていないことは、あまり知られていません。人間ドックには胃など一部のがん検査が入っていますが、PET/CT検診なら、全身のがんを一度に調べることができます。忘れず定期的に健診を受けましょう。
※PET検診は全身を検査できますが、もともとブドウ糖の消費の多い臓器(脳、心臓、胃、腎臓など)のがんには不向きとされています。
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検診を受けないよりは受けたほうがいいのは間違いないことですが、どこで、どんな検診を受けるかが重要です。同時に、仮に考えられる理想の検診を受けることができたとしても、がん全体の約65〜70%程度しか発見できないことを認識すべきです。特に肺・乳腺・子宮体部・膵臓・胆管の本当の「治癒可能な早期がん」をみつけることは困難です。
しかし、がん検診によって、早期がんが発見されて、治癒できている人が多数いることも事実です。また、ほとんどのがんは、かなり進行してくるまで自覚症状がなく、自覚症状がでた段階では、すでに手遅れになっているケースが多いのも現状です。
最先端の技術 PET/CT検査
「PET」とは、「陽電子放射断層撮影」 (Positron Emission Tomography)の略で、がん細胞に摂取されるブドウ糖検査薬(FDG)を投与し、画像で診断する方法の検査です。CTがPETと合体したことで全身のがんを一度に精度よく短時間に検査することができます。
がん細胞の「健康な細胞に比べ、3〜8倍ほどのブドウ糖を吸収する」性質を利用し、
ブドウ糖に似た薬剤を投与した時に、体の一部に集まっていないかを画像確認します。
では今までのがん検診とどう違うのでしょうか
PET/CT検査最大の特徴は、「10ミリ単位のがんでも発見できる」という点です。がん細胞は10ミリを超えると急激に増殖しますが、自覚症状が出る前の小さい内に発見できれば、体に負担をかけることが少ない内視鏡手術や放射線治療で、根治的な治療を行うことができます。乳がん検診(マンモグラフィー)等、体に痛みなどの負担を伴うがん検診もありますが、PET/CTは薬剤投与と画像撮影なので、身体的な負担が少ない点も、これまでのがん検診と異なります。最近は乳房専用PETも登場しました。
一般的な健康診断にがん検診がほとんど含まれていないことは、あまり知られていません。人間ドックには胃など一部のがん検査が入っていますが、PET/CT検診なら、全身のがんを一度に調べることができます。忘れず定期的に健診を受けましょう。
※PET検診は全身を検査できますが、もともとブドウ糖の消費の多い臓器(脳、心臓、胃、腎臓など)のがんには不向きとされています。
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