2020年06月24日
いい走り。いい生き方。極限
若い人にこそ読んでもらいたい極限がわかる8冊
1977年の夏の主役に踊り出たピンク・レディーが、意欲満々で挑んだ初めての野外コンサート「サマー・ファイア‘77」。コンサートのプログラムには、2人のこんな対談が掲載されている。
ミー:ステージで燃えるって、最近なんとなくわかってきたんだけど、きっと恋している時って、そんな感じなんじゃないのかな?
ケイ:えっ!ミー、どうしたの急に、そんなこと言いだして。
ミー:ミーだって、お年頃ですから。恋愛っていうものに、めざめたのです。(笑い)
ケイ:そういえば、ミーは最近、ずい分と女らしさを追求しはじめているようで、エレガントな服がずい分ふえてきたみたいですね。何か心境の変化でも?
ミー:イヤね!ケイったら、ミーだって、黒を着たくなることがあるんです。ただ、心境の変化といえば、以前よりも、もっとステージに恋しはじめたってことかしら。
ケイ:ほんとね。ステージって、すごく素敵な恋人って感じよね。冷たくて、一生懸命つくしても、つくしても、なかなかイイ顔してくれないし。時々憎らしくなってくる。でも、そんなケイの気持ちなんて、全然知らないって顔して、平然としてるのよ。でも、そのうちに、絶対にまいったって言わせちゃう。ケイ、きみはすごい女性だよって頭をさげさせてみせるわ。
ステージに恋する19歳の乙女2人が青春をかけた夏の夜のステージ。ライブアルバム「サマー・ファイア‘77」は、いよいよ後半、佳境に入っていく。今回は、2枚組レコードの2枚目A面にスポットを当てる。
2ーAー@:愛するデューク
前作「チャレンジ・コンサート」に引き続き、スティービー・ワンダーの<Sir Duke>を英語でカバー。この曲については前にも書いたので詳しくは触れないが、ここからの3曲はいずれも77年の前半に日本でもリリースされ、ヒットしていた曲ばかりである。いわば「最新洋楽ヒットナンバー」コーナーとも言えるだろう。
それにしても、難易度が高い曲である。同じく英語でカバーした「ロックン・ローラー・コースター」は、2人とも伸びやかに溌剌と歌っているのに対して、この「愛するデューク」はいかにも窮屈そうな感じがする。
歌謡曲に倣ってAメロ・Bメロ・サビに分けると、この曲、サビは歌いやすいのだが、他は何しろ英語の発音が難しい。特に半音ずつ上下するメロディーが特徴的なBメロは、譜割りも複雑になっている。正直なところ、今聴くと、2人の発音はお世辞にも良いとは言えない。だが、だからと言って、このカバーの価値を下げるものでは全くないと思う。むしろミーちゃんケイちゃんのひたむきな格闘の手ざわりを伝える記録として、尊いものではないだろうか。
当時、毎日朝から夜まで多くの仕事をこなしていたピンク・レディー。コンサートで歌う曲は、深夜に帰宅した後、睡眠時間を削って2人で必死に覚えていたことは前に書いた。恐らくまだこの時(アメリカ進出が本格化する前)は、本格的な英語の発音のレッスンも受けられず、ひたすらラジカセを使って自分たち流に覚えるしかなかったのだろう。コンサートで歌う曲は30数曲もあり、1曲の習得にかけられる時間にも限りがあった。
なので英語の歌詞を見ながら聴くと、おかしなところもあるが、一方で例えば<opportunity>は教科書通りの「オポテュニティー」ではなく、スティービーの発音に近づけて「アパトゥナティー」と歌うなど、彼女たちなりに工夫していることがわかる。そうした見えない努力に思いを馳せつつ、耳を傾けてみるのも一興である。
2ーAーA:エバー・グリーン
英語の原題は<Love Theme from “A Star Is Born” (Evergreen)>。76年にアメリカで公開された映画「スター誕生」のテーマ曲として、この映画の主演でありプロデューサーも務めたバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)が自ら作曲も手がけ、77年1月にリリース。アメリカのビルボードHot 100の年間チャートでは4位にランクインするなど世界的ヒットとなった。日本では77年3月に映画が公開され、この曲も「スター誕生の愛のテーマ」として発売されている。愛の素晴らしさを歌った情感あふれるバラードである。
ここではミーちゃんがソロで披露。岡田冨美子さんの日本語詞で歌っている。この時既にスーパースターの地位を確立していたバーブラ・ストライサンドの豊かな表現力とはさすがに比較できないが、それでも初めて恋のときめきを知ったような清冽で初々しい歌声は、充分に魅力的である。バックを務めたバンド、ソウルメディアのリーダー、稲垣次郎氏(だと思われる)のフルートがミーちゃんのボーカルと絶妙に絡み、盛り立てている。
(「平凡Premium We Are ピンク・レディー」より)
2ーAーB:ホテル・カリフォルニア
ケイちゃんファンにとっては、このアルバムの一番のハイライトである。あの世界的大ヒット曲を、ケイちゃんがソロでカバーしているのだが、初めて聴くと大いに衝撃を受けるだろう。
次から次へとアップテンポの曲をエネルギッシュに歌って踊って、というコンサートの流れの中で、ここだけが全く異質である。ピンク・レディーという売れっ子アイドルを目当てに集まった大観衆が、まだ二十歳前のケイちゃんの魂の叫びのようなパフォーマンスにざわめき、戸惑いながらも心を揺さぶられていく様が想像される。
<Hotel California>はアメリカ西海岸を代表する人気ロックバンド、イーグルス(Eagles)が76年に発表した同名のアルバムに収録され、77年2月にシングルカットされた。同年4月にリリースされた日本盤もヒット、オリコン週間チャートでは5月から7月にかけて20位以内にランクインしている(最高15位)。今もロック史上、屈指の名曲として、多くの音楽ファンに愛されているのは周知の通りである。
オリジナルは6分30秒もある大作だが、乱暴なことを言ってしまうと、この曲が一番盛り上がるのは後半のギターソロのパートである。アマチュアのバンドがこの曲をコピーすることも多いと思うが、バンドで演奏するから良いのであって、試しにカラオケで歌ってみるとわかるが、ボーカルは意外と単調だ。イントロも長いし、歌が終わってもギターのソロが延々と続くため、手持ち無沙汰になってしまう。要するに本来ソロで歌うのにあまり向いていない曲なのである。どういう経緯があったのかはわからないが、これをケイちゃんが歌うことになった。
日本語詞は例によって、岡田冨美子さん。ここでも原曲とは設定を変えて、恋人と別れて傷心の旅に出た女性の目線で歌っている。そして結果的に、ケイちゃんによるこのカバーは、イーグルスのオリジナルとは全く別の楽曲と言えるほど、印象が大きく異なる作品になった。
♪愛と別れてやって来た
あなたと出逢った思い出の町へ
あなたの愛がつかみきれなくて
もう一度はじめから やり直すために
ケイちゃんは、いわばこの主人公の女性になりきって、その心情を歌う訳だが、1コーラス目のサビのあたりからハスキーボイスが次第に涙声になっていく。僕自身、当時は田舎の小学生でこのカバーのことも知らなかったのだが、数年前に初めて聴いた時は「ケイちゃん、一体どうしたの?」と思わず心配になった。主人公に自分自身を投影するあまり、感情のスイッチが入り過ぎたのか、それとも迫真の演技なのかわからないが、明らかに泣いているのだ。2コーラス目に入るとさらに泣きが激しくなる。それでもケイちゃんは構わず、女性コーラスをバックに歌い続けるのである。
♪Welcome to the Hotel California
暮らしたい(暮らしたい) あのひとと
Welcome to the Hotel California
眠りたい(眠りたい) 抱かれながら
ここまで歌い切ってから、さらに一人芝居さながらに、歌詞の一部をセリフで繰り返す。
「出来ることなら…許されるのなら…あなたの胸に…帰りたい」
そして広大な田園コロシアムの真ん中に作られたステージに、スポットライトを浴びて一人ぽつんと立ったケイちゃんが、360度取り巻く夜の帳に向かって、最後に叫ぶのである。
「どこにいるの…どこにいるのぉ…」
暗闇で見えない大群衆の中に、愛しい人の姿を必死で探しているかのようである。手で顔を覆い、泣き崩れるケイちゃん。ドラマティックな「ケイちゃん劇場」はこうして幕を閉じる(映像は動画サイトで視聴した)。
もちろんプロの歌手なら、感情を適度に抑制して、きちんと歌を聴かせるべきだという考え方もある。そういう意味では、この時のケイちゃんは確かに未熟だったのだろう。初めての野外コンサート、大勢の聴衆の前にたった一人で出ていって歌うという極限状況も影響したに違いない。だが、人一倍感受性が強かったケイちゃんは、無難に上手く歌うことよりも、あえてこの歌詞の世界に自分の生の感情を乗せて、表現することを選んだのではないか。
ピンク・レディーというと、ユニークな振り付けと斬新な衣装のイメージが大ブームの中で増幅され、後に「着せ替え人形」と揶揄されたことまであった。「人工的に作られたアイドル」という意味だろうが、実はデビュー1年に満たないこの頃から、特にケイちゃんは「作られたアイドル」の枠に収まらない、生身の自分自身をぶつけてくるような、なかなか得難いシンガーとしての資質を見せていたのである。
それは「増田啓子」という一人の少女の生い立ちと幼い頃からの人生経験に深く関わっていることは間違いない。ここで触れる余裕はないが、詳しくはケイちゃん(増田惠子さん)の著書『あこがれ』を読んでいただきたい。
なお「チャレンジ・コンサート」ではミーちゃんケイちゃんのソロは3曲ずつだったが、この「サマー・ファイア‘77」では、今回紹介したように1曲ずつになっている。この点も興味深いところだ。この時期は、とにかくピンク・レディーとして2人揃ってステージに立っている姿を出来るだけ多く見せることが、ファンのニーズに応えることになると、PLプロジェクトは考えていたのもしれない。
本来ならA面の終わりまで行きたいところだったが、「ケイちゃん劇場」で力尽きたので、今回はこの辺で。(続く)
極限 自然とは、必死に遊べ
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2020年6月7日(日)
東京競馬11レース
第70回 安田記念(G1)
東京芝1600m
先週行われた日本ダービーでは道中スローペースで流れたこともあって勝ちタイムが2.24.1とそこまで極端に速いタイムになりませんでしたが、他のレースの勝ち時計を見てもCコース替わりながら全体的に若干タフな馬場状態となっていたのは頭に入れておきたいところです。ただ、天候や風の影響であっという間に高速馬場へと変貌してしまうのが今の東京コースの特徴だけに、当日の芝レースの勝ちタイムを見つつ時計勝負が避けられない場合は各馬の『持ちタイム』をチェックしておくのが必須と言えそうですね。
《過去の安田記念好走馬》
《チェックポイント》
@ 京王杯スプリングカップ組に関しては
前走着順より『実力馬の巻き返し』に注目!
安田記念の正式なステップレースとして3週前に同じ東京コースで行われる京王杯スプリングカップですが、出走頭数に関しては過去10年で最多となっているマイラーズカップ組の成績が【1・1・6・40】と3着馬が非常に多くなかなか勝ち切れていないのに対して、【2・3・1・30】で連対率14%、複勝率17%と数字的にはそこまで目立つものではないもののやはり注目しておくべき存在であるのは間違いないでしょう。ただ、近年の京王杯スプリングカップ勝ち馬に関しては必ずしも安田記念で好走していると言い切れない面があるのもまた事実で、過去10年で安田記念に出走した京王杯スプリングカップ勝ち馬で馬券圏内に好走したのは17年3人気3着レッドファルクス、11年5人気2着ストロングリターンの2頭しかおらず、連勝した馬となると05年7人気1着アサクサデンエンまで遡らなければならないのが何よりの証明と言えるでしょう。このように、前哨戦ながらその成績が絶対的とは言い切れない京王杯スプリングカップ組ですが、馬券圏内に好走した6頭に注目するとある共通点が存在したのは必ず覚えておきたいところで、それが【既にG1〜G2での連対実績があった】というポイントです。その証明として非常に分かりやすいのが17年7人気1着サトノアラジンで、同馬自身は前年も3着フィエロからハナ差4着とG1でも十分通用する能力がありながらも前走の京王杯スプリングカップで1人気9着と凡走したことで大きく人気を落としていましたが、前年に京王杯スプリングカップ、スワンステークスとG2を2勝しており実績的にも十分の存在でした。ちなみに、サトノアラジン以外にも15年3人気2着ヴァンセンヌ、12年13人気2着グランプリボス、11年5人気2着ストロングリターンのように、『京王杯スプリングカップから人気を落として好走』しているのは見逃せない傾向と言えそうで、さらに付け加えるのであれば好走した6頭は全て『京王杯スプリングカップで5番人気以内』の馬でした。近年の日本競馬は『成績に傷のないタイプ』の馬が人気する傾向が強く、前哨戦でも一度の凡走で大きく人気を落とす場面が度々見られるものの、あくまで前哨戦と割り切って余力残しで凡走したようなタイプは配当妙味も面からみても絶好の狙い目となるのは上記傾向から見ても間違いないだけに、該当馬は人気を問わず積極的に狙うべき存在だと思います。
今年の出走予定馬で前走京王杯スプリングカップ組は、1着ダノンスマッシュ、5着セイウンコウセイ、6着ケイアイノーテック、7着ストーミーシー、8着タワーオブロンドンの5頭となっています。この中でも上記傾向に該当するダノンスマッシュ、タワーオブロンドンの2頭に関しては強力メンバーが集まったことで前走から人気を落とすのは確実だけに、穴馬として注目しておくのは面白いかもしれませんね。
A 3歳馬を除いて年齢にバラつきが少ない中
勢力拡大中の『4歳馬』が好成績!
それまでの成績から多少距離適性に不安のある馬でも2400mの日本ダービーやオークスを目指す3歳世代と比べて、路線別に活躍馬が細分化される傾向が強い古馬戦線は同じ路線で息の長い活躍を見せる馬が多くなっており、この安田記念においてもその傾向は顕著に見られます。そもそも4週前に3歳馬限定のマイルG1であるNHKマイルカップが存在することから出走馬自体が非常に少なく全体でも【1・0・0・2】で11年に勝利した9人気1着リアルインパクトをレアケースと見るのであれば、近年の安田記念で好走する馬の年齢にはそれほど大きなバラつきが見られず、4歳馬が【3・2・2・28】、5歳馬が【2・4・3・42】、6歳以上が【4・2・4・39】と数字の面でも大きな差が見られないのが何よりの証明だと思います。ただ、10〜14年の5年間では12年13人気2着グランプリボス1頭しか好走馬がいなかった4歳世代が15年以降の5年間で一気に好走率が高くなっているのは見逃せないポイントと言えそうで、15年1人気1着モーリス、18年9人気1着モズアスコット、19年4人気1着インディチャンプと直近5年で3勝を挙げているだけでなく、18年には6着までを4歳馬が独占した事実を見ても決して偶然とは言えない結果であるのは間違いなさそうです。この要因として考えられるのが近年の『東京コースの高速化』で、元々安田記念は良馬場であれば決着タイムが1分31秒台になるなど非常に速い時計になりやすい傾向が見られるものの、17年は1.31.5、18年はタイレコードの1.31.3、そして19年は1.30.9と年々決着タイムが速くなっており、極限のスピード勝負になればなるほど心身共に充実している4歳馬にとって有利に働くのは過去の成績を見ても明らかではないでしょうか。逆に、6歳以上の馬が馬券圏内を独占し勝ち時計も1.31.5と速かった17年ですが、7人気1着サトノアラジン、8人気2着ロゴタイプは前年の4、1着馬で既に好走実績のある馬で、3人気3着レッドファルクスは1200mのスプリンターズステークス勝ち馬とスピード勝負に対する裏付けのある馬だったのは見逃せないところで、6歳以上の馬が高速馬場の安田記念で好走するにはこれに匹敵するくらいの実績が必須であると同時に、実績の裏付けがない馬に関しては上位人気でも評価を割り引く必要があるかもしれませんね。
今年の出走馬予定馬で4歳馬は、アドマイヤマーズ、ダノンキングリー、グランアレグリア、ヴァンドギャルドの4頭となっています。ヴァンドギャルド以外の3頭は既にG1でも勝ち負けを演じており実績面では申し分ない存在と言えそうだけに、上位人気でも素直に信頼すべきであるのは間違いなさそうですね。
B 絶対的主役が不在のマイル路線は
『勢いのある馬』も侮るべからず!?
18年5人気2着、19年3人気2着と前走牝馬限定戦のヴィクトリアマイルで4着以下に凡走しながら牡馬相手の安田記念で2年連続好走したアエロリットの活躍は記憶に新しいところですが、他にも16年8人気1着、17年8人気2着ロゴタイプ、15年1人気1着、16年1人気2着モーリス、13年3人気2着、14年10人気3着ショウナンマイティ、11年5人気2着、12年2人気1着ストロングリターンなど、これだけ多くの馬が2年連続好走を果たしているように安田記念が非常に『リピーター色の強いレース』であるのは間違いないですが、連覇を達成した馬となると08、09年に連勝したウオッカ、そしてまだ重賞といった格付けのない52、53年に連勝したスウヰイスーの2頭しか存在しないのは見過ごすことができない事実として覚えておくべきと言えるでしょう。16年には当時国内外を含めて1600mのG1を4連勝中で『マイル界の絶対王者』として君臨していたモーリスですら2着に敗れているように、次々と新しい有力馬が現れる群雄割拠の1600m路線において長期に渡って高い能力を維持するのは非常に困難であると言わざるを得ないと思います。そのような混戦メンバーで行われる一戦で魅力的な存在となるのが『底を見せていない勢いのある馬』で、18年9人気1着モズアスコットは前走こそオープン特別で2着と敗れていたものの阪急杯→マイラーズカップで連続2着に好走しており、さらに1600mでは連対率100%と未知の魅力を十分に秘めた馬でした。さらに、10年8人気1着ショウワモダンも前走だけ見ればオープン特別6人気1着と目立つ戦績ではありませんでしたが、4走前の中山記念3着から4戦連続馬券圏内の勢いそのままに1番人気リーチザクラウンの単勝オッズが4.0倍(14着)の大混戦を制して6歳にしてG1制覇を達成しました。混戦模様で行われる時ほどこのような勢いというのが目に見えない力として好走を後押しする場面はこれまで数多くのG1でも繰り返されてきており、上位人気ではあったものの13年1人気1着ロードカナロアは初の1600mG1を克服しての勝利、15年1人気1着モーリスも当時は条件戦から3連勝中の立場での勝利であったのも上記傾向を後押ししているのは確実と言えそうだけに、前走条件やステップレースを問わず注目しておくと思わぬ高配当に有り付けることができるかもしれませんね。
今年の出走予定馬の中で勢いのある馬となると、まだ1600m戦では凡走がなく成長力の面でも期待ができる4歳馬のアドマイヤマーズ、ダノンキングリー、グランアレグリアの3頭が有力と言えそうです。中でもこれまで東京コースではG1も含めて【3・1・0・0】と抜群の好走率を残しているダノンキングリーは主戦の戸崎騎手が戻ってきた点も含めて高評価しておくべき1頭であるのは間違いなさそうですね。
《安田記念2020》
《過去データ分析/注目馬》
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初の海外遠征となった前走のクイーンエリザベスステークスでは現地騎手の騎乗ミスもあって3着と不完全燃焼の一戦となりましたが、昨年の天皇賞・秋でアーモンドアイ相手に正攻法で2着と好走したレースを見ても現役屈指の能力を持つ1頭であるのは疑いようのない事実で、アクシデントのあったレース以外では連対率100%とG1実績を見ても今年のメンバーの中で最上位クラスの1頭であるのは間違いないでしょう。抜群のスタートセンスに加えて折り合い面に全く不安がない事から常に好位で競馬が出来るのは高評価できるポイントで、これまでのローテーションを見る限りしっかり間隔を空けたフレッシュな状態の方が好成績を残しているだけに、海外の舞台ではありましたが全く能力を出し切っていない前走の走りから余力面に関しては心配する必要がないのは僥倖と言っていいのではないでしょうか。これまでは先行脚質に加えて常に上位人気を背負う立場から他馬に厳しくマークされるレースが多くその分惜敗も多くなってしまいましたが、今回インディチャンプに加えてアーモンドアイの参戦で他馬の意識が同馬から離れるのは確実で、アクシデントがあった昨年の安田記念とダービーを除けば全て馬券圏内に好走している抜群の安定感はここでも十分通用するだけの非凡な才能と言えそうだけに、今回初コンビも先行意識が非常に強く脚を出し切る騎乗に定評のあるレーン騎手とのコンビがプラスに働くようなら大番狂わせもあると信じて、ここは強気に本命評価にしたいと思います。
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