王国の日々でのプレイを基にした物語です。
▼ アーサー視点
あと少しで、クラフ家に第4子が誕生する。
「おなかの赤ちゃんはどんな感じ?俺は
分かんないからさ。気になって……」
両親は新しく生まれて来る生命を楽しみに
していた。
母アリスのお産の時間が近くなり、後の事
を父マーリンに託したアーサーは肩慣らし
に魔獣の森に探索に行った。
夜1刻。
この国で生を受ける時間は皆等しい。
「生まれたな…」
アーサーは独り呟くと、ふと微笑んだ。
周りを見渡すと、前方から王太女カルミア
がやって来た。
アーサー君はアリスさんのお産に立ち会っ
てあげるのかと思ったわ」
王太女カルミアが驚いたようにした。
「うーん…そうだね。息子の俺がいると
母さんは落ち着かないだろうし、それは夫
である父さんの役目だろうし」
アーサーが言うと、王太女カルミアは顔を
赤らめた。
「そ…そうよね」
「夜遅いし、途中まで一緒に帰ろうよ」
アーサーとカルミアは一緒に城に帰った。
「こんばんは。アーサー、娘を送ってくれ
てありがとう」
おじである王配ジャンが2人に近づくなり、アーサーに礼を言った。
「…いえ。とんでもございません」
アーサーは決まり文句のように言った。
「アーサー君、ありがとう。また明日」
王太女カルミアは笑顔で言った。
綺麗な笑顔だったが、どこか元気がないよ
うだった。
にしながら帰っていった。
ーー 殿下…病気にでもなったのかな?
▼
一旦席を外したアーサーが家に帰ると、
母の手には可愛らしい女の子がいた。
名前はヴァレリー。
強い、という意味らしい。
負けず嫌いな性格にピッタリな名前だ。
母の握力によって赤くなっていた。
流石にカンストした龍騎士の母に、それも
出産の時に自分の手を握らせるとは…ここ
まで来ると物好きとしか思えなくなった。
何?父さんは究極のドM体質なの?
めていた。
弟べロッドの時もそうだったが、父マーリンはいつも
産後の母アリスを労った後、生まれたばかりの赤ん坊
の横で眠る。
「あ、生まれたのね。可愛い ♪」
仕事から帰って来た、姉サリアは微笑んだ。
「可愛い… ♪ 本当、アーサー君もこんなに
小さかった時もあったのに」
姉サリアはアーサーを残念そうな目で見た。
「うるせーな。悪いかよ」
アーサーが口を尖らせると、姉サリアは
クスクス笑い、眠りについた。
その後、アーサーが妹ヴァレリーを抱っこ
しようとすると…
触れようとする前に拒絶された。
「にいちゃんですよー?」
生まれたばかりの可愛い妹に、初抱っこを
拒絶されるとは…
アーサーは男として、兄として、半分泣き
たくなった。
しかも、そんなところを…
一つ年上で仲良しの姉的存在であるライン
ヒルデに見られた。
「あーあ。派手に泣かれちゃったねぇ」
ラインヒルデは仕方ないとばかりに笑っていた。
アーサーが項垂れていると、ラインヒルデ
が続けた。
「アーサー君もそんな顔してないでさ。
それより、身体とか大丈夫?」
「…ん?俺は元気だよ?」
アーサーは首を傾げた。
「ほんと?どこも怪我とかしてない?」
ラインヒルデがお構いなく、アーサーの
制服の左袖を捲り上げた。
「…お、おいっ!」
急な事に、アーサーはストップをかけた。
「あー!やっぱり!怪我してるじゃない」
ラインヒルデはアーサーの自尊心など気に
していないかのように、上腕を捕らえて
見ていた。
「…はあ ︎」
アーサーは自身が怪我をしているなど気づ
かなかったので驚いた。
ラインヒルデに見せられたのは擦り傷だったが、範囲が広かった。
「ん?転んだのかな…」
アーサーは首を傾げながら、傷を眺め見ていた。
一体、どこで怪我をしたのだろう。
ラインヒルデが帰った後、妹ヴァレリーに
抱っこを許してもらえずとも構いたいので
ヴァレリーの頰に触れていた。
「アーサー君、帰って来てたのね。今日も
一日お疲れ様」
産後しばらく経過した母アリスが妹ヴァレ
リーの様子を見に来ていた。
「ヴァレリーちゃん、わたくしが抱っこし
てあげますからねー ♪ よいしょ、ご機嫌
ですねー」
「あうー ♪」
妹ヴァレリーはくすぐったそうにしながら
笑っていた。
「…母さん。どうやったら、子どもって
抱っこを嫌がらないの?」
アーサーは聞いた。
「うーん…アーサー君はきっと優しすぎ
るのよ。遠慮がちに抱っこすると、赤ちゃ
んに不安が伝わるから…兄さんなんだから、嫌がられる訳ないでしょ?もう一度、抱っこしてあげて。おやすみ、アーサー君」
母アリスは優しく微笑むと、去って行った。
「ヴァレリーは可愛いでしゅねー ♪」
「あうー ♪ 」
アーサーがそう言いながら抱っこすると、
ヴァレリーは上機嫌だった。
はないと学んだアーサーだった。
「合理主義なやつー」
アーサーが笑うと、妹ヴァレリーはムッと
した顔をした。
「ばあーうー!」
「ゲッ!分かってんのかよ ︎ …うそうそ、
可愛いでしゅねー」
▼カピトリーナ視点
幸せそうに微笑み合う父親と母親、そして
女の子の後ろ姿があった。
カピトリーナは遠くから見ていた。
髪を2つに結った可愛らしい女の子は幸せ
そうに父親のほうを見上げ、声をかける。
父親の横顔が見えた。
翡翠色の髪、くっきりとしたブルーの瞳…
ーー マーリン先生?
いや、あれは本当は誰なのか分かっていた。
あの優しそうな眼差しはカピトリーナではなく、女の子に注がれていた。
ーー アーサー!
カピトリーナは目を覚ました。
「…っ…夢…」
夢見が悪かったせいで、息を切らし身体は
震えていた。
しばらくして、気持ちを持ち直すとカピト
リーナは目を伏せた。
「バカね…あたし」
ーー あたしは一歩も外に出てはいけない。
国民は、仲良しのアーサーの父親である
魔銃師マーリンが放った薬によって、今頃はこの国が襲撃された事など子ども達は忘れているのだろう。
住民台帳のデータを確認すると、そこには
自分の名前はなかった。
カピトリーナは独り目を閉じた。
大人は、カピトリーナの存在が抹消された
事を話もしないだろう。
どうやら、自分は母や姉にも平和と引き換
えに見捨てられたらしい。
ーー あたしだけが…黙っていればいいの。
病床に横たわったままのカピトリーナは
目を閉じた。
ーー コン…コン…コンッ。
この部屋にノックの音が響いた。
面倒なので、カピトリーナは狸寝入りをした。
「…また寝てるな」
魔銃師アーサーと魔銃兵パトリックが
やって来た。
「もう丸一日寝てるみたいだけど…この子、大丈夫かよ?」
魔銃兵パトリックがカピトリーナを気遣わ
しげにした。
「それにしても、驚いたな。アーサー君が
流行したウイルスを濃縮した液体を打った
はずなのにがあの大佐が生きてるとは」
魔銃兵パトリックが悪びれもなく言った。
魔銃師アーサーの声は返ってこなかった。
「…そういえば。あの薬の効果は順調か?」
魔銃兵パトリックが切り出した。
「ああ、順調だと報告を受け取った」
魔銃師アーサーは頷いた。
「アーサー君は…どんな調子だ?」
魔銃兵パトリックが聞いた。
「新成人には一旦眠ってもらい、1日前に
戻ってもらった。そして、翌朝は2日から
スタートが切れるように。もし、アーサー
の夢の中でカピトリーナのお嬢さんが出て
きたとしても…住民台帳にはもういない
存在。そんな事を周りの人に言っても夢を
見たんだよ、という言葉で片付けられる。
もしくは何も言わないだろう」
魔銃師アーサーは淡々と言った。
「…そうか」
魔銃兵パトリックが頷いた。
「…それに。この子の心臓が気がかりだ。
グァバメキアまでの船旅で心臓が持つだ
ろうか」
魔銃師アーサーが考えるようにした。
「時々現れる不整脈は治っていないし…」
ーー あたしの心臓…そんなに悪いの?
「ーー アーサー先生」
魔銃兵パトリックが声をかけると、部屋
を後にしようとした魔銃師アーサーの靴が
留まる音がした。
「…何だ?」
「…いえ。ただ、おかしいなと思って」
魔銃兵パトリックが言った。
「おかしい…とは?」
魔銃師アーサーが首を傾げると、魔銃兵
パトリックが答えた。
「ーー 普通なら…これからの彼女の人生の事を言われると…これくらいの年頃の人ではなくても、取り乱します。ましてや、謎に包まれたグァバメキアに連れて行かれるなんて…」
「ふむ…確かにね」
魔銃師アーサーは相槌を打った。
「運命をただ受け入れているかのような…
つまり…何で受け入れるだけなのか…」
魔銃兵パトリックはうまく表現できない事
をもどかしく感じているようだ。
「王国から存在を抹消されるなんて。死を
受け入れるようなものなのに。つまりは
彼女が精神的に死んでしまっているのでは
ないかと疑いたくなるとでも言いたいの?」
魔銃師アーサーは極端な表現をした。
「ーー アーサー先生…!」
魔銃兵パトリックのストレート過ぎる発言
に驚いた声がし、そのまま部屋を出る音が
した。
ーー そうだよ。
ーー 最初っから、あたしにはこの国での
自由なんてないし。
ーー 何にも感じないようにすれば傷つか
ないじゃない。
「ーー でも、確かに。分かりかねる事がある。本当は起きてるんだろ?」
魔銃師アーサーは近くの壁に背中を預け、
唐突に話し始めた。
「孫息子のアーサー曰く、彼女の父親が
グァバメキア出身で、母親が先王子の娘だ
というだけで…君は酷い目に遭って来た
ようだね。君の立場からすると、この国を
恨んでもおかしくない」
カピトリーナは魔銃師アーサーに背を向け
たまま寝ていた。
魔銃師アーサーはスラリとした所作で、
腕を組んだ。
「…どうして、自分自身を犠牲にしてまで
こんなクソみたいな、この国に尽くそうと
するんだい?」
ーー 。
「おはよう」
カピトリーナが挨拶すると、向日葵のよう
に明るく笑う仲良しのアーサー。
「おっはよー」
カピトリーナの頭の中には、どこかの能天気なバカが浮かんだ。
「…笑った?」
その声に、カピトリーナが振り返ると魔銃師アーサーが驚いたようにこちらを見ていた。
ーー あたしが笑ってた?
カピトリーナは、はっとして緩んだ口許
を結んだ。
「…いや。肩が揺れたものだから」
魔銃師アーサーが何ともないように言った。
「ーー グァバメキアにあたしが行かなく
ちゃいけない事は分かった。ところで、
アーサーは?」
「…」
魔銃師アーサーは自身の事を問われている
訳ではない事を分かっているはずだ。
彼の瞳が微かに揺らいだ。
しばらくの沈黙の後。
「元気だよ」
魔銃師アーサーは短く答えた。
「…」
カピトリーナは押し黙った。
ーー 別に、あたしには関係ない。
「このままでいいのかい?」
魔銃師アーサーは全てを見透かしているか
のようにじっとこちらを見つめてくる。
「彼の人生に、あたしは関係ない」
カピトリーナは冷たく言い放った。
ーー だって、どうしようもないじゃない。
「ーー 哀しい事を言うんだね」
魔銃師アーサーは囁くように言った。
「『あたしの人生に、彼は関係ない』では
ないんだね」
「…!」
カピトリーナは魔銃師アーサーを睨みつけた。
ーー あたしの人生に…アーサーは…
それ以上は言葉が見つからなかった。
▼
深夜、カピトリーナは部屋を抜け出した。
どうやら、カピトリーナはグァバメキアの
戦艦の一角で治療を受けているらしい。
目的は、大佐キリルだった。
何のつもりで、こんな異国の血が混じった
小娘を嫁に迎える気なのかと聞きたかった。
大佐キリルがどこにいるのかは分からないが、とりあえず偉い人間は上層にいるはずだ。
カピトリーナは上層の後方部を目指した。
不思議と誰にも会わずに、目的地付近に
辿り着いた。
きっとこの部屋だろう、と不思議と確信を持った。
部屋にはまだ灯りがついており、人がまだ
いるようだ。
カピトリーナは物陰に隠れて待機した。
すると、透き通るように冷たい顔をした
男がその部屋からヅカヅカと腰巾着を従えて、こちらに向かって歩いてきた。
「ーー あの大佐が倒れたら…こんな馬鹿げ
た協定など破棄して…目的を成し遂げてやる…それが我らの神のため!」
物陰からカピトリーナが不満そのものの
ヴァルトミラー中佐の顔を見送っていると…
「何か…用か?」
背後から風が吹き抜けるような声がした。
「…」
カピトリーナはしばらく静止した。
振り向くと、見るからに体調が悪そうな
大佐キリルがいた。
「…彼も発症したらしい」
ーー 発症…?何の事?
一言だけ言うと、大佐キリルが部屋に戻ろ
うとした。
「ねえ、どうして…あたしなの?こんな
小娘にメリットなんてないと思うんだけど」
カピトリーナはその背後に向かって言った。
大佐キリルは振り向くと、短く答えた。
「ーー あの状況で…お前を助ける方法は…
これしかなかった」
ーー あたしを助ける?
全ての人間に見放されたと思っていたカピ
トリーナはその言葉に戸惑った。
「形だけだ…自由にしていい」
大佐キリルは言い放った。
「…そう」
カピトリーナは自分が何を求めているのか
分からなかった。
「何だ、不満か?」
大佐キリルは分からないと言った顔をした。
「王国での存在を抹消され、自由を与える
と言われれば、どこにあたしの居場所は
あるのかと思って…」
カピトリーナは何でこんな事を敵国の大佐
に言っているのか分からなかった。
ーー 彼の人生に、あたしは関係ない。
ーー だけど、この王国でのあたしの居場所
はアーサーだった。
アーサーはあたしに笑う事も信じる事も
教えてくれた。
目の前のどんな事も明るくなるような気がした。
ーー その居場所がなくなった今。
ーー 今まで生きてきた居場所でさえも奪わ
れた気持ちだった。
最後に名前もつけられない感情を、この
大佐にぶつけようとしたのに…
ーー あたしを助けるためだなんて。
カピトリーナはどこにもぶつけられない
得体も知れない感情を持ったまま、膝から
崩れ落ちた。
任天堂switch版エルネア王国をもとに書いています。
9日
ローデリックの息子さんが今日結婚する。
ロレーナさん..?
アルフォンソ君の赤ちゃんが産まれる日!!これは行かなくては
セシリア
「ママお弁当ちょーだち」
リンゴ
「じゃあ、はい。チーズケーキだよ」
チーズケーキが弁当として取引?されるのは少し疑問だが、セシリアが喜んでくれるならそれでいい。
挙式前のメリッサさん。
着せたウェディングドレス似合ってます♪
ドゥーガル君もカッコいいよ♪
ローデリックのひねくれの性格も彼にはないようだし安心だね。
ローデリック
「俺の悪口言ってない?」
リンゴ「わわわわ、いつからそこに?!」
ローデリック
「邪気を感じて辿ってきたら、アンタがいた」
リンゴ
「撃ちますよ」
ローデリック
「俺、武器は斧だけど」
銃<斧の構図で相性的に、斧持ちのローデリックが有利。
リンゴ「チッ、覚えてろよ」
ドゥーガル
「……リンゴさん、それ悪役の台詞」
舌打ちしながら去りゆくこの国の王妃にそんな呟きをするドゥーガル。
イラリオ
「おはよう。ドルムの坑道で鉱石を掘ろうかと思ってるんだけど」
リンゴ「いいね、じゃあ行こうか」
イラリオ、またドルム…イラリオはドルム病なんじゃ…
ゴライアスの頼みをたまにはきいてみる。
神殿で式待ちをしているとアルフォンソ君
リンゴ
「今日奥さん出産だね。ちゃんと奥さんの側に居てあげてね」
アルフォンソ
「うん…そうしたいのは山々だけど、ロレーナはジッとしてないんだ」
アルフォンソ君の言う意味が後ほどよく分かることになるが、まずはお昼からの式。
参列しようと配置につくと、花嫁側につく人と目があった。
その瞬間、お互い固まった。
ローデリック
「どうかした?」
リンゴ
「なんでもないよ…ローデリックさん、きき緊張してるんじゃない?」
ローデリック
「それはアンタの方だろう」
参列者をみると、騎士隊がいるとやっぱりカッコいいなと思ってしまう。
ローデリックみたいな奴でも。
チチェスター家は元々、旅人としか恋愛しないローデリックの父親テリー・シャピーのために帰化させた旅人の姓なので消滅しても構わないのだが、ローデリックとこうして縁があるわけなのでチチェスター姓を確保する。
ローデリック
「がんばれよー!ドゥーガル!」
画面のどこからか嫌なものが見えるような。
アンジェル・ポター
「お幸せに!」
またお前か、アンジェル!
視界に入るな!
アンジェルさんに罪はない
せっかくの式なのに不快な思いをしてしまった。
なんとか取り繕って顔に出さないようつとめる。
ルイーズちゃんから騎兵選抜の応援要請がくるが内心応援できなかった。
ルイーズちゃんが騎兵になるとゲロルドと結婚できなくなる..
息子さんの結婚のお祝いをしようと声をかけたらちょうどローデリックの誕生日だった。
リンゴ
「お誕生日おめでとうございます。誕生日に息子さんの結婚式なんていいことずくめですね」
ローデリック
「ありがとう。アンタがドゥーガルと仲よかったなんて知らなかった…」
バルナバがいたので声をかけてみる。
バルナバ
「探索と試合では使うスキルが違うから試合や探索の前には忘れずに設定しておかないとね..」
リンゴ(そんなことしたことない..)
夕刻、
山岳トーナメントの時間
進行は山岳顧問となったバーニーがつとめる。
先制はメーベルだったが、
武器の相性なのか攻めきれず、アルシアが怒涛の反撃を開始する。
アルシアは父の前で勝利を飾った!
騎兵選抜はルイーズちゃんが負けていた。
良かった..ゲロルドはやくプロポーズするんだ!
多分来年も応募すると思う..
恒例の隊長コンビをダンジョンに突っ込む。
コイツら好き合ってるくせに普段一緒にいないんだもん、進展しない!!
ほぼ同じレベルの二人をダンジョンに。
さて、夜が近づいたからアルフォンソ君のお家にいくことに。
噴水通りに住んでいる彼の近所を見て笑った
全員知ってる奴らだ。
ヒースコート・クレイヴン(親戚)
サガモア・ボイド(リリー時代からの友人)
ギオルギー・ラウル(義弟)
ティム・マルチネス(昔からの仲良し)
ほかの建物をみると知らない人ばかりだった。
たまたまここに友人たちが集結?しているらしい
なんか楽しそうだ
そしてアルフォンソ宅には誰もいなかった。
夕刻3くらいなのにいないとは..
ロレーナちゃん、アルフォンソ君の話とおりジッとしていないようだ。
夜になると誰もいないお家で出産が開始された。
突然わいた三人。
ロレーナちゃん、お疲れ様!!
ンマ家にいたところイマノルが差し入れを持ってきてくれて酒場に誘ってきた。
イマノル
「今から少し飲まない?」
リンゴ
「バカノルからの誘いなんて珍しいねー。いいよ」
アルフォンソ
「遅い時間にありがとう。デリアのこと抱いていってやってよ」
リンゴ
「是非!」
ンマ夫妻の赤ちゃんはデリアちゃんというお名前でした♪
エルネアの赤ちゃんはみんな天使♪
元気に育ってね♪
ロレーナちゃんのアカデの力を継承しています。
どんな子に育つか楽しみだね♪♪
ンマ家を後にして酒場へ。
イマノルと酒場に入ると騎士隊と魔銃師会の人の姿が。
ローデリックとティアゴだ。
今日はローデリックの誕生日だし、息子が結婚したからお祝いでもしているんだろうか。
イマノル
「男同士、スケベな話でもしてるんじゃない?」
リンゴ
「バカノルじゃあるまいし」
鼻で笑いとばしてやった。
イマノル
「男なんて仕事の話か女の話しかしないだよー」
*イマノルの個人的な意見です..趣味の話、結婚してるなら子供の話などあると思いますが..
リンゴ
「スケベなバカノルと、あのぼへーーっとしてるローデリックさんを一緒にしないで」
イマノル
「じゃあ、ティアゴさんの趣味の話か?あの人変な仮面集めてるだろ。そんな仮面の話どうしたら話が広がるんだよ」
魔銃師会に入るとなぜか集め出す謎のお面
リンゴ
「ティアゴ君もローデリックさんレベルでくだらない話しかしないんですー」
なぜか勝ち誇るリンゴ..
ティアゴ
「おい、そこの二人。酒場に入って早々、人の悪口を大声で言うとはなんなんだ。撃つぞ」
イマノル
「お腹すいたなー。何食べる?」
リンゴ
「この時期はラゴステーキでしょ♪」
イマノル
「よし、そうしよう」
急に二人は仲良しな感じになってウィアラさんに注文しに向かう。
ティアゴ
「シカトとはいい度胸だな」
二人はラゴステーキを買って、ティアゴたちのテーブルに勝手についた。
悪口?を言われた二人は冷たい目でイマノルリンゴコンビを見ている。
リンゴ
「向こうで飲もうか、バカノル」
イマノルといるとつい変なことを口走ってしまうし、視線が痛い。
ローデリック
「ここで飲めば?人数多い方が楽しいし」
リンゴ
(ローデリックさんが、楽しい??その仏頂面で楽しいとかあるの?)失礼だw
不安げにティアゴをみると、その視線に気づいて
ティアゴ
「ローデリックもこう言ってるし、ここにいれば」
二人の許可もおりたので四人で飲むことに。
リンゴ
「ローデリックさん、ドゥーガル君のお嫁さん美人だったね♪」
ローデリック
「うーん…まあ、そうかも。悪い子ではないと思う…」
リンゴ
「イラリオのところももうすぐ産まれるし、ティアゴ君もローデリックさんのところも順調だね。それに引き換えバカノルは…」
イマノル
「うわ、小言始まるw」
リンゴ
「結婚っていいよー。赤ちゃん可愛いよ?」
イマノル
「リンゴみてると結婚いいって思えない…」
リンゴ
「え?!私幸せだよ!?」
ローデリック
「かわいそうに」
普段無表情のくせにこんな時だけ哀れみの表情を浮かべくる。
リンゴ
「ローデリックさん、かわいそうとか言わないで!」
ティアゴは終始無言で表情を消して酒を飲んでいる。
イマノル
「好きでもない奴と妥協して結婚するの?で、その結果がこちら?うわーやだなー」
リンゴ「バカノルー!」
ローデリック
「ほかにいいと思うコいない?女性が少ないといっても彼氏いない子まだいるはずだけど」
イマノル
「だってさー、アルシアが完璧すぎて他の子がいいと思えないんだよねー」
リンゴ「アルシア本当にいい子だしね」
イマノル
「アルシアのおっぱいより触り心地のいいのがあるのかなーって思うし」
リンゴ
「アンタ、そんな事ばっかり言ってるの」
イマノル
「例えばさ、リンゴを見ても別におっぱい触りたいと思わないし。触れば好きになるのかな?」
リンゴ
「触ったら好きになるとかじゃないと思う。順番がおかしい」
イマノル「じゃあ、無理だなー」
リンゴ「奇遇だね、私も無理ー」
イマノル
「ティアゴさんはこの胸がいいんだよなー。分からないなー」
ティアゴ「…変な事言うなよ」
リンゴ
「バカノルは分かってないなー。ティアゴくんは、山岳兵の女性の足が好きなんだよ!あのスカート丈!あの場にいたから聞いてたでしょ?」
ティアゴ
「…そこも変な事言わないでもらえる?」
ローデリック
「変態しかいない..」
イマノル
「じゃあ、そーゆーローデリックさんは?」
ローデリック
「は?」
イマノル「女のすきなところ」
ローデリック
「うーん……考えたことないけど…強いていうなら」
リンゴ
「強いて言うなら?」
ローデリック「手」
リンゴ「手?」
ローデリック
「手が綺麗な人っていいなとは思う」
リンゴ「なるほど、変態たちとは違うね」
イマノル
「みんなカミングアウトしたからリンゴもだよ。」
リンゴ「私が女性の好きなところ?」
イマノル
「馬鹿、男に置き換えてw」
リンゴ
「えっ………」
なんて難しい質問……
変な事が言えない。
ローデリックは色々気づいているようだが、そこをカミングアウトするわけにもいかない。
リンゴ
「…強い人?」
イマノル
「陛下当てはまらないじゃーん!弱っちいのに」
陛下相手に容赦のない物言いのイマノル隊長。ヴェルンヘルの耳に入るとあとが怖そうです。
リンゴ
「ヴェルンヘルは陛下だから弱くていいの」
リンゴはリンゴでちょっとひどい言い方。
イマノル
「リンゴの好みは分かりやすいけど。武術職の制服好き」
リンゴ
「え?!そうなの?!私武術職の制服フェチ?」
イマノル
「リンゴの周り、武術職だらけだし」
特に初期のリンゴの交友関係は、山岳と魔銃師会、騎士隊だった。
リンゴ
「知らなかった..でもそうかも..知り合いだいたい制服きてる..っていうか今いるメンバーみんな制服着てる..え?今ハーレムじゃん..」
バカノルはどうでもいいけど
イマノル
「リンゴはおじさんキラーなんだから、おじさんが好きなんでしょ?」
リンゴ
「そのあだ名やめてほしい..まあ、おじさん好きなのは認めるけどね!バルナバさんもバーニーさんも大好きだし!あ、エドモンドさんもティアゴ君もローデリックさんもルークおじさんも__」
ローデリック
「この人、酔ってるね、大丈夫?これ以上喋らせて」
ティアゴ
「___さあ……」
こうして楽しい夜は更けていった。