ブログデビュー

そして父になる

先日テレビでやっていた「そして父になる」を見ました。

是枝監督の映画は今まで何本か見たいものがあったのですが、結局見たのは
「歩いても歩いても」だけです。

やっぱりこの映画はテーマが重い。
参考文献もあるみたいなので、そちらも気になるところです。

自分の子どもが入れ違っていた、しかも6年間も知らずに他人の子どもだったなんて
自分だったら・・・と考えはするけど考えが全然及びません。

尾野真千子が「母親なのに気付かなかった」と自分を何度も責めますが
初めての子どもで、とにかく最初は大変でそんなの気付くわけない！！
よっぽど顔に特徴でもあれば別ですけど・・・。

子育てに興味のなかった福山さん演じる父親が、だんだんと親としての自分に気付き始めるところは
涙が出ます。

血のつながりがなくても愛情があれば親子だという考えも正しいし、
やっぱり血のつながりはゆるぎないものだというのも実際。

でもやっぱり心とか愛情があるのが大前提。

昨日も子育てに疲れて母親が子供を殺したという事件がありました。
そのお母さんも決して子どもが嫌いな訳じゃなく、ひょっとしたら子供を思うあまりだったのかもしれません。

映画の結末は少しあいまいなまま。
ハッピーエンド寄りになっていますが、その後が気になるところ。

色々考えてしまう映画でした。

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