2015年03月18日
阪神大賞典(GII)&ファルコンステークス(GIII) 展望
3月21日(土)
中山11R 15:45
第29回 フラワーカップ(GIII)
3歳オープン
1,800m(芝)(牝)別定
◎【ノットフォーマル】
前走11番人気ながら重賞フェアリーSを制覇。中山マイルを2枠4番スタートから先行押し切りで制したものだが、決して楽に逃げられたわけではなく、ラストでもうひと伸びしたことも含め一概にフロック視するのは禁物だ。距離延長、そして開催が進んで荒れてきた馬場と、この馬にとって前走より競馬がしやすい状況が整っており再度の勝ち負けは十分に可能。ここ2週のトラック調教では追走先着を連発し、2カ月半ぶりを思わせない状態面も好走を予感させる。
○【アルビアーノ】
新馬勝ち、500万勝ちとここまで逃げ切って無傷の2戦2勝。初戦はノーステッキ、2戦目は軽く一発入れられただけで後続を突き放しての圧勝を収めるなどまだまだ奥は深そうで、今回は2ハロン延長となるがあっさりこなしそうではある。終い重点だった1週前のウッド追いでは、軽く促されただけで猛然と弾けており、前走からの上積みは顕著。最近のトレンドとなっている感のある“2戦2勝馬が3連勝で重賞初制覇”がここであっても決して驚けない。
▲【ディアマイダーリン】
昨秋の500万特別赤松賞を勝って以来、4カ月ぶりの一戦となる。その前走で2着に負かしたのが先週アネモネSを勝って桜切符を手にしたテンダリーヴォイス、4着だったのが同じくアネモネS2着に入ったメイショウメイゲツで、レースレベルは明らかに高かった。2月中旬、東京のクイーンCで復帰する予定だったが体調整わず自重。本来のスケジュールとは異なり、初となる中山コースでの復帰がどうかだが、力量は重賞で通用するものがあるはずだ。3月に入ってからは古馬相手に追走同入を連発するなど、一頓挫の影響は払拭されたようで状態に関しては不安なし。
△【ローデット】
ノットフォーマルが勝った前走フェアリーSで3/4馬身差の2着。中山マイルでの8枠15番スタートだっただけに、内容的には勝ち馬と同等以上のものがあったと考えていい。昨年暮れの中山芝2000m戦では2歳レコードを更新して勝利しており、距離延長は歓迎。現状の荒れてきた馬場にフィットするかがどうかだが、中山での崩れなさは評価できる。2カ月半ぶりだが、坂路とトラックを併用し本数は十分に消化。この馬の力は出せるだろう。
△【ロッカフラベイビー】
抽選対象の賞金400万円組。アンバーシャダイ、サクラバクシンオー、イブキマイカグラと数々の名馬を送り出しているクリアアンバー一族の末裔。血統背景に違わぬ高い素質の持ち主と早くから評価されており、1戦1勝の身で阪神JFに登録があったほどだ(除外)。2走前の500万特別、前走のクイーンCとスムーズさを欠いたため勝ち負けには至っていないが、それぞれのレースで進路が開いてからの伸び脚は鋭さ満点で、能力の片鱗を物語っている。マイルはやや忙かった印象で、じっくりタメられるこのぐらいの距離が吉と出る可能性はあるだろう。前走時にある程度仕上がっていただめ中間は軽めの内容に徹しており、時計こそ平凡だが好調はしっかりキープできている。
中京11R 15:25
第29回 ファルコンステークス(GIII)
3歳オープン
1,400m(芝)別定
◎【ケツァルテナンゴ】
近3走マイルの重賞に挑み、いまひとつパンチを欠く走りが続く。しかし前走のアーリントンCは狭い最内に突っ込み脚を余した感はあり、それでいながら0秒4差7着で仮にスムーズなら馬券圏内は十分にあったはず。2カ月の休養がいいリフレッシュになったようでラストの脚は目を見張るのがあったし、ひと叩きされたここは中京2歳S勝ちを見直されていい。中間は折り合い重視の稽古で落ち着いたところを見せており、前走がいいガス抜きになったようで、これも前進材料だ。
○【ブリクスト】
新潟2歳Sで5着、ききょうSとクロッカスSで2着とオープン勝ちはないものの、瞬発力を武器に世代上位の走りを続けている。気性面は良くも悪くも前向き過ぎるところがあり、現状は1200m〜1400mがベストだろう。中京では新馬勝ち、500万勝ちと2勝を挙げており、最も得意な舞台なら初タイトルの可能性十分。短期放牧明けになるが1週前追いではラスト1ハロンで豪快な伸び脚を披露できており、リフレッシュ効果は大きかったようだ。
▲【アクティブミノル】
昨年7月の函館2歳Sを勝ちこの世代初のJRA重賞勝ち馬となった。休養からの復帰後は京王杯2歳Sで6着、朝日杯FSで5着と持ち前の先行策から粘って健闘できており、GIIIのここなら争覇圏入りは可能だろう。3カ月ぶりだが気性が勝ったタイプで、帰厩後はさっそくキビキビしたところを見せている。あとひと追いで万全の態勢となりそう。
△【フミノムーン】
今回と同じ中京芝1400mの前走なずな賞での勝ちっぷりが鮮やかだった。折り合い面に難を抱える現状だが、クラスが上がって流れが速くなるのはむしろ歓迎だろうから、初重賞でも通用の雰囲気。前走後はここ一本に絞り、入念な調整が進んでいる。1週前追いでは年長の重賞勝ち馬ケイアイレオーネ相手に渋太く喰らいついており、前走以上のデキにありそう。
△【レンイングランド】
前走のシンザン記念では軽快な逃げから粘り込み、勝ち馬にアタマ+ハナ+クビ+クビ差の5着と大健闘。2走前のクリスマスローズSでも抜群の出脚から逃げ切っており、ハナを奪えればとにかく渋太い。未勝利勝ちが洋芝、500万勝ちをダートで挙げているパワー型の馬で、タフな中京芝はいかにもフィットしそう。同型との兼ね合いがどうかだが、主導権を握れれば上位を争うはず。騎手騎乗だったとは言え、1週前の栗東坂路で4F51秒4の猛時計をお釣り残しでマークしており、デキに関しては文句なし。
中山11R 15:45
第29回 フラワーカップ(GIII)
3歳オープン
1,800m(芝)(牝)別定
◎【ノットフォーマル】
前走11番人気ながら重賞フェアリーSを制覇。中山マイルを2枠4番スタートから先行押し切りで制したものだが、決して楽に逃げられたわけではなく、ラストでもうひと伸びしたことも含め一概にフロック視するのは禁物だ。距離延長、そして開催が進んで荒れてきた馬場と、この馬にとって前走より競馬がしやすい状況が整っており再度の勝ち負けは十分に可能。ここ2週のトラック調教では追走先着を連発し、2カ月半ぶりを思わせない状態面も好走を予感させる。
○【アルビアーノ】
新馬勝ち、500万勝ちとここまで逃げ切って無傷の2戦2勝。初戦はノーステッキ、2戦目は軽く一発入れられただけで後続を突き放しての圧勝を収めるなどまだまだ奥は深そうで、今回は2ハロン延長となるがあっさりこなしそうではある。終い重点だった1週前のウッド追いでは、軽く促されただけで猛然と弾けており、前走からの上積みは顕著。最近のトレンドとなっている感のある“2戦2勝馬が3連勝で重賞初制覇”がここであっても決して驚けない。
▲【ディアマイダーリン】
昨秋の500万特別赤松賞を勝って以来、4カ月ぶりの一戦となる。その前走で2着に負かしたのが先週アネモネSを勝って桜切符を手にしたテンダリーヴォイス、4着だったのが同じくアネモネS2着に入ったメイショウメイゲツで、レースレベルは明らかに高かった。2月中旬、東京のクイーンCで復帰する予定だったが体調整わず自重。本来のスケジュールとは異なり、初となる中山コースでの復帰がどうかだが、力量は重賞で通用するものがあるはずだ。3月に入ってからは古馬相手に追走同入を連発するなど、一頓挫の影響は払拭されたようで状態に関しては不安なし。
△【ローデット】
ノットフォーマルが勝った前走フェアリーSで3/4馬身差の2着。中山マイルでの8枠15番スタートだっただけに、内容的には勝ち馬と同等以上のものがあったと考えていい。昨年暮れの中山芝2000m戦では2歳レコードを更新して勝利しており、距離延長は歓迎。現状の荒れてきた馬場にフィットするかがどうかだが、中山での崩れなさは評価できる。2カ月半ぶりだが、坂路とトラックを併用し本数は十分に消化。この馬の力は出せるだろう。
△【ロッカフラベイビー】
抽選対象の賞金400万円組。アンバーシャダイ、サクラバクシンオー、イブキマイカグラと数々の名馬を送り出しているクリアアンバー一族の末裔。血統背景に違わぬ高い素質の持ち主と早くから評価されており、1戦1勝の身で阪神JFに登録があったほどだ(除外)。2走前の500万特別、前走のクイーンCとスムーズさを欠いたため勝ち負けには至っていないが、それぞれのレースで進路が開いてからの伸び脚は鋭さ満点で、能力の片鱗を物語っている。マイルはやや忙かった印象で、じっくりタメられるこのぐらいの距離が吉と出る可能性はあるだろう。前走時にある程度仕上がっていただめ中間は軽めの内容に徹しており、時計こそ平凡だが好調はしっかりキープできている。
中京11R 15:25
第29回 ファルコンステークス(GIII)
3歳オープン
1,400m(芝)別定
◎【ケツァルテナンゴ】
近3走マイルの重賞に挑み、いまひとつパンチを欠く走りが続く。しかし前走のアーリントンCは狭い最内に突っ込み脚を余した感はあり、それでいながら0秒4差7着で仮にスムーズなら馬券圏内は十分にあったはず。2カ月の休養がいいリフレッシュになったようでラストの脚は目を見張るのがあったし、ひと叩きされたここは中京2歳S勝ちを見直されていい。中間は折り合い重視の稽古で落ち着いたところを見せており、前走がいいガス抜きになったようで、これも前進材料だ。
○【ブリクスト】
新潟2歳Sで5着、ききょうSとクロッカスSで2着とオープン勝ちはないものの、瞬発力を武器に世代上位の走りを続けている。気性面は良くも悪くも前向き過ぎるところがあり、現状は1200m〜1400mがベストだろう。中京では新馬勝ち、500万勝ちと2勝を挙げており、最も得意な舞台なら初タイトルの可能性十分。短期放牧明けになるが1週前追いではラスト1ハロンで豪快な伸び脚を披露できており、リフレッシュ効果は大きかったようだ。
▲【アクティブミノル】
昨年7月の函館2歳Sを勝ちこの世代初のJRA重賞勝ち馬となった。休養からの復帰後は京王杯2歳Sで6着、朝日杯FSで5着と持ち前の先行策から粘って健闘できており、GIIIのここなら争覇圏入りは可能だろう。3カ月ぶりだが気性が勝ったタイプで、帰厩後はさっそくキビキビしたところを見せている。あとひと追いで万全の態勢となりそう。
△【フミノムーン】
今回と同じ中京芝1400mの前走なずな賞での勝ちっぷりが鮮やかだった。折り合い面に難を抱える現状だが、クラスが上がって流れが速くなるのはむしろ歓迎だろうから、初重賞でも通用の雰囲気。前走後はここ一本に絞り、入念な調整が進んでいる。1週前追いでは年長の重賞勝ち馬ケイアイレオーネ相手に渋太く喰らいついており、前走以上のデキにありそう。
△【レンイングランド】
前走のシンザン記念では軽快な逃げから粘り込み、勝ち馬にアタマ+ハナ+クビ+クビ差の5着と大健闘。2走前のクリスマスローズSでも抜群の出脚から逃げ切っており、ハナを奪えればとにかく渋太い。未勝利勝ちが洋芝、500万勝ちをダートで挙げているパワー型の馬で、タフな中京芝はいかにもフィットしそう。同型との兼ね合いがどうかだが、主導権を握れれば上位を争うはず。騎手騎乗だったとは言え、1週前の栗東坂路で4F51秒4の猛時計をお釣り残しでマークしており、デキに関しては文句なし。
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