パチンコとの訣別

前々から、パチンコはやめなくてはいけないと思っていた。

しかし、決定的なきっかけがなかったのだ。

いや、そのきっかけとやらから目をそらしていただけなのかもしれない。

きっかけは老朽化していた通勤の脚である原付二種のスクーターをようやく新調させてもらったからだ。

月々の生活は決して余裕があるわけではない。

にもかかわらず、愚妻は「修理費が高くつくくらいなら、新しいの買っちゃえばいいじゃん。」と。

まさに「神の声」だった。

それと同時に「これ以上愚妻に負担はかけられない、かけてはいけない。」と思った。

新しいスクーターが納車されたので、昨日は仕事帰りに最後の闘いを挑んだ。

最後の闘いの場に選んだのはおいらのマイホール「ダイス」。



対決する台は「魔戒ノ花　媚空」。

運良く「媚空」が空いていた。

前日は日曜日。

かなり激しく爆裂させたようだ。

おいらが座ったときには５回大当たり。

いずれも単発。

負けて終わることを覚悟していた。

ところが最初の５回転目で大当たり！

秋元の半ケツを拝む。

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とりあえず３連チャンで終了。

しかし、この日の「媚空」は違っていた。

カードゲームバトル。

いきなり蛍雪がカードを磨く。

今まで見たことのない展開。

そのまま引き戻す！

これはうれしい！

途中「ＢＩＧ ＧＡＲＯ ＢＯＮＵＳ」を３回も引き当てる！

それに「ＥＸＴＲＡ ＢＯＮＵＳ」なるものも！

どうしたんだ？いったい？

サービスよすぎるぞ、秋元。

結局８連チャンで終了。





本当に最後のお別れで空いていた「ザル契」も余り玉で打ってみた。

普段は大口しか叩かないザルバも秋元に呼応したのか？

いきなり「コングラッチュレーション！」なんて大騒ぎ。

ザルバとの楽しい時間は３連チャンで終了。

今までおいら自身の感情の赴くままに愚妻のことを省みずにパチンコしてきた。

だけど、今度ばかりは本気でやめなければいけない、いわば「潮時」を迎えたのだ。

愚妻よ、本当にゴメン。

パチンコをやめるにあたって、皆が口々に云うセリフ。

「絶対にやめられないよ。」

「最初の二週間がめちゃキツいっすよ。」

とりあえずは最初の一週間、この中毒症状から立ち直る努力をしよう。



これが本当の「引退宣言」にする！

そうでなくては困るのだ。