ゴルフでは、たかが
”握る”ということが、
本当に恐ろしい変化を招きます。
いや〜〜〜〜、まったくもって見た目でははかれないスポーツであります;;
今回はその”握る”ことに注目します。
グリップの理論は世に多く出回っていますが、
単純に考えると、どんなグリップでもちゃんと当たれば問題ありません。
しかし、どんなグリップでも当たるなんて生やさしいものじゃないんです><
だからこそ、
標準化されたグリップ法があるわけですね。
大きくわけて、
スクエアグリップ、フックグリップ(ストロンググリップ)、スライスグリップ(ウイークグリップ)の三つがあげられますが、みなさんはどのグリップ法を使ってますか?
最近では、
フックグリップが人気になってきていますが、
このフックグリップ!
ちょっとした
落とし穴があります。。。
それは・・・・
振り遅れでもストレートボールがでてしまうという点なんです。
まず、フックグリップでは
左手がかぶさった形になります。
すると、右手が覆いかぶさろうとしてインパクトするため、左に曲がるフックショットになるわけです。
ただ、これは必ずそうなるというわけではありません。
というか。。。
フックグリップでアドレスしたならば、その状態でインパクトするのが
本来のスクエアといえます。
しかし、人体の動きの理論では、そうはならない・・・みたいですね。
いやいやいや!!!!
なにを言う、私も昔フックグリップだったんですが、
フックなんてものは
一切でませんでした。
むしろ、右に曲がる確率のほうが多かったように思えます。
では、なぜフックグリップなのにストレートボールが打てるのか。
これは、
振り遅れが連動して起こる現象だったんです。
インパクトまでに、腰が先行して腕が遅れるてしまうと、
通常ならスライスするはずです。
なにせ、インパクトまでに手首の返しを完全に完了できない状態でボールを打ってしまうわけですから。
もちろん、それだけではなく、インサイドの軌道になるなど、いろんな
マイナス要素があるわけです。
しかし、それらはすべてが
スライスを招く原因ですね。
ここまで言えば分かると思いますが、
スライスしやすいなら、フックグリップでは・・・・
どうなるかお分かりですね。。
マイナスにプラスを足して、プラマイ0です^^;
まぁーそんな簡単な話ではないんですけどね。。。
つまり、振り遅れした場合のインパクト状態が、フックグリップでは
ちょうどスクエアになってしまうということです。
でもさ〜、うまく打てるならそれでいいじゃん!
と、思いますよね。
そうなんです!僕も当時はそうでした。
しかし、これは
アイアンの場合には良いことですが、ドライバーでは・・・
完璧なスライサーとなってしまうんです!!!!
ドライバーは、完璧とまではいいませんが、
ほぼ完璧にフェースをスクエアでインパクトさせなければ、ストレートボールはでません。
そうなると、この振り遅れが
最悪のスライスボールを招いてしまいます。
ドライバーのような長いクラブになると、
アイアンのようなロフト角とフェースの重さに助けられるようなことはまずありません。
さらに、
縦軌道と横軌道という違いも、これまた痛い要素になります。
縦軌道では、振り遅れしたとしても、
それほど大きく遅れることはありません。
しかし、横の軌道では、
極端にそれが目立ってしまいます。さらにクラブの重さも軽いので、アイアンとの遅れの差は歴然です。
そうなると、どうあがいてもスライスが多発してしまうんですね。。。。
ただ、
フックグリップが悪いといってるわけではありません。フックグリップによって、
スクエアに打ててると勘違いしてはいけないということです。
もちろん、フックグリップでも腰が先行せず、しっかりスクエアでインパクトできてる方も大勢います。
僕のように、「おっ、完璧じゃん!」と思い込まないでください^^;
後で気づいたときには、すでに癖になっていて、
矯正がものすごく大変なんてことになりかねません。
アイアンでは、どのようなグリップでも
多少よく打ててしまいますが、
ドライバーではそうはいかないのです。
フックからスクエアグリップに変更して思ったこととしては、
やはりドライバーでは、
スクエアグリップで かつ 腰と腕がちゃんと連動したボディーターンで打つことが、一番安全で確実に打てます。
とりあえず・・・・・お気をつけください^^;