DJ-【ﾏｰｹｯﾄ･ﾄｰｸ】
スイス中銀、ユーロ売り・ドル買いが必要になる

9月6日 20時32分
20:31(ダウ・ジョーンズ)

HSBCの通貨ストラテジスト、スチュワート・スコット氏は、スイス国立銀行(中央銀行)はユーロ売り・ドル買いを行わねばならないだろうと言う。スイス中銀がドル対スイスフランではなく、ユーロ対スイスフランの相場だけに介入しようとしているのならば、そして外貨準備を現在の比率近辺に維持したいのならば、ユーロ売り・ドル買いの必要があると指摘した。「市場はユーロ対ドルの動きを間違えていると思う」と言う。現在、スイス中銀の外貨準備は約55％がユーロで、25％がドル、10％程度が円だ。この比率を維持するには、「ユーロ売り・円買いとユーロ売り・ドル買いの必要がある」と言う。現在、ユーロは1.4143ドルおよび1.2047フラン程度で取引されている。