2011年07月15日
放射能汚染牛肉が市場に流通―消費者に衝撃
ウォール・ストリート・ジャーナルから引用
放射能汚染牛肉が市場に流通―消費者に衝撃
2011年 7月 13日 9:17 JST
http://jp.wsj.com/Japan/node_272246
(前略)
福島県の担当者によると、同県は福島第1原発から近い地域で飼育されていたすべての牛について、外部検査、つまり体の表面の検査を行っていた。今回汚染が発覚した牛はすべてこの外部検査をクリアしていたという。
また同県は農家に対し、被ばくリスクを判断するための質問票に回答するよう求めていた。その中には牛がどんな水を摂取していたか、どこで飼育されていたか、どのようなものを餌としていたかといった質問があった。県の担当者によれば、汚染された牛を飼育していた農家は汚染された餌を与えていないと回答していたが、それが事実ではないことが分かったという。
この農家は後になって、屋外に置かれ、放射性降下物にもさらされていたわらを牛に与えていたことを認めた。その後の検査でわらから非常に高い濃度の放射性セシウムが検出された。そのわらは牛に内部被ばくを引き起こしたが、県の検査ではそれを検知することができなかった。
福島県やその他の自治体は同時に、汚染された可能性のある地域の肉の一部を、食肉処理された後に検査している。しかし、検査には時間がかかるため、実施の割合は非常に低い。厚生労働省の広報担当者によると、9日に汚染された肉が発見される以前に実施された福島県産の牛肉の検査件数はわずか45件。検査を受けた肉の割合は恐らく出荷された肉の1%にも満たない。
放射能汚染牛肉が市場に流通―消費者に衝撃
2011年 7月 13日 9:17 JST
http://jp.wsj.com/Japan/node_272246
(前略)
福島県の担当者によると、同県は福島第1原発から近い地域で飼育されていたすべての牛について、外部検査、つまり体の表面の検査を行っていた。今回汚染が発覚した牛はすべてこの外部検査をクリアしていたという。
また同県は農家に対し、被ばくリスクを判断するための質問票に回答するよう求めていた。その中には牛がどんな水を摂取していたか、どこで飼育されていたか、どのようなものを餌としていたかといった質問があった。県の担当者によれば、汚染された牛を飼育していた農家は汚染された餌を与えていないと回答していたが、それが事実ではないことが分かったという。
この農家は後になって、屋外に置かれ、放射性降下物にもさらされていたわらを牛に与えていたことを認めた。その後の検査でわらから非常に高い濃度の放射性セシウムが検出された。そのわらは牛に内部被ばくを引き起こしたが、県の検査ではそれを検知することができなかった。
福島県やその他の自治体は同時に、汚染された可能性のある地域の肉の一部を、食肉処理された後に検査している。しかし、検査には時間がかかるため、実施の割合は非常に低い。厚生労働省の広報担当者によると、9日に汚染された肉が発見される以前に実施された福島県産の牛肉の検査件数はわずか45件。検査を受けた肉の割合は恐らく出荷された肉の1%にも満たない。