2011年07月04日
英ポンド、キャリー取引の調達通貨として理想的
DJ-【マーケット・トーク】
英ポンド、キャリー取引の調達通貨として理想的
7月4日 20時22分
20:22(ダウ・ジョーンズ)
現在の英ポンド安は当面変わりそうもないため、英ポンドをキャリー取引の資金調達通貨に利用することが考えられると、コメルツ銀行は指摘する。「英中銀イングランド銀行は深刻なバランスシートの悪化に直面しており、これが利上げの障害になるだろう。マネーサプライ(M4)が引き続き減少すれば、追加資産買入の可能性も否定できないとみている」と言う。相場の値動きが小さくなればキャリー取引の旨みが増すが、英ポンドも例外ではないと同行は述べ、「英ポンドはG10の資金調達通貨のうち最も変動率が低いため、資金調達通貨として理想的だ」としている。現在、英ポンドは1.6100ドル近辺、ユーロは0.9017英ポンド前後で推移している。
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