FXを始めるには?まず市場の仕組みを知っておこう
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FXを始めるにあたって
意外と知られていないのが
「実際にどのように取引がされているのか?」
というFXの市場の仕組みのところ。
FXを始めるにはとりあえず
1.FX業者の口座を選んで
2.口座開設する
3.それぞれのFX業者のツールを使って「買い」「売り」を行う
これだけで始めることができます。
で、私たちは
FX業者のツールを使って
「買い」だとか「売り」だとか日々やっているわけです。
毎日ニュースなどで
「今日は1ドル = 108円5銭」とか
インターバンク市場で発表されています。
「いやぁ〜俺達の買いだとか売りだとかがレートに反映されているんだなぁ」
としみじみ見てしまうかもしれませんが
実は私たち個人投資家は
このインターバンク市場には参加できていないのです。
つまり毎日ニュースなどで
「今日は1ドル=100円です。」などと
インターバンク市場で発表されているレートには
私たちの買いだとか売りだとかは直接影響していないわけです。
「えっ?でも日々トレードしてるよ?どういうこと?」
「じゃあ毎日私たちが売り買いしているトレードはどこで行われているんだ?」
という疑問が出てくると思います。
これからFXを始めるという時に
FXの世界のことを理解しないまま、
あなたの大切なお金を投じるなんて気味が悪いですよね。
なので今回はFXの市場の仕組みを
あなたに徹底的に理解してもらいます。
まずはこの部分から理解していきましょう!
1、インターバンク市場と対顧客市場ってなに?
1−1 インターバンク市場
1−2 対顧客市場
2、なぜ為替は動くのか
2−1 貿易による通貨交換
2−2 他国の株や国債等を買うための通貨交換
2−3 投機的な売買による通貨交換
2−4 介入
3、なぜ僕らは集団心理を利用してトレードするのか?
外国為替取引市場には
- インターバンク市場
- 対顧客市場
私たちが普段取引しているのは対顧客市場と呼ばれる方です。
一つずつ説明していきますね。
インターバンク市場では金融機関や証券会社同士が取引を行っています。
よくニュースなんかで取引所の映像が流れたりしますが、
株とかと違ってFXではインターバンク市場には取引所のようなものは存在しません。
バーチャルな世界だと思ってもらえればよいかと思います。
ここでの最低取引額は100万通貨です。当然レバレッジなんていうものもなく
100万ドル買うには1億円しっかり必要になります。
ここでだいたい1日、1兆5千万円〜2兆円くらいの取引が行われています。
ニュースなどで発表されているレートは、
このインターバンク市場で各証券会社や金融機関での相対取引の結果の
おおよそのものを伝えているにすぎません。
外国為替市場は相対取引。
つまり売り手と買い手の1対1の取引なので
実際には金融機関Aと金融機関Bの間では1ドル=100円で取引されていても
金融機関Cと金融機関Dでは1ドル=101円で取引することができるわけです。
お互いにそのレートで合意すれば取引出来てしまいます。
まぁしかし、取引するにはおおよその参考になるレートを知っておきたいですよね?
なのでインターバンク市場で取引のレートの基準を設けているわけです。
因みに株では株価が証券取引所によって提示されるので
どこの証券会社でやっても同じ株価での取引になります。
インターバンク市場には金融機関や証券会社が参加しているのに対し
対顧客市場では輸出入企業、機関投資家、ヘッジファンドなどが参加しています。
私たちが利用しているFX業者もこっちですね。
ちょっと図にして見てみましょう。
上図の右側の部分がインターバンク市場。(クリックで拡大)
証券会社や金融機関同士が取引をしています。
一方で上図の左側が対顧客市場。
私たち個人投資家はまずFX業者に口座開設をして
買いだの売りだの注文します。
そしてFX業者はカバー先の金融機関にインターバンクでの
通貨売買を依頼します。
しかし、ここからがあまり知られていないのですが
FXの業者は必ずしも私たちの注文をカバー先の銀行に依頼して
インターバンクでの売買依頼をしているわけではないということ。
例えば以下の場合、
まずAさんが1ドル100円で買いでFX業者に注文を出したとします。
似たようなタイミングでBさんが1ドル100円で売りたいとします。
このような場合FX業者は、何もインターバンクでの売買を依頼しなくても
それらの注文同士を相殺させることができます。
つまりノーリスクでスプレッドの分だけ儲けることができるというわけです。
この行為自体は法律で禁止されていませんし、
それがどうこう言うつもりは私はありません。
しっかり相場を読めていれば、結局のところ利益が出せますし。
ただFXをこれから始める人は、トレーダーがこういう環境で戦っているというのを
頭の中に入れておくと、色々と今後の学習の理解度が増すので
とりあえずはここまで覚えておいてくださいね。
外国為替市場の全体像が見えてきたところで
次はかなり大事な部分をお話しします。
今回の話はかなり重要です。
そして今回の話を最後まで聞くと、
色々なアプローチの仕方があるFX手法の中で
なぜ私が集団心理を利用したトレード手法を採用しているのか
が分かるようになりますので、最後まで読んでみてくださいね。
まず為替を動かす要因は大きく分けて4つあります。
- 貿易による通貨交換
- 他国の株や国債等を買うための通貨交換
- 投機的な売買による通貨交換
- 介入
これだけ見て嫌になってしまう人もいると思うので
分かりやすく説明しますね。
レートを動かす要因の一つ目が貿易です。
輸出や輸入の話ですね。
例えば日本の製品をアメリカの業者に売るために輸出したとします。
で、アメリカの業者はこの製品を購入しますよね。
アメリカなので持っているお金は基本ドルです。基本ドルで支払います。
で、最終的に日本の輸出業者はこのドルを円に交換します。
つまり手持ちのドルを売って、円を買うわけですね。
これはアメリカの企業側で手持ちのドルを円に換えておいて
日本の企業に円を渡しても、交換した国が違うというだけで結局同じことですね
そもそもインターバンク市場には世界中の銀行が参加してやりとりしているので
どこの国で交換しても特に大きな影響はないんですね。
話が逸れましたが、日本の製品を輸出してアメリカがその製品を輸入する時に
ドルを円に換えるという行為、つまりドルを売って円を買うという行為が発生します。
先ほども話したようにこのやりとりはインターバンク市場で行われるので
もちろん為替レートに影響を及ぼします。
こういったレートの差額を狙った投資目的ではなく
実際の商売の取引のために通貨の交換を行う機関のことを実需筋と言います。
「じつじゅすじ」です。私はよく噛みます。
ここでふと疑問に思った人がいると思います。
「マグさんは集団心理でトレードするって言ってたけど
実需筋のような実際の取引は、僕たち投資家みたいに
チャートパターンを見て〜とかやってないから集団心理もクソもないんじゃないの?」
と思う人もいるかもしれません。
でも実はこのような貿易目的の機関も
結局私たちと同じような振る舞いをしてしまいます。
それはなぜか?
為替を動かす要因の残りの3つを話したところで
その理由をお話しします。
今回は株とか国債の話ですね。
例えばアメリカの景気が悪いとき。
この前のリーマンショックのような材料が出てきた時、
多くの投資家は「こりゃ、アメリカの債券だとか株を持っていたらまずい」
と考えます。
じゃあ代わりにどこの国債や株を買おうかと考えたとき
「安定しているし日本の国債や株を買っておくか!」
ってなります。
例えばそういうドルを保有している投資家がいたときに
日本の株や国債を買うには手持ちのドルを一旦円に換えないといけません。
つまりここでも
・ドルが売られて(ドル安)
・円が買われる(円高)
ということになります。
大体要領は掴めてきましたか?
投機的な売買による通貨交換というのは
基本的に僕たちがやっているような
ドル円のレートが上がりそうだったら買い
下がりそうだったら売る
というような為替の値動きで
利益を取りにいく人達による通貨の交換です。
それぞれの人が自分の思惑の中で
自分が有利だと思う場所で買ったり売ったりします。
そして、この投機を行う人が多い市場では
大多数の人がレートが上がると予想すれば大多数の人が
買いでエントリーするので結果的にレートが上昇する
といったことが起きます。
みんなの思考が現実化してしまうわけです^^;
そして、そこで調子に乗って
大きな枚数でトレードして市場から退場させられていったり
ドラマが多いのが投機です。
最後に介入についてですが、
これは、これまで話してきた1〜3のような日常的な
通貨の交換ではありません。
例えば介入というの
はよく日銀介入という言葉を聞くとおもうんですけど
これは日本政府が過度に進んだ、円高や円安を防止して
政府が
「今、相場はこの水準で推移してほしい!」
と思う水準に相場をとどめようとする動きをいいます。
具体的には例えば円高が行きすぎた時は
中央銀行がドルを大量に買って円安/ドル高に持っていこうとする。
でも大きな流れがある時は
この日銀介入すら飲み込んでトレンドが
継続していってしまうんですけどね。
為替市場の世界の取引量は
中央銀行の取引量を余裕で上回るということです。
さて、ここからが本題です。
これまで1〜4の為替を動かす要因について話して来ましたが、
3の投機的な売買については集団心理が大いに働きそうなので
集団心理を学ぶことが大事だというのはわかると思います。
でも、1の貿易などの商売による為替の値動きや
2の株や債券等を買うための値動きなんかは
集団心理関係ないんじゃないのと思う人も多いのではないでしょうか?
4の介入については日常的なものではないので
今回の議論からは外すとして
実はこれらの1,2についても集団心理が働きます。
1の貿易などによる為替の値動きにしても
例えば日本の企業がアメリカに商品を輸出して
ものが売れたとします。
この時、日本の企業がその支払いを
ドルで受け取ったとしますよね?
後はこのドルを日本円に交換するだけ。
でも利益を追求するのが企業です。
「どうせなら、有利な場所でこのドルを円に変えよう!」
とか
「今度アメリカから商品を買うときのために
このドルをそのまま持っておこう。今円高だし。」
というように、ざっくり言うとこんな感じで
相場の動きを観察して実際の貿易のタイミングからずらして
通貨の交換を行ったりしているところもあるわけです。
これって、僕たちがやってる
FXのトレードと変わらないでしょ?
有利なところで買いたい、売りたいという集団心理が
働いてくるわけです。
3の他国の株や国債を買うのだって、
それを実行する際に他国の通貨を持つことになるから
結局投機的な判断が絡んできます。
ドル円のような多くの人が
日々取引をして上下に値が動くような
相場では、どうしても、その値動きを見ることになり
値動きを見て判断するということは
人間の心が動いてしまうということです。
だから僕たちは、その人間の心のかたより、
つまり集団心理を利用した
トレードを実行しているわけです。
長くなりましたが為替市場の仕組みと
市場の中で僕たち個人トレーダーがどのように
振る舞えば良いのか、薄っすらでもわかってもらえたでしょうか?
集団心理を利用したトレードについては
Lv.100勇者マグのFXトレード解体新書という
オリジナルレポートや
無料のメールマガジンでも、かなり深く話しているので、
これからFXを始めたいという人や
今まで集団心理なんて考えもしなかったという人は
是非学んで見てくださいね!
もっと基礎から学びたい人は
こちらのページで正しい順番でFXを学ぶことができるので
参考にしてみてください。
→ https://fanblogs.jp/fxsensei/archive/9/0
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