あの頃のクリスマス
小学生のころクリスマスが近くなると毎年そんなことを考えていました。
クリスマスが近くなると小学校に行くとクリスマスに今まで貰ったプレゼントの話しでもちきりになります。
みんながほしがる高価なゲーム機(64とかゲームボーイかなぁ)から、お菓子、服やら手づくりのマフラーなどそれぞれいろんなものをもらっています。
ちなみにぼくの家では毎年クリスマスの25日の朝起きたら頭の上か、寝ている部屋の隣の部屋にプレゼントが置いてありました。あの、朝起きてプレゼントを開ける瞬間はこの上ないドキドキ感です。
開けてみたプレゼントはすごく欲しかったおもちゃの時もあれば一度も欲しいと思ったことのないものの時もありました。
欲しかったプレゼントのときは飛び上がるような気分でした。ちなみに64。
しかし、プレゼントの話しをしていると、中にはプレゼントをもらったことのないと言う子やプレゼントは24日の夜に家族でクリスマスパーティをしてケーキを食べてそのときに親からもらうという言う子がいたりします。
そして印象的なのは「うちはクリスチャンじゃないからそういうのはないよ。」と言う大人びた子もいます。
そしていろんな子がいていろんな話しを聞いてるうちに、次第にサンタさんは自分の親であると薄々感じるようになりました。
しかし子供ながらにまるでサンタがプレゼントをくれていると思わせてくれる親に申し訳ないような気がして、親に「サンタはお父さんとお母さんでしょ。」とは言えませんでした。
なんか今考えたらいろんな家族、いろんな親がいる中で自分の親はぼくにサンタがいると夢をみせてくれたと思うと心があたたかくなります。
実はその与えてくれた夢が一番のプレゼントだなぁっと今は思います。
結局親から自分達がプレゼントをあげていたとは今まで一度も聞いていません。
やっぱりサンタはいるのかなぁ?