ふれ幅180°　日々是好日

去年の3月11日

家や

　家族や

　　友を失った人に比べれば

水が出ないとか

　電気が使えないとか

　　食べ物が手に入りにくいとか

そんなことは

大した事じゃないと思っている。

けど

先日3月11日を迎えた時

あまりにも周囲の状況が変わっていないからかは

分からないが

”1年も経った？”

って感じがする。

かと思うと

”1年しか経ってないんだっけ？”

って気もする。

あの日のことを覚えているのに

怖いでも

　大変でも

　　辛いでも

　　　悲しいでもなく

感情が記憶に乗ってこない。


でも”2時46分”に黙祷をしている時

一気に悲しみが押し寄せてきた。

きっと

同じ時に黙祷をささげた多くの人の悲しみが

とってもとっても大きかったのだろう。

その瞬間

まるで1年前に戻ったかのような気持ちになった。

”時間に引き戻される”

頭では知っていたけど

初めて体感した感覚。



事故や事件に巻き込まれ

心に傷を負った人が

「あの日から進めない」

って言うのはこういう感覚なのかな。