新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2015年09月14日
九州川内原発2号機 核燃料原子炉へ挿入作業 報道陣に公開
原子炉に核燃料を挿入する作業を続けている川内原子力発電所2号機 |
九州電力は12日、原子炉に核燃料を挿入する作業を続けている川内原子力発電所2号機(薩摩川内市、出力89万キロ・ワット)内を報道陣に公開した。
作業では、燃料棒を束ねた燃料集合体(縦横約20センチ、長さ約4メートル、全157体)を保管プールからクレーンでつり上げ、約50メートル離れた原子炉まで水中を移動させた後、ゆっくりと挿入していく。
原子炉上では、作業員4人が水中カメラの映像をモニターで見たり、燃料集合体の重量を表示した計器などを確認したりしながらクレーンを慎重に操作していた。1体あたりの運搬、挿入時間は約20分。
九電によると、作業に参加しているのは約50人で、11日午後1時10分から24時間態勢で続けている。12日午後5時までに全体の半数余りの83体を挿入した。14日までに完了する予定で、原子炉につながる配管に漏えいがないかなどの検査を受けた後、10月中旬に再稼働させる計画だ。
川内原発の米丸賢一次長は「これまでの経験や技術を生かし、一つひとつ丁寧、慎重に作業を進めていきたい」と述べた。
2015年09月11日
福島・飯舘村で除染袋が川に流出!?
環境省は11日、記録的な大雨の影響で福島県飯舘村の河川が氾濫し、東京電力福島第1原発事故に伴う除染で出た汚染廃棄物が入った大型の除染袋が川に流出したと発表した。
約30袋を回収したが、周辺一帯が冠水しており全体の流出数は不明。
回収した袋は破損しておらず、中身の漏えいは確認されていない。
環境省によると、流出したのは約1立方メートルの「フレコンバッグ」などと呼ばれる袋で、付近の農地の除染で刈り取った草などが入っていた。
仮置き場に運ぶ前、一時的に新田川の近くの水田に置いていたという。