2015年10月01日
自転車保険義務化 兵庫県条例
自転車利用者に、歩行者らを死傷させた場合に備える損害賠償保険(自転車保険)への加入を全国で初めて義務づけた、兵庫県条例が1日、全面施行された。
4月に新設された保険の加入者は半年で3万件を超えている。
県は今年4月に制定した「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」の趣旨を理解してもらうため、小学校から高校まで計1400校の半数以上を巡回した。交通安全教室は、6700回を超える回数を実施している。
自転車は自動車のような登録制度がなく、無保険の取り締まりが難しい。
条例には罰則規定もないが、自転車販売店「西神戸サイクル」(神戸市須磨区)の吉田茂さん(59)は「以前は購入者に加入を勧めても断られたが、最近は大半が義務化で応じてくれる」と話す。
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