アフィリエイト広告を利用しています

2024年12月03日

f1020 おおもり


毎日が、ひもじい思いをし、夢にまで食べ物が出てくる上京当時の出来事。
一度でいいから、腹一杯ご飯を食べてみたい、という願望を叶えるべく、アルバイトのお金が初めて入った時、思いっ切り食べようと心に決め、外食をすることにしました。
子供の頃から、外食の経験がなく、今日は腹一杯食べられる。
自分の稼いだお金で、思いっ切り食べよう、という期待に胸をはずませ店に入りました。
日曜日の昼時で、ほぼ満席の状況。
何を食べようか?
壁に貼ってあるメニューを、ひと通り往復して見ました。
だいたいのお客は、椅子について注文を考えます。
壁の前をウロウロし、しかも顔色が浅黒く、栄養失調ぎみの飢えた目。
変な男が入って来た、と他の客が注目しているのは視線で感じられます。
女子高生と思われる、女の子二人との相席でした。
店は、母親と娘なのでしょうか、中学生くらいの女の子が手伝っておりました。
メニューで一番、腹いっぱいになりそうなのは、読み方からして「大もり」でした。
注文をし、どうも周りの視線が興味深げに、じろじろと、ひかるを見ているのに嫌な予感。
程なく「大もり」が来ました。
ひかるの考えでは、「大もり」といえば、どんぶりに、大盛に盛られた、どんぶり飯を想像していましたが、目の前に出てきた物は、意に反する物。
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12799692
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
<< 2024年12月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール
面白エッセイさんの画像
面白エッセイ
プロフィール