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2015年01月03日

天体観測を始めてみて4

さてまたまた続きです

3. 天体撮影の難しさ
の続き

3-3.
以前に書きましたが、月は天敵(?)です
満月はNG
半月は微妙ですが、下弦の月は夜半(0時前後)に東から登るので、早めに作業を終えないといけません
上弦の月は夕方既に天頂にいて夜半には西に沈みます
言うまでもなく天体観測・撮影は夜が活動の時間ですが、夜半までに活動を終えたい人にとっては下弦の月の方が良いかもしれません. 徹夜しても良い人には上弦の月が沈むのを待って夜中に作業する方が光害が少なくて良いです
皆さんがお休みになって電気を消されたあとに活動するするのがベストですね
三日月は問題ありません. たいして明るくないですしすぐに西に沈んでしまいます

3-4. 季節と時刻
星は太陽系に対して固定な位置関係にありますので、星の見える位置は地球の公転(季節)と自転(時刻)によって決まります. スミマセン、当たり前のことですね
具体的には1か月で30°、1時間では15°位置が変わります
夜の間しか星は見れませんので季節によって見える星は違います
ですので、春・夏・秋・冬のそれぞれを代表する星があります
アルクトゥールス、スピカ、プレセベ星団
アンタレス、アルタイル、ベガ、デネブ、M8/M2/M6/M7/M22/M17などの星雲・星団、天の川
フォーマルハウト、アンドロメダ銀河、二十星団
オリオン座(ベテルギウス、リゲル、オリオン大星雲)、すばる、カストル、ポルックス、カペラ、シリウス

ということで、言いたいことは、見たい・撮りたい星は限られたときにしか見れない・撮れないということです

あと、北緯35°前後の日本からは地球の陰で見れない南半球でしか見れないものがあります
南十字星とか大マゼラン星雲とか、、
赤道に近いところからは見えない星は無いのですが

3-5. 星を探す
最初は目的の星がなかなか見つかりませんでした
ガイドブックなどで綺麗な星雲などをチェックして探すのですが、肉眼で見える星雲・星団・銀河はほとんどありません
つまり目では見えないものを探すのです
しかもカメラのファインダーにも映らないのです
長時間露光してようやく見えてくるようなものが多いのです
そうほとんど目印の無いオリエンテーリングというか海や空ばっかりのジグソーパズルのような感じでしょうか
たとえはいまいちですが本当に1つの対象を捉えるまでに時間が掛かるのです

でも最近はうまい方法をつかみました
星には固有の座標があり2次元の数字により表されます
赤経と赤緯というものです
赤経は時間で、赤緯は角度で表現され、たとえば赤経00h43m、赤緯+41°21′のように(これはアンドロメダ銀河です)
どうして両方とも角度で無いのか不思議です. しかも両者の「分」は同じ呼び名なのに大きさが違います
ま、それは良いとして、これらの値は地球の公転や自転に依らないものです
地球から見たものには違いないのですが(宇宙レベルの座標とはとても言えない)

ですので、最初に絶対に間違えない明るい星を捉えます
そこで、赤道儀の赤経と赤緯のスコープの目盛をその星の固有の数値に合わせます
そのあとで、自分の見たい星の赤経・赤緯の数字になるように赤道儀を動かします
そうするとそこには狙っている星があるというわけです
300mm(フルサイズ換算で450mm)くらいの望遠レンズでもだいたい捉えることが出来ます

ちなみに自動導入機能といって赤道儀などの操作パネルで目的の星を選ぶだけでそこへ望遠鏡を向けてくれるものもあります. 自分はそのような高級品は持っていませんが、、

3-6. 撮影
デジカメは何枚でも撮れますし、何度失敗しても平気です. 余計にお金は掛かりません
しかもその場ですぐに見えるというのが一番のメリットかもしれません
昔の銀塩フィルム時代は本当にたいへんだったと想像されます
それでもいろいろ失敗はします
適正な露出をする(ISOナンバーと露光時間の設定)ことにもやや手間が必要ですが、よくやる失敗はピンボケです
オートフォーカスは効かないのでマニュアルで合わせますが、合わせたつもりで少しズレている場合や最初は合っていたのに途中でズレてしまうことがあります
その場でカメラのファインダーや液晶ディスプレイでは簡単に確認が出来ない場合が多いです
あとでPCのモニタで見て、「あっ、ボケてる」ということがあります
痛恨のミスです
言うまでもないですが、ボケた写真とブレた写真は写真としての価値はありません. ゴミ箱に行くだけです
どうして無限遠へボタン一つでフォーカスを合わせられないのでしょうか?カメラの技術屋さんしっかりしてほしいと思います. 工夫すれば出来ると思います. 天体撮影で必要なフォーカスは「無限遠」ただ一つです

天気のところで述べましたが、途中から雲が出る場合もあります
流れ星を撮るときには自動で何百枚もシャッターが切れるようにして ほっぽらかし にて撮影しますが、あとで見て雲ばっかり撮っていることもざらです

あと、寒い時期は本当にたいへんです
夜の8時から朝の4時までとかざらにやりますが、寒さは堪えます
いくら防寒しても・・・ 冬は湿度が低く空気が澄んでいるので観測・撮影には良い季節なのですが、、

も1つやや小さいことですが、晴れていても結露でレンズが曇ることがあります
気づけば対策出来ますが、気づかずにいると悲惨です
なんか撮った画がくすんでいるような、、
ホッカイロは役に立ちません
昔ながらのハクキンかいろ(Zippoもある)が良いことが有名です
自分も使っています
腹巻風ホルダ(?)に入れてこれをカメラのレンズの下から巻きつけます
完璧に曇りません
最近は電気式のヒーターが流行っているようですが、大容量のバッテリーが必要なのは言うまでもありません
ハクキンかいろはコストパフォーマンス上ベストと感じます

3-7. 編集作業
一般的なカメラの撮影でも選定や編集は行いますが、天体撮影ではやや過激な画像編集作業を行うことが多いようです

実際上の写真がオリジナルでこれを編集したものが下になります
明るさやコントラストやトーンカーブの調整、ホワイトバランスの修正、トリミング、複数枚の合成などたいへんに手間のかかる作業を行います
たぶん、ハイアマチュアの方ほど この画像編集作業の方により時間を掛けられるのではないでしょうか

DSC09352.JPG

アンドロメダ銀河

以上が、天体撮影の難しさ ですが、時間が掛かっても難しくても良い写真が出来れば大丈夫です
たいへんな時間を費やしたあとで、ろくな写真が出来ない場合もあります
時間だけでなく、遠征をしているのでお金も掛かっています
これが難しいと言う理由になります

でも最近またわかってきたことがあって、
自然を相手にしているので思うようにいかない、なかなかうまくいかない
というところこそが魅力なのではないか、と
誰でもいつでも簡単に出来ることには大きな価値は無いのかと、、
長く天体をやられている方はみなよくわかっておられるので、天気が悪くてろくに観測も撮影も出来なくても妙に飄々としておられる
本当に超偉大な大自然と戯れることによって、イライラしたり怒ったり嘆いたりしなくても済むようになっているのではないのかと感じています

ではまた、失礼します

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posted by FreddieG at 19:19| Comment(49) | TrackBack(0) | 天体

天体観測を始めてみて3

さてまた続きですが、今度は

3. 天体撮影の難しさ

を少しお話させてください

いやほんとに難しいのです
他の写真撮影の分野と比べると圧倒的に難しいと感じます

初心者でもホントに綺麗に撮れるのが、
・花 のアップ
です
花ってバリエーションが多いですし、本当に綺麗なのです
それをアップで撮ると普段肉眼で見ているよりずっと大きく花だけの世界になる

あとはやはり自然ですが、
・景色(山、海、田畑・・・)
田舎へ行けばどこでも綺麗な写真が簡単に撮れちゃいます
・朝日、夕日
・花見、紅葉
とか作品みたいになっちゃいます

自分は人物の写真は撮らないのでこの難しさは不明です

あと昔からの趣味で鉄道とか飛行機とかよく撮りますが、まあ初心者でもそこそこの写真は撮れます
少なくても自分で満足するレベルであれば簡単

でも星の写真は簡単ではありません
たいへんな苦労をした挙句につまらない写真が、、と言うことがふつうです

ではその難しさを少しだけご紹介します

3-1. 天気
屋外で撮るものはどんな写真でも晴れた日に綺麗に見えます
コントラストが上がることと、空が青く映ることでしょうか
曇りの日に撮った写真はどんなに構図が良くてもダメです

さて天体撮影ですが、雨や雪は論外ですが、曇りもダメです
綺麗に撮れないのではなく、写真が撮れない(撮りたいものが映らない)のです
基本は快晴であることが必要です

これが天体撮影の最大のポイントでしょうか
でも意外と厳しい条件です
たとえば、昨年(2014年)の夏は7月〜8月は東日本では晴れた日はほんのわずかで11回撮影しましたが満足のいったのはたったの1回でした

でも天体撮影を始めてわかったことがあって、天気=正確には雲の出かた は刻一刻と変化するということです
天気予報はとても気にしますが、それだけでは情報として不足です. 最近は日本気象協会(tenki.jp)で市町村ごとの1時間ごとの予報を見ることが出来ます. たいへん役に立ちますが、実際と違う場合も多いです
ですので、折角出かけて行った先で天気が悪くても諦めないで待つことが必要です
待って、待って、待って・・・やっぱり と言うことも多いですが、、

3-2. 光害
これが2つ目のポイントです. 待つことでは解決できないので、(日本では)1番重要な要素かもしれません
日本ははっきり言って明るすぎます
特に関東、東京の周りはひどい状態です
下の図で白や赤で塗られた部分です
前にも書きましたが東京の明るいところでは肉眼で2等星がやっと見えるかどうかというところです
北極星は赤道儀をセットするときに使いますが、東京の皆さん、北極星が見れますか?
2等星でほぼ真北の方角の水平から35°のところにあります
カシオペアや北斗七星から探す方法はご存じと思いますが、、
なかなか見つからないでしょ!? (ビルで見えないせいもありますが)

ちょっと曇ると全天で見える星の数は両手で足りたりします
悲しすぎますが、これが現実です

私の自宅は千葉県の図の白と秋の境目くらいですが、こんなところでも頑張って観測しています!!(泣き)
まあ、練習でしょうか
本番(?)はやはり暗いところへ遠征します

光害を数字で表すと、
・中野区(たぶん最も光害がひどい)が440
・自宅(千葉県松戸市)が140
・自宅から常磐道+国道を1時間行ったところ(茨城県下妻市)が30
・自宅から常磐道+国道を2.5時間行ったところ(茨城県常陸太田市)が6
という感じです. 数字と明るさがリニアに比例します
この数字は衛星からの測定データを処理したもののようですがやや自信の無いものです. ご参考までです
もちろん同じ地域でもまわりの電灯や家の明かりでこの数字は大きく上下します
球技場の照明などは最悪です
ちなみに、上記の数字は30だとかなり暗いです
6だと自分の手もよく見えません
東京だと夜に雲は白く見えますが、田舎だと雲は見えません. 星の見えない黒い部分が雲だったります

ですので、この図の緑の部分に頑張って遠征します. 関東地方にはほとんど無いことがお分かり頂けると思います
ちょっと日帰りは厳しいです. うちからだと。。
田舎に住みたいです. 本気です. 定年退職したらまじめに考えたいですが、家内は「お一人でどうぞ」と優しく言ってくれます(泣き)

光害マップを掲載させていただきます(どうもありがとうございます)
星天雨読 -星と自然と-  http://katakuchiiwasi.blog129.fc2.com/ author:かたくちいわし さん作成

001.gif

アンドロメダ銀河の写真を載せます
上が自宅で撮影したもの、下が茨城県の山奥で撮影したものです. 使用した機材やレンズの倍率は同じです

DSC08353Ret1.jpg

アンドロメダ銀河

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posted by FreddieG at 17:18| Comment(1) | TrackBack(0) | 天体

天体観測を始めてみて2

前回の続きです
初心者として気づいたこと

2. 写真撮影の対象
簡単に言うと「星を撮る」のですが、その星にもいろいろあって、でも分類すると
・月
・惑星
・恒星
です
きっとこの順番にポピュラーなのだと思います

2-1.
月だけは別格で、1個の天体としては地球からは最もしかも圧倒的に大きいものなので力を入れて撮られている方も多いです
言うまでもなく毎日その姿を変えるのでたくさんのバリエーションに富んだ写真が撮れます. 月の満ち欠けです
でも面白い話があって、月は常に地球に同じ側を見せているということです
月は自転しながら地球の周りを周って(公転)いますが、この自転と公転が完全に同期しているのです

Moons01.jpg

1は自分が2013年9月20日に撮影したの中秋の名月です
2-4は別の日に別の場所で撮影されたものです
向きが違っていたり欠けているのもありますが、同じ模様であることがわかります
地球から見る(撮る)限りはこの模様しか見えません

あとは、世間的にもやや騒ぎになる月食でしょうか
これは2014年10月8日に自宅で撮影したものです
理屈抜きに楽しい天体ショーですよね
観ていてわくわくしますが、写真を撮る方としては雲に隠れないかハラハラしどうしです
実際このときも皆既月食になったあと雲に隠れてしまいました. なので前半だけになっています

DSC00283TC.jpg
2014-10-08 Eclipese 001_edited-1.jpg

月は地球から見て0.5°ととても大きいことと、マイナス12等星と とても明るいので撮影は簡単です
望遠レンズさえあれば三脚なしで手持ちでも綺麗な写真が撮れます

月の話をしましたが、残念ながらふつう天体観測に月は嫌われ者です. とてもとても・・・
月の出ている日や時間を避けて観測・撮影します
満月の夜は一晩中 月が出ていますので、マニアは天体観測・撮影しません
見える星の数が半減してしまうからです. 同じ天体を撮影しても良い画が撮れません
月の明かりが地球の大気(雲やチリなど)に反射して星のコントラストを大幅に落としてしまいます

2-2. 惑星
東京の空に見える星はほんの一部の明るい恒星とあとは皆さんご存知の太陽系の惑星たちです
金星火星木星土星が目で見える主な惑星です
恒星たちと比べるととってもちっぽけで自分で光っているわけではないですが、地球から近いので明るく見えます
明るさはそれぞれ最大で、金星は-4.9、火星は-1.3、木星は-2.4、土星は0.3等星と普通の1等星よりかなり明るい場合が多いです
繰り返しですが、東京では21個の1等星と71個の2等星のうちの明るい星が見えるだけで、特に明るい場所や少し曇り気味のときにはほんの数個の星しか見えないことも多く、一番目立つのはこれらの惑星なことが多いと思います

なお水星は太陽に近すぎて見ることが難しく、金星も地球より太陽に近い軌道を回っているので宵の明星とか明けの明星とか言われるように日の出、日の入りの前後にその近くで明るく見えます. 天頂で輝く金星は見ることが出来ません

ただし明るくても目で見る限りはあくまでも 点 ですので望遠レンズで撮影しても点にしか映りません
つまり面白くありません
大きく拡大するためには望遠鏡が必須です
木星とか土星の独特の模様や形にはまっているかたも多いようです
自分はまだです

2-3. 恒星
自分のメインは恒星です. でも一口に恒星と言ってもいろいろな種類があります
惑星のところで述べたように、単に1つの星を撮影しても点にしかならないのでぜんぜん面白くありません
ですので撮影の狙い目としては、
・星座
・星雲/星団/銀河
・天の川
・風景と一緒
などでしょうか

ただ星座と言っても、皆さんがその形まで知っているようなものはとても少なく、
カシオペア座、北斗七星(おおぐま座の一部)、オリオン座くらいでしょうか
写真にしても楽しめるのはオリオン座だけかもしれません. スミマセン、これは偏見ですね
ですので自分がいつも撮っているのは星雲/星団/銀河と天の川です
昨年撮影したものです. カメラと広角あるいは望遠レンズだけです

星座(オリオン座)
DSC09452Ret01.jpg

星雲(オリオン大星雲)
オリオン星雲

星団(すばる)
すばる

銀河(アンドロメダ銀河)
アンドロメダ銀河


天の川
DSC07908Ret.jpg

要するに綺麗なんです
多くの星が集まっていて非常に神秘的で美しくバリエーション豊かなものになっています
ちなみにどれだけ多くの星が集まっているかと言うと、天の川は我々の住む銀河系でなんと2,000億個から4,000億個の星があると言われています. でもどんぶりにも勘定できないところが愉快ですよね. 数える手段が無いのだと思います. 1桁くらいズレているかもしれません. スミマセン勝手な意見です
アンドロメダ銀河については何と1兆個の星があると言われています. 1万×1万×1万ですよ. これもかなり大雑把な数字ですね、、でも地球から240万光年(=24,000,000,000,000,000,000km)離れたところにあるのでよくわからなくてもしようがないでしょう. 今見ている姿は240万年前のものですし。。
でも1個1個が太陽と同じような恒星なのです
宇宙って本当に大きいですよね、、信じられないくらいに

と言うことで、自分は一生懸命この星雲/星団/銀河と天の川を追いかけています

ではこの続きはまた今度。。

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posted by FreddieG at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 天体

天体観測を始めてみて1

去年(2014年)の春から天体観測を始めました
もともと写真を撮るのが趣味でしたのでその1つのカテゴリーという感じです
初心者ですので、とても基本的なことですがいくつか感じたことがあります

1. 赤道儀
天体観測をされない方はあまりご存じないと思いますが、天体観測を本格的にする場合や天体の撮影をする場合には必須のツールです
三脚の一部という捉え方で良いと思いますが、普通のカメラの三脚とはかなり違うところがあります
普通2つの軸がありますが、普通の三脚だと水平方向に回転する軸と垂直方向に回転する軸があります
赤道儀というものは、1つ目の軸が地球の自転する軸と平行になっています(と言うか平行になるように合わせます)
この回転面が地球の赤道を含む面と平行なのできっと赤道儀と呼ばれているのだと思います
もう1つの軸はこの軸とは垂直になっています

ところが望遠鏡やカメラを目的の星の方向に向けるのが難しいです
直感的には出来ません
なぜなら東京を例にすると北緯35°なので軸が55°(=90-35)天頂から北側に傾いています
普通の三脚を55°傾けて使っているようなものです
試行錯誤を繰り返しながらようやく目的の星へ向けることになります
さすがに半年以上経って慣れては来ましたが

そもそも何で赤道儀が必要かと言うと、地球が自転しているために望遠鏡やカメラを動かさないでいると見かけ上は星が動いて見えなくなってしまうからです
普段は地球の自転は実感するのが難しいですが、望遠鏡で見るとこのスピードはかなりの速さです
50倍の望遠鏡で見ると2〜3分で視野から外れます
あっと言うまです
ですので地球の自転をキャンセルする方向に三脚の上部を回転させます
今はモーターで正確に動かします

あと、写真撮影の場合にはもっと厳しい話があって、星が非常に暗いために長時間の露光が必要になりその間被写体がまったく動いてはいけないというものです
1分とか10分とかの長い時間です
このことにカメラをやってきた人はとても驚いてしまいます
普通は1/500秒とか1/2000秒とか(1msecとも言います)でシャッターを切っているからです
10万倍くらいの長い時間です
普通のカメラの被写体ではありえないことです!信じられません
このためにも被写体をカメラの中で見かけ上固定するために赤道儀の動きは必須です

ただ最近非常に高感度なカメラが安く手に入るようになっています
ISO400,000とか. Sonyのα7S
ISOの数字に比例してシャッター速度を上げられるので、ISO100に対してISO400,000は4,000倍のシャッター速度で同じ露出に出来ます. 時間で言うと4,000分の1で良いというわけです
単純計算ではもう赤道儀はいらない、と言うことになりますが実際には画質の点でまだ課題があります
でもまもなく天体撮影のために赤道儀が不要になってくるのではないでしょうか

これは三脚の上に赤道儀、その上に1眼カメラを載せた図です
自分は主にこの組み合わせで写真を撮っています

DSC09143TC.jpg





続きは次回。。

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posted by FreddieG at 12:15| Comment(62) | TrackBack(0) | 天体

プラトーさとみでの天体撮影

11月22日に茨城県常陸太田市にある プラトーさとみ という宿泊施設に行ってきました
2度目の訪問です
ここは福島県にほど近い茨城県の海抜800mほどの山の頂上にあって、暗いこと が特徴です
わかりやすく言うと、関東地方で最も暗い場所の1つです。暗いということは「光害が少ない」と言うことで、天体観測では最も重要なことの1つの要素です

この日は新月(を選んで出かけます)であることに加え、快晴の天気、さらに12月が近いのにかなり暖かく風も弱く湿度も低く、最高のシチュエーションでした
これは天体望遠鏡を使わずに1眼カメラ300mmの望遠レンズで撮影したものです。ただし、赤道儀は使用して2分ほど露光しています

今回は秋〜冬の有名な星たちをご覧ください
アンドロメダ銀河オリオン星雲すばる です

アンドロメダ銀河
オリオン星雲
すばる

それではまた今度。。

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posted by FreddieG at 01:51| Comment(46) | TrackBack(0) | 天体
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