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【北京ＡＦＰ＝時事】
中国雲南省の自然保護区近くでバレンタインデーの週末だった12〜14日、雌をめぐる争いに敗れ「失恋」した雄のゾウが暴れ、車約20台を壊すなどした。

国営新華社通信が保護の職員の話として伝えたところによると、雌のゾウをめぐる争いに敗れて虫の居所を悪くした雄のアジアゾウは保護区を出て道路をうろつきながら、観光客らの車に体当たりして破壊したり、へこませたりした。
１２日には１４台、さらに１４日にも４台の車に損傷を与えたという。

被害の程度は明らかになっていないが、被害を受けた観光客には賠償金が支払われるという。

中国国家自然科学基金委員会の調査によると、２０１５年現在、中国に生息する野生のアジアゾウは、２５０頭足らずとみられている。
これらのゾウは主に隣接するラオス、ベトナム、ミャンマーとともに生息地を構成する中国南西部の雲南省に生息している。
【翻訳編集ＡＦＰＢＢＮｅｗｓ】
〔ＡＦＰ＝時事〕（2016/02/16-09:38）

引用元：http://www.jiji.com/jc/article?k=20160216033829a&g=afp