度数法では 60°, 30°となって、弧度法ではπ/3 , π/6 となるのです。大体このへんまでがよく使う角度なので、図を何度か見て計算しないでもぱぱっと出てくるようにしてくださいな。
度数法と弧度法を計算で変換しましょう でも 17°とか 55°というような中途半端な角度の場合は、さすがに計算しないと変換できません。でも
πラジアン = 180° [1]
てことだけ覚えていれば、いつでもお互いを変換することができますす。[1] の両辺をπで割れば 1 ラジアンが何度なのかわかります。
1 ラジアン = 180°/π (≒ 57.296°) [2]
逆に [1] の両辺を 180°で割れば
π/180 ラジアン = 1° [3]
となります。それでは「度数法 ⇔ 弧度法」の変換を練習してみましょう。たとえば 「 2.5 ラジアンは何度かなあ」と思ったときは [2] を使って
2.5 × 180°/π= 450°/3.14 = 143.31°
というように計算することができます。「 41°は何ラジアンかなあ」と思ったときは
41π/180 = 41 × 3.14/180 = 0.72 ラジアン
と計算できますよ。関数電卓や Excel があれば、計算式を知らなくても簡単に「度数法 ⇔ 弧度法」の変換ができるけど、何回かは自分で練習したほうが感覚をつかみやすいですよ。それでは、今回はこのへんでー。次回は「負の角度」について学びますよー。
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