Excel VBA 数学実験室

 Excel と VBA を用いた数学実験ブログです。
 Excel の機能を使って色々な関数のグラフを描いています。
 ブログの片隅に「こばとちゃんの数学コーナー」もあります。
 ≫ 姉妹サイトにて「数論講座」連載中!
 ≫ Python プログラミングのサイトを始めました!
<<[*]前の記事へ  [#]次の記事へ>>

弧度法で角度を表します
(Blog Cat at 08/04 14:41)
[3/3ページ]
れる概念です。

 数学では単位というものを使わずに、全ての量を自然数 1 と虚数単位 i で表したいのです(つまり自然数 1 と虚数単位 i だけが数学で使用される単位といえるかもしれません)。だから中学までに使用されてきた度数法というのは、現実世界で分度器を使って角度を測ったりするには便利ですけど、1°が自然数 1 とは異なる量だというのは、数学的にはちょっとまずいわけです(要するに美しくないのです)。

 さて、以上の説明を踏まえると、1 ラジアンとは自然数 1 に等しいはずです。
 そのために弧度法を導入したわけですからね。違っていたら大変です。
 つまり単位円の半径 1 と等しい長さです。これを円周との比率で考えてみると、半径 1 の円の周長は 2π ≒ 6.28 ですから、1 ラジアンは円周の 1/6 より少しだけ大きい値になっています。図にするとこんな感じです。

 弧度法1ラジアン.gif

 線分 OQ と弧 PQ が等しく 1 になるようにとった角度が 1 ラジアンというわけです。1 ラジアンという言葉を聞いたときに、このイメージがぱっと頭に浮かぶようにしておいてくださいなー。数学は厳密な論証より先にイメージを掴んでおくことが大切ねー。それでは今回はこのへんでー。 ≫ A度数法と弧度法の変換
 
<<[4]前ページへ

右斜め下コメント(0)
右斜め下トラックバック(0)

<<[*]前の記事へ  [#]次の記事へ>>

0目次