Excel VBA 数学実験室

 Excel と VBA を用いた数学実験ブログです。
 Excel の機能を使って色々な関数のグラフを描いています。
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指数の偶奇によって定義域が変化します
(Blog Cat at 04/21 00:30)
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が、「こっちが先だよね。学ぶ順番を間違えた」と痛切に実感しました。(その種類を問わず)プログラミング言語と整数論の考え方はそれほどよく似ています(そもそもコンピューターの原理というものは整数が土台になっています。digital の digit は「指で数える数字」という意味です)。
 「整数論」を習得すればコンピューターを学ぶための思考の土台が出来上がります。その土台があれば、 C++ や VBA といった各種の言語構造を理解することにさほど苦労はないはずです。他国と同じようなことをやっても決定的な差はつけられません。「日本では独自の総合的なカリキュラムを作って勝負するぞ!」ぐらいの意気込みが必要だと思うんですけどね。
 説明が最後になりましたが、「整数論」とは小中学校から高校まで何となくばらばらに学んでいる「約数」、「素数」、「剰余」といった概念を体系的に扱う学問です。大学入試でも「整数」を扱った問題が毎年たくさん出題されていますので、受験生は演習問題を通して「整数論」を学んでいることになります。にもかかわらず、こうした問題に対する正しいアプローチを正規のカリキュラムで教えていないのはやっぱり不思議なことだと思うのです(新カリキュラムの数学TA で少し触れてはいますが ...... 内容が乏しすぎます)。やはり頭の柔らかいうちに(できることなら大学入学以前に)数論の基礎を学ぶことは、その後の思考力に非常に大きな影響を与えると思うのですが ...... 。そんなわけで(?)、このブログでも近日中に数論をエクセルで扱ってみようと思いますので、よろしくお願いします。
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