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彼と初めての温泉デート。すっぴんを見せるのは恥ずかしいからといって、湯上がり後の厚塗りメイクだと浮いてしまいますよね。少しでも温泉の効果でキレイになって、彼を虜にしてみませんか？

美容・ダイエット・健康といった側面から、温泉知識を身につけた人に認定される資格“温泉ビューティー&ダイエットソムリエ”の加藤貴也さんに、温泉でキレイになる方法についてお話を伺いました。

お風呂あがりにもっちり美肌に。“美人の湯”を選ぼう！
「“美人の湯”とは、角質や汚れをキレイにすることで美肌効果が期待できる温泉のこと。泉質でいうと『炭酸水素塩泉』『硫酸塩泉』『硫黄泉』が三大美人泉質といわれています。加えて、pH値7.5以上ある弱アルカリ性の温泉も、美肌効果が期待できます」
温泉の泉質は、宿のホームページなどに掲載されていることがほとんど。泊まる場所を選ぶときに、さりげなく“美人の湯”かどうかをチェックしてから、彼にリクエストしましょう。

入浴後は10分以内の保湿！　美肌になるための入浴法
「温泉には皮脂や角質を落とす効果があるので、入浴前に石鹸（せっけん） をつけたタオルなどで体をゴシゴシこする必要はありません。効果の強い温泉に入浴する場合は、逆に肌がダメージを受けてしまう恐れがあるので、手で体をなでる程度で十分です。また、温泉に入ると古い角質が取れ、新しい角質が現れます。新しい角質は弱いので、あまりそのまま外気にさらしてしまうと、肌が荒れる恐れがあります。入浴後は10分以内を目安に、保湿を行ってください」

入浴後はすぐにタオルで水分をふきとり、化粧水や乳液でしっかり保湿ケアを。その後、パウダーとポイントメイクですっぴん風メイクを心がけましょう。

温泉に入るだけで、ジョギングに相当するカロリーを消費
「入浴(とくに42度以上の全身浴)の消費カロリーは、ジョギングに匹敵するといわれています。ただし、入浴の際に一気に長湯してしまうと体の負担が大きいので、3分間の入浴を3回に分けるといった分割浴がおすすめ。あわせて、炭水化物を減らすといった食事管理と組み合わせることで、効果的なダイエットが期待できます」

温泉宿の食事はおいしくて、ついつい食べ過ぎになりがち。最後のごはんは少なめにしましょう。

入浴前後にしっかり水分補給。かけ湯をしてから入浴を
「体を温めると新陳代謝が活発になり汗をかきます。脱水や湯あたりを防ぐためにも、入浴後だけでなく入浴前にも十分な水分補給をするようにしましょう。また、温泉によって差異はありますが、意外と刺激が強いです。体への負担を避けるために、まずは手や足など心臓から遠いところから順にかけ湯をして、体を温泉の温度や泉質に慣らしてから入浴するようにしましょう」
せっかくの温泉デートで体調不良にならないように、水分補給とかけ湯を忘れずに。

食事をした直後の入浴はNG！　温泉に入るタイミング
「食事をすると、消化するために胃に血液が集まります。しかし、食事をした直後に入浴すると、血流が良くなり血液が全身に分散する為、消化不良で体に悪影響を及ぼす可能性があります。なので、食事をする前の入浴がおすすめ。食事した後に入浴したい場合は、30分〜1時間ほど休憩してからにしましょう」
とくにお酒をたくさん飲んだ直後の入浴は、事故の危険性もあるそう。宿に着いて、まずはゆっくり温泉に入り、ひと休みしてから夕食へ。食事とお酒を楽しんだ直後は温泉に入るのをやめて、翌日の朝風呂を楽しむといいですね。

「温泉に行くということ自体に、非日常を感じ、心がリラックスする『転地効果』がある」という加藤さん。
彼とふたりで非日常を楽しむことで気持ちがリフレッシュされ、お互いの愛情がさらに深まるかもしれません。さっそく彼と温泉デートに行ってみては？