太陽光に含まれる紫外線のうち、は紫外線の長い「ＵＶ‐Ａ」と「ＵＶ‐Ｂ」は地表まで届き、私たちの
体に悪影響を及ぼします。
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の３層からなっています。表皮はさらにいくつかの層に分けられ、一番奥の
層（基底層）でできた新しい細胞が上へと上へと押し上げられて、最後は垢として剥がれています。
このような仕組みを「ターンオーバー」といい、約５０日の周期で繰り返されています。
（年齢、部位によって異なります。）
表皮の下のある真皮は厚く、弾力のある線維（コラーゲンとエラスチン）に富んでいます。健康な肌の【弾むようなハリ】はこれらの線維のなせる技です。真皮には血管、神経、リンパ管が通っており、炎症や免疫に関与する細胞も豊富に存在します。さらに下の皮下組織には脂肪が多く含まれています。
しみやたるみは、皮下中のコラーゲンやエラスチンが減る、繊維構造が異常になるといったことで起き、主に皮膚の奥まで到達するUV-Ａによる作用です。
こうした紫外線による【光老化】と呼ばれています。
しみは、表皮に含まれる色素（メラノサイト）が沈着することなどででき、ＵＶ−Bの作用とされています。「メラノサイト」という細胞で作られたメラニンは、周囲の細胞（角化細胞）に渡されてその核を守る日傘のような役割をするのです。メラニンの高色が紫外線を効率的に吸収するのです。
しかし、長い間紫外線を受けていると、メラノサイトの遺伝子に異常が生じ、メラニンの量が増加などして
しみが出来てきます。
基本的にしわ、たるみ、シミは生命をおびやかすことはありません。ただし、過度の紫外線を浴び続けると
、皮膚がんが発生して最悪の場合、死に至ることも起きます。
毛髪の加齢トラブルにもしがいせんがかかわっている
毛髪も、皮膚ほど早いサイクルではないですが【のびて脱落し、次の毛が生える】というターンオーバーを繰り返しています。 毛が黒いのもメラニンによるものなので、加齢や光老化によってメラノサイトの機能が衰えたり細胞数が減ったりすると、メラニンが毛髪に行き渡らなくなって白髪になってしまうのです。
白髪に比べ、脱毛はやや複雑です。脱毛は、毛を作るための栄養分の減少、新たな細胞を供給する「幹細胞」の能力の低下、最薄井氏の頻度の増加などにより、毛を生み出して育てる機能が低下するために起きるのです。これには性ホルモンが深く関与しているため、男女で仕組みが異なる部分もあるのです。
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