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2020年12月31日

心の不調も栄養失調から始まる

「病は気から」という言葉があるように、体と心はつながっているといわれています。
確かに体の調子が悪い時にはどうにもネガテイブになりますし、心が荒んでいる時には頭痛やめまい、ふらつきなどの異変が起こりがちです。
そのような関係性を思い込みだ、と解釈する人もいますが、近年、現代型栄養失調が、生活習慣病だけでなく、うつなどの心の病を発症する大きな原因の一つになっていることがわかってきました。

うつ病を引き起こす主な原因は、脳内の神経伝達物質が不活性化することだといわれています。例えば、幸せを感じるホルモンのセロトニンは睡眠や精神安定に関わる物質で、不足すると睡眠障害や不安感などマイナスの精神症状の陥りやすくなります。
 セロトニンの原料は、必須アミノ酸のひとつ「トリプトファン」です。必須アミノ酸は体内で必量が生成できないので、食事からとる必要があるのです。
トリプトファンを多く含んでいるのが、肉、魚、豆類といった食材です。しかしながら、トリプトファンを摂るだけでは、セロトニンは合成されません。

 合成の過程には、タンパク質代謝におおきく関わる「ビタミンB6」と「鉄」が不可欠で、その他、
脳神経の正常な働きに関わる「ビタミン12」、神経伝達物質を奉仕つするときに必要となる「カルシウム」「マグネシウム」を十分量、、摂取して初めて脳内にセロトニンが分泌され、『幸せ』を感じる事ができるのです。このように、セロトニンの合成一つ取っても、6種類の異なる栄養素が登場します。
糖質の摂取が多く、ビタミン、ミネラルが不足する現代型栄養失調の状態では、精神を安定させる神経伝達物質が不足してうつ状態に陥りやすくなっています。

 また、「ビタミンD」の摂取が、うつ病をはじめとした神経疾患の予防改善に有効ということも、多くの研究によっつて明らかにされています。
ビタミンDの受容体が,脳内の前頭葉皮脂や海馬、視床、視床下部などの部位に多く発現していることから、ビタミンDが脳を酸化ストレスから保護する一方、ドーパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質の作用を改善させる働きがあることがわかっています。

 こうしたビタミンDの働きは、ビタミンというよりもむしろホルモンに誓い、きわめて重要なものだといえます。ビタミンDは他の栄養素が入り込めない脳の関所を難なくすりぬけたり、細胞のバリアである細胞膜を超え、核に直接作用することができる、非常に特殊なビタミンです。この性質を持つものは、性ホルモンや副腎脂質ホルモンなど限られたものしかありません。
 この特殊な性質から、ビタミンDは「一種のホルモン」として世界中のアンチエイジング研究者が注目をする、重要な栄養素です。 うつの予防だけでなく、体の炎症を抑え、骨を強くしたり、筋力を保持したり、最近ではがんの予防や進行を防ぐ効果についても研究されています。

 ビタミンDは、日光にあたることで皮膚で生成されます。また、食事からの補給も可能で、特に鮭や青魚に豊富です。「そんなに簡単なんだ!」と思われるかもしれませんが、いずれも現代人にはなかなか頻度を上げることが難しい習慣のため、現代人は慢性的なビタミンD不足に陥っています。年々、うつ病の発症率が高まっつているのも、ビタミンD不足が原因の一つかもしれません。当院の外来でも、初診時検査でビタミンDを調べますが、約80%の人にビタミンD不足が認められています。

 年齢とともに、皮膚で作られるビタミンDは減っています。また、加齢に伴って食事の全体量も減ってくるため、必然的にビタミンDの血中濃度は低下しがちに。日光浴や食事以外の方法で補充するためには、サプリメント(ビタミンD3)の活用をお勧めです。
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74歳の現役老人です。 マンション管理の清掃と一部管理業務を兼ねて 作業をしています。
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