週刊現代が「貯金寿命」というものを発表しました。貯金をずっと食いつぶして言ってある日なくなる
時代が始まるということです。昨年の10月に厚生労働省が社会保障審議官の年金部会で驚く数字を
出しました。生命表という、どれだけの確率で人間は死んでいくかという統計であるが、その将来版
「将来、人間は何歳まで生きるか」という予測を出しました。
実はその将来生命表によりますと30代の世代では何と100歳まで生き残る確率は男性が6%、女性は2
0%なのです。統計学の世界では5%以上で起こる確率は備えないといけないとされています。女性20%
というのは5人に1人です。
〇 定年後40年生きるという困難な時代に
これはある見方をすれば「100歳まで生き残るリスク」なのです。定年は60歳ですが、40年間も老後
があることです。そうなると少々貯蓄したところで食いつぶしてしまって40年ももたないです。
現在夫婦で22万円の年金は13万円に減額される
今、サラリーマンの場合、厚生労働省が示している厚生年金モデル年金は夫婦で22万円です。
これが今後どんどん落ちていきます。すでにマクロ経済スライドが発動されていてじわじわ減り始めていま
す。これは年金の伸びを抑制して将来の給付水準を維持するというものですが、最終的に今の4割カット
になります。そうするとどうなるのか。夫婦で厚生年金の人でも月22万円が夫婦13年になってしまうの
円勤めた場合に22万というのも平均月収42,8万円の人が40年間勤めた場合に22万円。そのモデ
ルで最終的には13万円になるということです。
〇 高齢者難民
これでは足りない。これを穴埋めする方法は貯金の取り崩しもあるし少し働くということもありますが、
おすすめは「まず、1個の13万円で生きていける生活スタイルを確立する」ということです。
つまり節約です。
(1)食費を節約
そこで夫婦2人が13万円で生活していくにはどうしたらよいか?まず最大の支出項目は食事。これは
やる気になればいくらでも減らせます。
〇 スーパーでは献立を考えずに激安品のみ買って帰る
スーパーに行く間に献立を考えてはいけません。スーパーに行っても考えない。スーパーはまず一周しま
す。その時に買ってきた食材を食卓に並べて腕組をしているとだんだん食材が因数分解されていきます。
すべて作り切る形でレシピが浮かぶようになれれば免許皆伝です。意外と出るものです。
もし思いつかなかったら焼くなり、蒸すなり、煮るなりすればなんでも食べるものです。
7時か8時にスーパーに行くと半額セールもしていますのでそこを狙うとさらに安く物が手にいります。
〇 まとめ買いをする
半額セールの時間に行けないという人はまとめ買いをしてそれぞれを少しずつ使っていく方法もあります。
ポイント5倍の日などにまとめ買うといいでしょう。
(2)生活飲料を節約
飲料は一番無駄になりやすい。会社に行くときに珈琲専門店につってコーヒーで飲むと1杯400円取られ
たりします。自動販売機でコーヒーの小さなペットボトルを買っても150年ぐらいします。
でも安い店で買えば75円~80円で購入できるものです。もっと言えば水筒をもっていけばほとんどの
会社にコーヒーサーバーがあります。そこで空の水筒に入れればタダです。これは人の会社にお邪魔した
ときもできることです。【笑】テイーバックは激安の日だと25パックを100円で買えます。
1つ4円、それをペットボトルに入れて水を注げばお茶になるのです。
(3)自宅
家は家賃、住宅ローンにしろ食事と並んで最大の支出項目です。あえて言うと都心部や横浜などおしゃれな
ところは高い。 マンションを買っても7000万〜8000万円します。それを買えば賃貸にしても当然
家賃・住宅ローンが生活を圧迫します。 といって田舎に住むと物価が高い。私のおススメは東京から
30キロ~50キロ圏です。都会と田舎の中間である「トナイナカ」です。
駅からバスで行くところなどはマンションや戸建てが数百万円で買えます。老後は通勤の必要がないのでバ
スで問題なのです。そしてたいてい国道沿いに大型店がたくさんあります。
(4)光熱費
通常皆さん、光熱費を月2万円くらいかかっていると思います。
私は梱包に使うプチプチを窓に貼っています。私の事務所でもやっていますがプチプチは断熱効果が高い
ので暖房を使うことはありません。唯一はそとが見えなくなることですが、、。
電球はすべてLEDに変える。今までLED電球は500円くらいしていたんですが先週秋葉原へ行ったら
一番安い店で200円でした。普通の電球と変わらない値段で何万時間使えますし消費電力も4分の1
5分の1になります。
(5)節約を楽しむ
節約の最大の秘訣は楽しむことです。「お金をいかに使わないか」という遊びにしてしまえばいいわけで
す。 「これだけ安く済んだ」という喜びを楽しんで豊かな節約を送ることです。
森永さんの提案にいつも感心させられるので私もすぐにでも実施して節約人生を楽しみたいと思います。
ご覧いただきありがとうございます。
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