スマート・エイジングを「エイジングによる経年変化に賢く対処し、個人・社会が知的に成熟すること」と定義しました。スマート(Smart)とは「賢い)という意味ですので「スマートエイジング(Smart-Ageing)」は「賢く年を加えていく」言う意味になります。
もっと丁寧に言うと、スマート・エイジングとは「個人は時間の経過とともに、たとえ高齢期になっても人間として成長でき、より賢くなれること、社会はより賢明で持続的な構造に進化すること」を意味します。
齢(よわい)を重ねるにつれ、私たちは体や心は、いろいろな面で変化します。ただ、この変化は、あいにく私たちにとって必ずしも都合のいいことばかりではありません。むしろ辛いことが多いのが現実です。
しかし、そういう変化の最も賢く対処する生き方を考えましょう、そして、それを考え続けることを通じて私たちはもっと成長しましょう。そういう意味合いを込めたのが、このスマート・エイジングという言葉なのです。
私たちは生きている限り、必ず年を取ります。しかし、歳をとることがいいことか悪いことかを決めているのは、実は私たち自身です。 そうであるならば、私たちは年の取り方を主体的にえらぶことができるはずです。 年を取るにつれてこのまま朽ち果てていく生き方を選ぶのか。其れとも、歳を重ねるごとに賢くかがやいて生き方を選ぶのか。
私は超高齢社会・日本のできるだけ多くの人が後者を選ぶことを希望します。
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