2014年08月30日
エボラ出血熱 新薬 サルで治療効果
はようございます。
ecarです。
今日は
【エボラ出血熱 新薬 サルで治療効果】
をお届けします。
サルで治療効果、
論文発表=開発中のエボラ熱新薬―米加チーム
開発中のエボラ出血熱の新治療薬
「ZMapp(ジーマップ)」
について、
開発元の米医薬品会社マップ・バイオファーマシューティカルやカナダ公衆衛生局の研究所などのチームが
アカゲザルに投与した実験結果を論文にまとめ、
30日、
英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
投与した18匹が全て回復し、
ウイルス感染から5日後の遅い時期に投与され始めたサルも回復した。
ジーマップは西アフリカで感染した医師らに投与され、
回復した例もあったが、
症例が少ないため治療効果がはっきりしない。
エボラ熱には有効な治療薬やワクチンがなく感染拡大が深刻化しており、
研究チームは、
まず安全性を確認する臨床試験を早急に行うことを提言している。
ジーマップは、
がんや関節リウマチ、
感染症などに近年使われるようになった
「抗体医薬品」
の一種。
人体の免疫細胞は病原体を特徴付ける抗原たんぱく質に対し、
抗体たんぱく質を生み出して結合させ、
働きを妨げたり別の免疫細胞に退治させたりする。
このため、
この抗体自体が治療薬になる。
かつて旧ザイール
(現コンゴ)
で流行したエボラ熱のウイルス株で抗体医薬品の開発が進められており、
ジーマップはその中から最も有効な3種類の抗体を組み合わせたもの。
遺伝子操作実験によく使われるタバコ類植物を利用し、
これらの抗体を生産した。
現在流行中のウイルス株も、
結合対象の抗原に変異はないため、
有効性は変わらないと考えられるという。
世界保健機関(WHO)は28日、
西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱の感染拡大を食い止めるためのロードマップ(行程表)を発表した。
WHOはこの中で、
感染者数が、
現在把握されている数の7倍に近い2万人を超える可能性を警告、
収束には今後6〜9カ月かかるとの見通しを示した。
WHOが同日発表したまとめ(26日現在)によると、
疑い例を含むエボラ熱の感染者数は
▽ギニア▽リベリア
▽シエラレオネ▽ナイジェリア−−の4カ国で計3000人を超え、
3069人となった。
死者数は1552人に達した。
エボラ出血熱の感染が拡大している西アフリカのリベリアに、
世界保健機関(WHO)の治療チーム員として約20日間派遣されていた
国立国際医療研究センターの加藤康幸医師が28日、
厚生労働省で記者会見し
「感染を恐れた医師が逃げ出し、
医療機関の閉鎖が相次いでいる」
などと現地の状況を報告した。
感染者の4割以上が過去3週間での発症とみられ、
WHOは
「感染(拡大)が加速し続けている」
と指摘した。
さらに、
いくつかの感染地域では実際の感染者数が報告件数の2〜4倍に上ると推測し、
感染者数が2万人以上になる可能性にも触れた。
加藤医師によると、
今月3日の入国時、
首都モンロビアにも流行が広がり、
感染者の多い地域周辺にはバリケードが築かれて住民の移動が制限されていた。
病院の閉鎖で医療は崩壊状態にあり、
加藤医師は主に臨時の治療場所の開設や医療関係者への研修を担当した。
20床を確保した施設に60人の患者が押し寄せ、
屋外のストレッチャーに寝かされたまま死亡するケースもあったという。
感染が確認された4カ国で感染を封じ込め、
他国への感染拡大を食い止めるためのロードマップの実施には、
約4億9000万ドル(約508億円)が必要になると推計した。
一方、ロイター通信などによると、
ナイジェリア政府は28日、
南部ポートハーコートでエボラ感染により1人が死亡したと発表した。
最大都市の南部ラゴス以外で死者を確認したのは初めて。
ナイジェリアはアフリカ最大の産油国で、ポートハーコートは油田地帯の中心都市。
出血した妊婦を受け入れる病院がないなどエボラ熱以外の医療にも影響が出ており
「日本からも支援ができるのでは」
と指摘した。
WHOによると、
リベリアでの死者数は20日現在624人で、
今回の流行では最多。
加藤医師は、
家族が医療不信から患者を受診させないことが感染拡大の一因になっているとして
「病院に来れば最善の治療が受けられるというメッセージを伝えられれば」
と語った。
本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、
「ごきげんよう!さようなら」
ecar
ecarです。
今日は
【エボラ出血熱 新薬 サルで治療効果】
をお届けします。
サルで治療効果、
論文発表=開発中のエボラ熱新薬―米加チーム
開発中のエボラ出血熱の新治療薬
「ZMapp(ジーマップ)」
について、
開発元の米医薬品会社マップ・バイオファーマシューティカルやカナダ公衆衛生局の研究所などのチームが
アカゲザルに投与した実験結果を論文にまとめ、
30日、
英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
投与した18匹が全て回復し、
ウイルス感染から5日後の遅い時期に投与され始めたサルも回復した。
ジーマップは西アフリカで感染した医師らに投与され、
回復した例もあったが、
症例が少ないため治療効果がはっきりしない。
エボラ熱には有効な治療薬やワクチンがなく感染拡大が深刻化しており、
研究チームは、
まず安全性を確認する臨床試験を早急に行うことを提言している。
ジーマップは、
がんや関節リウマチ、
感染症などに近年使われるようになった
「抗体医薬品」
の一種。
人体の免疫細胞は病原体を特徴付ける抗原たんぱく質に対し、
抗体たんぱく質を生み出して結合させ、
働きを妨げたり別の免疫細胞に退治させたりする。
このため、
この抗体自体が治療薬になる。
かつて旧ザイール
(現コンゴ)
で流行したエボラ熱のウイルス株で抗体医薬品の開発が進められており、
ジーマップはその中から最も有効な3種類の抗体を組み合わせたもの。
遺伝子操作実験によく使われるタバコ類植物を利用し、
これらの抗体を生産した。
現在流行中のウイルス株も、
結合対象の抗原に変異はないため、
有効性は変わらないと考えられるという。
世界保健機関(WHO)は28日、
西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱の感染拡大を食い止めるためのロードマップ(行程表)を発表した。
WHOはこの中で、
感染者数が、
現在把握されている数の7倍に近い2万人を超える可能性を警告、
収束には今後6〜9カ月かかるとの見通しを示した。
WHOが同日発表したまとめ(26日現在)によると、
疑い例を含むエボラ熱の感染者数は
▽ギニア▽リベリア
▽シエラレオネ▽ナイジェリア−−の4カ国で計3000人を超え、
3069人となった。
死者数は1552人に達した。
エボラ出血熱の感染が拡大している西アフリカのリベリアに、
世界保健機関(WHO)の治療チーム員として約20日間派遣されていた
国立国際医療研究センターの加藤康幸医師が28日、
厚生労働省で記者会見し
「感染を恐れた医師が逃げ出し、
医療機関の閉鎖が相次いでいる」
などと現地の状況を報告した。
感染者の4割以上が過去3週間での発症とみられ、
WHOは
「感染(拡大)が加速し続けている」
と指摘した。
さらに、
いくつかの感染地域では実際の感染者数が報告件数の2〜4倍に上ると推測し、
感染者数が2万人以上になる可能性にも触れた。
加藤医師によると、
今月3日の入国時、
首都モンロビアにも流行が広がり、
感染者の多い地域周辺にはバリケードが築かれて住民の移動が制限されていた。
病院の閉鎖で医療は崩壊状態にあり、
加藤医師は主に臨時の治療場所の開設や医療関係者への研修を担当した。
20床を確保した施設に60人の患者が押し寄せ、
屋外のストレッチャーに寝かされたまま死亡するケースもあったという。
感染が確認された4カ国で感染を封じ込め、
他国への感染拡大を食い止めるためのロードマップの実施には、
約4億9000万ドル(約508億円)が必要になると推計した。
一方、ロイター通信などによると、
ナイジェリア政府は28日、
南部ポートハーコートでエボラ感染により1人が死亡したと発表した。
最大都市の南部ラゴス以外で死者を確認したのは初めて。
ナイジェリアはアフリカ最大の産油国で、ポートハーコートは油田地帯の中心都市。
出血した妊婦を受け入れる病院がないなどエボラ熱以外の医療にも影響が出ており
「日本からも支援ができるのでは」
と指摘した。
WHOによると、
リベリアでの死者数は20日現在624人で、
今回の流行では最多。
加藤医師は、
家族が医療不信から患者を受診させないことが感染拡大の一因になっているとして
「病院に来れば最善の治療が受けられるというメッセージを伝えられれば」
と語った。
本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、
「ごきげんよう!さようなら」
ecar
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