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低用量ピルの基本情報

• 低用量ピルとは

  低用量ピルは黄体ホルモン（プロゲステロン）と卵胞ホルモン（エストロゲン）の2種類の女性ホルモンを合わせてできた錠剤です。
  日本における低用量ピルの使用率は3〜5％前後※に留まりますが、 欧米では一般的に使用されています。ホルモンバランスを整えることで、生理不順や生理周期の改善が期待できます。
  ※本会家族計画研究センター（北村邦夫所長）第8回「男女の生活と意識に関する調査(2016)」

• 低用量ピルの効果について

  低用量ピルには女性ホルモンが含まれており、毎日1回服用することで排卵を抑制し、正しく服用すればおよそ99％の確率で避妊可能です。月経前症候群（PMS）にも効果があるとされています。
  また、ピルを利用すると排卵が抑制されるため卵巣がストレスから保護されます。そのため、低用量ピルを1年間使用すると、卵巣がんの発症リスクを約５％低下させるという報告もあります。

• 副作用について

  主に、内服開始当初（ピルにまだ慣れていない時期）に吐き気や不正出血等の症状が出現しますが、通常は内服を継続することで改善していきます。これらの症状については、過度な心配は必要ありません。
  ご心配な場合には、産婦人科への受診をご検討ください。

• 低用量ピルの種類と値段について

  内容	個数	費用	1ヶ月あたりの費用
  トリキュラー 28錠 (バイエル 国内正規品)	1ヶ月分	\2,700	\2,700
  	3ヶ月分	\7,695	\2,565
  	6ヶ月分	\15,390
  マーベロン 28錠 (MSD 国内正規品)	1ヶ月分	\2,700	\2,700
  	3ヶ月分	\7,695	\2,565
  	6ヶ月分	\15,390

  ※別途、診察料1,500円と送料を頂戴いたします。

  その他のピル

  第一世代：出血量が減りやすく、月経困難症のコントロールに優れ、子宮内膜症の治療効果も高いとされています。

  内容	個数	費用	1ヶ月あたりの費用
  ルナベルULD (日本新薬 国内正規品)	1ヶ月分	\10,000	\10,000
  	3ヶ月分	\28,500	\9,500
  	6ヶ月分	\57,000

  第二世代：子宮内膜が安定するため、服用中の不正出血の頻度が低く、休薬期間中の月経もきちんと起こることが多いという特徴があります。

  内容	個数	費用	1ヶ月あたりの費用
  アンジュ28錠 (武田薬品 国内正規品)	1ヶ月分	\4,980	\4,980
  	3ヶ月分	\14,193	\4,731
  	6ヶ月分	\28,386

  第三世代：他の世代のピルと比べて男性ホルモンの作用が少ないことが特徴です。大人にきびの治療、多毛症の改善に期待が持てます。

  内容	個数	費用	1ヶ月あたりの費用
  フォボワール錠28 (富士成約 国内正規品)	1ヶ月分	\3,980	\3,980
  	3ヶ月分	\11,343	\3,781
  	6ヶ月分	\22,686

  第四世代：超低用量化されているため、卵胞ホルモンによる吐き気、頭痛が起こりにくく、軽度の利尿作用があるので、生理の前の浮腫(むくみ)や月経前症候群(PMS)に対しても効果が期待出来ます。

  内容	個数	費用	1ヶ月あたりの費用
  ヤーズ配合錠28 (バイエル薬品 国内正規品)	1ヶ月分	\10,200	\10,200
  	3ヶ月分	\29,070	\9,690
  	6ヶ月分	\58,140
  ヤーズフレックス配合錠 (MSD 国内正規品)	1ヶ月分	\11,000	\11,000
  	3ヶ月分	\31,350	\10,450
  	6ヶ月分	\62,700

  ※別途、診察料1,500円と送料を頂戴いたします。