身体のケア！心のケア！ダブルケアでしっかり健康

童話：ウシとカエル


童話から学ぶシリーズ第１７段：

「背伸びしすぎると取り返しがつかないことになる！！」

童話のあらまし：

大きな池にカエルの母と子が住んでいました。
母さんカエルはいつも
「私たちより大きいものはいないよ。」と言っていました。

ある日、母さんカエルが用事で出かけたので、子ガエルが池を泳いで遊んでいました。
そのうち、池を出て遊ぶことになりました。

そこへ、一頭の牛がいました。
もちろん、子ガエルは牛なんて見たことがありません。

慌てて子ガエルは池に戻ると、ちょうどそこに母さんカエルが帰ってきました。

子ガエルは母さんに一部始終を話すと、
母さんカエルはお腹を膨らませて、
「これくらいだったかい？」
と、聞くと子ガエルは
「いや、もっと大きいよ！！」
「これくらい？」
「まだまだ」
どんどん母さんカエルのお腹を膨らませました。
次の瞬間、
「パァァァーーーーーン」
母さんカエルのお腹ははじけてしまいました。


童話からの教訓は、

背伸びをしすぎて、自分の力量以上のことをしようとすると、取り返しがつかないということです。
自分の力量を知ることもとても大切なことです。
そうかと言って、背伸びをしなくていいわけではありません。
それでは成長は見られません。
自分の力量を知ったうえで、少しだけ背伸びをして自分を成長させることが大切です。


繰り返しますが、
自分の力量を知ろう！！
そして、少しだけ背伸びをして、自分自身を高めていきましょう☆

母と子のおやすみまえの小さなお話365新版 [ 千葉幹夫 ]