2019年12月01日
流経大柏が目指した『木鶏』の強さ 千葉を去る本田監督、最後まで「らしく」
いつもと変わらぬ表情だった。72歳の指揮官は、最後の舞台でもただ勝負に負けたことを悔しがっていた。
第98回全国高校サッカー選手権大会。千葉県大会の決勝戦、2-3で市立船橋高校に敗れた流経大柏高校の本田裕一郎監督は、苦味を多く含んだ笑い方で言った。
「らしくて、良かったと思います。勝負としては、良い勝負でしたね。見ている人は、楽しかったでしょう。イージーなミスでもったいなかったけど。まあ、良いんじゃないですか。これが高校サッカー。勝負は勝たなければダメだけど、普段通りにはいかない。勝たせてあげたかったけどね。こういうのを勝つと、高校生は、ガラッと変わるから」
本田監督は、今季限りでの勇退が決まっており、来季からは県外の他校で指揮を執ることが内定している。シーズン開幕前には、今季で退くことを選手たちにも伝えていた。最後の選手権の相手は、何度も死闘を繰り広げて来た最強のライバル、市立船橋だった。
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