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2019年05月05日

引退発表のシャビ、ベティス新監督候補に浮上? 後任として「完璧」とスペイン紙報道

指導者ライセンス取得へ セティエン監督の哲学を引き継げる存在と期待高まる
 元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスは、かつてバルセロナの中盤センターを取り仕切り、現在はアル・サッドに所属している。そのシャビが今シーズン限りでの引退を発表したが、母国スペインでは早速、引退後の指導者としての期待値が高まっているようだ。





 まずはシャビにとっての古巣バルサの反応だ。「マルカ」紙によると、エルネスト・バルベルデ監督は現地時間4日に行われるリーガ・エスパニョーラ第36節セルタ戦に向けた記者会見で、シャビの引退について「彼はフットボールの歴史の中で最も優れた選手のうちの1人だ」とその労をねぎらうとともに、今後についてこう話している。



「誰もがシャビが監督となることを期待している。バルサであろうが彼が望むどこであろうが、紹介を受けるだろう」



 監督のような広い視野でピッチ全体を見回していたシャビの能力は、指導者というセカンドキャリアでも生きるだろうとバルベルデ監督は見ている。


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 それはバルサ以外のクラブでも同じ見立てのようだ。同じくスペインの「スポルト」紙によると、早速指導者として迎えようとしているクラブがあるという。それは日本代表MF乾貴士の保有元クラブであるベティスだ。



 同紙によると、シャビはすでにUEFAによる指導者ライセンス獲得のための動きを取っているとの情報を記している。またベティス側としても、今季限りでの退任が既定路線となっているキケ・セティエン監督のポゼッションスタイルを引き継げる存在として「完璧な存在」だと、来季の新監督候補に挙げられているという。




 ベティスには、かつてバルサでプレーしたスペイン代表DFマルク・バルトラらが所属している。そのバルトラは自身の公式インスタグラムで、「5シーズンにわたってたくさんの時間を共有できたことを光栄に思っている」とシャビの引退にコメントを寄せたが、果たしてシャビはスペインの名門を指導者としてのファーストステップに選ぶのか。今後の動向に注目が集まる。
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