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2014年05月09日

サッカーにおけるバナナ問題

27日に行われたリーガ・エスパニョーラ第35節のビジャレアル戦で観客から投げ込まれたバナナを食べて人種差別行為に抵抗したバルセロナ所属のブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスの対応について世界中から賛辞が送られる中、同選手の両親も我が子を賞賛している。

 スタンドから投げ込まれたバナナをあえて食べることで人種差別の心を批判したアウヴェスについて、バイーア州でフルーツ農園のオーナーを務めている父ドミンゴ・アウヴェスさんは次のように述べた。

「『バナナが好き=猿』という価値観が偏見であり、デタラメだ。そして非常に栄養価の高い果物であるバナナを粗末に扱う(投げ入れる)行為も糾弾されるべき。だが我が息子は決して動じることなく冷静に対応したと思う。息子を褒めてやりたい」

 そして母ルッシア・ヒベイロ・アウヴェスさんも息子の行動を賞賛した。

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「私は人種差別についてダニエウが幼い頃からしっかり教育してきたつもりでした。私の教えたことをダニエウが守ってくれていることを神に感謝します。そして人種差別の精神に対しては平手打ちをしたいくらいの気分です」

 ドミンゴさんの農園では、マンゴー、ココナッツ、メロン、スイカ、パッションフルーツ、バナナなどを植栽しているが、今回の一件を受けてバナナの注文数が伸びたという。ドミンゴさんは「急いでバナナの苗を追加注文したよ。より多くのバナナをみなさんに食べてもらいたいね」と笑顔で語っている。


バナナを人に対して威嚇する武器に使うとはなんとも信じがたいことですが、
人種差別は根深い問題なので、今回のダニエウ選手の対応は、多くの人種差別を受ける人々の勇気となったことでしょう!
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