娘には、
「こうしなさい！」
「これは、しない方がいい！」
「そんなこと止めなさい！」
と、言ってきました。

良いことをした時だけ褒められたり、
一生懸命頑張っても、大人の期待通りにいかなかったから悲しまれた・・・

そういう体験の中から、
いつの間にか、

「こうすれば褒められる」
「これをすれば認められる」
「これをしなかったから、受け入れられた」
みたいになって、いい子でなければならない娘を作り上げてしまいました。

それで、娘は、
人の言うことを聞かなければならない子になり、
人の意見を聞かなければ動けない子、
人の意見に従えば褒めてもらえる、ということを期待する子になってしまいました。

自分の意見はなく、自分で行動できず、でも、大人の意見には従う「いい子」です。

これは、ヤバいことをしてしまった！
と、私も気づきました。

それで、娘には、「自分で行動しなさい」と言うようにしました。
今までは、大人の言うことしか道がなかった彼女は、とても戸惑っていました。
（いきなりだもの・・・戸惑うよね？）

でも、
道は、一つではなく色々あるということ
それを自分で選んでもいいということ
どんな選択をしてもいいんだよということ
時には、間違った選択でも、それもいいんだよということ

そして、
困った時には、いつでもおかあさんが力を貸すから、頼ればいいよということ
を、繰り返し伝えるようにしました。

それでも、ずっと、いちいち、私の顔色をうかがったり、「自分ではできない！」と泣き出したり・・・
そんな娘に、私も、イライラすることもあったりと・・・
そんなこんなで1ヵ月ほど経った今日・・・

「おかあさん」

「なに？」

「あっ・・・何でもない！自分で考えてみる」

と言ってくれました。

時間はかかるでしょうが、少しずつ、自分の意見・考えをもち、自分で選択をして、自分で行動することができたらいいいと思っています。
「認められる努力」ではなく、「自分は自分である」ということを分かってもらえたら・・・

そして、私は、娘がどんな選択をしたとしても、否定はせずに認めて（時には助言）あげれたら・・・
その為には、自分もかなり成長が必要ですね？



繰り返す間に、いつの間にか定番になっちゃった相田みつをさんの詩・・・
にんげんも、そうなのかも？