2019年06月15日
若返り酵素か…マウスの毛づや良く、寿命延びる。酵素は「e(イー)NAM(ナム)PT(ピーティー)」
若返り酵素か…マウスの毛づや良く、寿命延びる
2019年6月14日 15:17読売新聞
若いマウスの血液に含まれる特定の酵素を老いたマウスに注射すると、身体機能の低下が抑えられ、寿命が延びるなどの効果が確認できたと、米ワシントン大の今井眞一郎教授(老化学)らのチームが発表した。新たなアンチエイジング法の開発につながる可能性があるという。論文が14日、米科学誌セル・メタボリズムに掲載された。
この酵素は「e(イー)NAM(ナム)PT(ピーティー)」と呼ばれ、体内の脂肪組織で作られ、血中を巡っている。
チームは比較的高齢のマウス(人間で50〜60歳代)と若いマウス(同20〜30歳代)で、血中の酵素の量を比較。高齢マウスではオスで3割、メスで7割減少し、血中量が少ないほど余命が短い傾向があった。人間の男性13人(30〜80歳代)で調べたところ、この酵素が加齢とともに減少していた。
さらに、若いマウスから取り出した酵素を高齢マウス12匹(人間で70〜80歳代)に3か月投与すると、投与しないマウスより毛づやが良くなり、動きも活発になった。寿命は最大で約16%延びたという。今井教授は「eNAMPTの投与で健康寿命を延ばせる可能性がある。人工合成の技術を確立したい」と話す。
片桐秀樹・東北大教授(代謝学)の話「高齢マウスの寿命が著しく延びたのは類を見ない驚きで、寿命や老化を決めるメカニズムの解明につながる画期的な成果だ」
2019年6月14日 15:17読売新聞
若いマウスの血液に含まれる特定の酵素を老いたマウスに注射すると、身体機能の低下が抑えられ、寿命が延びるなどの効果が確認できたと、米ワシントン大の今井眞一郎教授(老化学)らのチームが発表した。新たなアンチエイジング法の開発につながる可能性があるという。論文が14日、米科学誌セル・メタボリズムに掲載された。
この酵素は「e(イー)NAM(ナム)PT(ピーティー)」と呼ばれ、体内の脂肪組織で作られ、血中を巡っている。
チームは比較的高齢のマウス(人間で50〜60歳代)と若いマウス(同20〜30歳代)で、血中の酵素の量を比較。高齢マウスではオスで3割、メスで7割減少し、血中量が少ないほど余命が短い傾向があった。人間の男性13人(30〜80歳代)で調べたところ、この酵素が加齢とともに減少していた。
さらに、若いマウスから取り出した酵素を高齢マウス12匹(人間で70〜80歳代)に3か月投与すると、投与しないマウスより毛づやが良くなり、動きも活発になった。寿命は最大で約16%延びたという。今井教授は「eNAMPTの投与で健康寿命を延ばせる可能性がある。人工合成の技術を確立したい」と話す。
片桐秀樹・東北大教授(代謝学)の話「高齢マウスの寿命が著しく延びたのは類を見ない驚きで、寿命や老化を決めるメカニズムの解明につながる画期的な成果だ」
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8890272
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック