Dog_encyclopedia

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95種目はウェルシュ・ブラック・アンド・タン・シープドッグをご紹介します











ウェールズ原産の牧羊犬で、紀元前720年ごろから存在しているケルト系の超古代犬種であるコヴァート・ハウンド直系の子孫であるといわれています。紀元元年頃にコヴァート・ハウンドが牧羊犬に適応し、それが進化してできた犬種です。主に牧羊犬として羊の誘導に使用され、コリー犬種よりも豊富なスタミナと適応力を武器に様々な場所で活躍してきました。牧羊犬として優秀な犬種でしたが、作業の縮小や機械化、ボーダーコリーの人気などで希少化されていき19世紀頃に絶滅してしまいました。犬種としては姿を見れなくなってしまいましたが、その血は数種のワーキング・コリーなどに受け継がれています。しかしながら受け継がれた犬種も徐々に数を減らし絶滅寸前となってしまっているようです。容姿はセントハウンド系の短毛のコリーと似ているようです。脚が長く、筋肉質な体つきで、垂れ耳と太い垂れ尾、厚いショートコートで厳しい寒さも凌ぐことができるようです。毛色は名前の通りブラック・アンド・タンやハウンドカラーのようです。



飼い主に忠実で仕事熱心で献身的な性をしていたようです。躾の飲み込みも早く、状況判断力が優れていたようです。スタミナ豊富で長時間の仕事も苦にしなかったようです。環境の変化への適応力に長けており体調を崩すことも少なかったようです。

94種目はウェルシュ・フォックスハウンドをご紹介します











ウェールズ原産のセントハウンド犬種で、祖先は5世紀ごろから存在していたケルト系の古代セントハウンド犬種です。これを改良し、丈夫で素早く運動能力の高い犬種を目指して作出されたのがウェルシュ・フォックスハウンドになります。1820年代に作出が開始され10年後の1830年代に完成しました。名前の通り主にキツネを狩ることに使われ、他のフォックス・ハウンドとは異なり単独で狩猟を行い臭いの追跡から獲物を仕留めるまで自力で行えたようです。気候の厳しい岳陵地帯に対する適応能力が高く、いかなる天候であっても狩猟を行えたため非常に重宝されました。容姿は狩猟犬らしく引き締まった体で骨量が少なく身軽なようです。脚は長く大きな垂れ耳でふさふさした長い垂れ尾をしています。被毛はボサボサしたラフコートで非常に丈夫で硬い造りをしています。獲物からの攻撃や厳しい自然環境の中でも耐えれるようになっています。多くのラフコート犬種の中でも特にコートが丈夫なものの一つといわれています。元々が希少な犬種であるため頭数が少なく、現在は絶滅寸前でウェールズでもなかなか目にすることはできないようです。



飼い主に従順で忠実な性格をしています。判断力も高いですが、独立心も強く狩猟能力に長けています。独立心が強いですが躾とトレーニングで良い関係を築くことが出来れば最高のパートナーになってくれるでしょう。



運動量が多く、1日に2回60分程度の散歩が必要になります。エネルギッシュで散歩だけでは満足できないことがあるのでフリスビーなどでの遊びをオススメします。定期的に広場などでおもいっきり走らせてあげるようにしましょう。被毛の手入れは週に2〜3回のブラッシングが必要です。定期的に耳掃除も行うようにしましょう。狩猟犬なので小動物と一緒に飼育する際には注意が必要です。