ウエスト・シベリアン・ライカ: Dog_encyclopedia『犬の大図鑑』

2023年02月01日

ウエスト・シベリアン・ライカ

84種目はウエスト・シベリアン・ライカをご紹介します

ウエスト・シベリアン・ライカ

英語表記　　West Siberian Laika

原産国　　　　　　　　　ロシア

サイズ　　　　　　　　中型犬

体高　　　　　　　　52～60cm

体重　　　　　　　　 18～23kg

ウエスト・シベリアン・ライカの特徴

ロシアのシベリア原産のライカ犬種で北ウラル地方と西シベリア地方のライカ犬を掛け合わせて作出されました。別名はサーパドノ・シビールスカヤ・ライカと呼ばれています。第二次世界大戦前の西シベリアには、先住民と暮らす様々なライカ犬が存在していました。戦争終結後にライカ犬を犬種として確立させる働きが起こり1946年に「ウエスト・シベリアン・ライカ」、「イースト・シベリアン・ライカ」、「カレロ＝フィニッシュ・ライカ」、「ラッソ・ヨーロピアン・ライカ」の4種類が誕生しました。ウエスト・シベリアン・ライカはロシアで最も一般的な狩猟犬で鳥などの小動物から熊やイノシシなどの大型動物を相手にした猟で活躍しました。中でもネコ目イタチ科のクロテンの高級毛皮産業を助けてきましたが、クロテンがほぼ絶滅してしまったことによりライカの人気も急激に衰退しました。現在でも現役の狩猟犬として活躍していますが、その頭数は多くはなく殆どがロシア国内で飼育されています。

ウエスト・シベリアン・ライカの性格

飼い主や家族に対しては愛情深く忠実で賢明な性格をしています。警戒心が強く頑固な性格でもあるため、幼犬期からしっかりとした躾とトレーニングで信頼関係を築く必要があります。一度信頼関係を築けば最高のパートナーになってくれるでしょう。狩猟本能が強いため、小動物との同居は避ける必要があります。警戒心の強さから番犬にも向いてるといえるでしょう。

ウエスト・シベリアン・ライカの飼い方

運動量が多く1日に2回60分程度の散歩が必要になります。猟犬であるため運動好きであり、運動不足はストレスの原因になり破壊行動に繋がるため注意が必要です。定期的におもいっきり走らせてあげれるようにしましょう。被毛の手入れは定期的なブラッシングとグルーミングが必要になります。春と秋の換毛期には大量の抜け毛が発生するため、毎日のブラッシングが必要になります。