Dog_encyclopedia

71種目はイングリッシュ・スタッグハウンドをご紹介します











イングランド原産のセントハウンド犬種の1つで、11世紀にフランスのノルマンディー地方から輸入されたノルマン・ハウンドを祖先に持ちます。それをイギリスの気候や狩猟条件に適応できるように改良されたのが本種になります。当時イギリスの貴族の間ではシカ狩りが好まれており、本種はそこで活躍していたようです。鋭い嗅覚を持ち、シカを自力で仕留める力もあったため重宝されていたようです。1814年頃までは活発に行われていたようですが、開発による森林の減少やシカ自体の生息頭数が減少したことでシカ狩りが制限され徐々に需要は低下していきました。更にキツネ狩りが流行したことで、シカ狩り用のスタッグハウンドからキツネ狩り用のイングリッシュ・フォックスハウンドに変化していきました。その結果、絶滅寸前になったようです。数少ない残りから2人の男性が種の保存を試みましたが、現在では絶滅してしまっているようです。種の保存を試みた2人の男性の中には日本でも有名な「ジャック・ラッセル・テリア」を生み出したジョン・ラッセル牧師が含まれていたようです。