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2023年05月03日

菊池寛



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菊池寛(1888~1948)

○略歴
 菊池 寛(きくち かん)は、小説家、劇作家、ジャーナリスト。文藝春秋社を創設した実業家でもある。本名は菊池 寛(きくち ひろし)。香川県香川郡高松の生まれ。菊池家は江戸時代、高松藩の儒学者の家柄だった。高松中学校を首席で卒業後、家庭の経済的事情により、学費免除の東京高等師範学校に進んだが、授業をサボり除籍処分を受けた。しかし地元の素封家から経済支援を受け、明治大学法学部に入学、中退。1910年、早稲田大学を中退し第一高等学校第一部乙類入学、しかし卒業直前に友人佐野文夫(後年の日本共産党幹部)の窃盗の罪を着て退学。友人成瀬正一の実家から援助を受けて京都帝国大学文学部英文学科に入学、卒業後、時事新報社会部記者を経て、小説家となる。私費で雑誌『文藝春秋』を創刊したところ大成功を収め、富豪となった。日本文藝家協会を設立。芥川賞、直木賞の設立者でもある。大映初代社長を務め、成功で得た資産などで、川端康成、横光利一、小林秀雄等新進の文学者に金銭的な援助をおこなった。代表作に『父帰る』、『無名作家の日記』、『忠直卿行状記』、『恩讐の彼方に』、『真珠夫人』などがある。









●晩年考
 太平洋戦争中、文芸銃後運動を発案し、翼賛運動の一翼を担ったために、戦後は公職追放の憂き目にあい、昭和23年3月6日、狭心症により死去。享年59歳。





『父帰る』の銅像(高松市菊池寛通り)



 ★麻雀や競馬に熱中し、日本麻雀聯盟初代総裁を務めたり、馬主として競走馬を所有していたという。また、多数の愛人を持ち、その内の一人に小森和子がいたと。・・・えっ!あの小森のおばちゃまが!?唖然!






 参考:Wikipedia

















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2023年05月02日

森鴎外



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森鴎外(1862~1922)

○略歴
 森 鴎外(もり おうがい)は、明治・大正期の小説家、評論家、翻訳家、劇作家、陸軍軍医(軍医総監(中将相当))、官僚(高等官一等)。従二位・勲一等・功三級・医学博士・文学博士。本名は森 林太郎(もり・りんたろう)。石見国津和野(現・島根県津和野町)出身。東京帝国大学医学部卒業。夏目漱石と並ぶ文豪と称される。大学卒業後、陸軍軍医になり、陸軍省派遣留学生としてドイツで4年過ごした。帰国後、訳詩編「於母影」、小説「舞姫」、翻訳「即興詩人」を発表し、また自ら文芸雑誌『しがらみ草紙』を創刊して文筆活動に入った。その後、軍医総監(中将相当)となり、一時期創作活動から遠ざかったが、『スバル』創刊後に「ヰタ・セクスアリス」「雁」などを執筆。乃木希典の殉死に影響されて「興津弥五右衛門の遺書」発表後、「阿部一族」「高瀬舟」などの歴史小説や史伝「澁江抽斎」を書いた。








●晩年考
 晩年、帝室博物館(現在の東京国立博物館・奈良国立博物館・京都国立博物館等)総長や帝国美術院(現日本芸術院)初代院長なども歴任した。1921年(大正10年)、腎臓病の兆候が見られ始め、1922年(大正11年)、萎縮腎と診断され、また、肺結核の兆候も見られ、同年7月死去した。



森鴎外旧居(北九州市小倉北区鍛冶町)



 ★最後の遺言「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス・・・」が有名なんだとか。「石見人」とは、生まれた土地を指している。世界遺産「石見銀山」の島根県の西部地域のことで、東部地域の出雲地方と比較、対象されるという。真面目で勤勉といわれる出雲人気質と対象的に、石見の人々は何につけ豪快で開放的なのであるという。・・・これ、森鴎外の場合は、あてはまっていたのでしょうか? 






 参考:Wikipedia

















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2023年05月01日

明治天皇



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明治天皇(1852~1912)

○略歴

 明治天皇(めいじてんのう)は、日本の第122代天皇。諱は、睦仁(むつひと)。御称号は、祐宮(さちのみや)。お印は、永(えい)。京都・中山忠能邸で孝明天皇の第二皇子として生まれる。慶応2年(1867年)、孝明天皇が崩御し、慶応3年、満14歳で践祚(せんそ、天子の位を受け継ぐこと)、即位。翌年(1968年)、元服。この頃、幕府と討幕派は、それぞれ朝廷への工作を強めていた。慶応3年(1867年)10月15日に、明治天皇は、征夷大将軍・徳川慶喜からの大政奉還の上奏を勅許し、政権を朝廷に戻した。さらに12月9日には討幕派の主導において王政復古の大号令を発し、「新政府樹立」を宣言。東征を命じ、旧幕府軍と 明治元年(1868年)から明治2年(1869年)にかけて戦い勝利した(戊辰戦争)。明治元年(1868年)には五箇条の御誓文を発布、明治と改元して一世一元の制を定めた。明治2年(1869年)、東京に遷って東京城(旧・江戸城)を皇居とし、6月17日(7月25日)には版籍奉還の上表を勅許した。明治4年(1871年)、廃藩置県を断行。明治6年(1873年)に征韓論を巡って政府部内が紛糾した明治六年政変では、勅旨をもって西郷隆盛の朝鮮派遣を中止させ、自由民権運動への対応として、明治14年(1881年)には、国会開設の勅諭を発した。明治15年(1882年)、軍隊を「天皇の軍隊」と規定した軍人勅諭を発し、大元帥として軍隊の統率にあたり、明治22年(1889年)2月11日、大日本帝国憲法を公布した。日清戦争と日露戦争では、大本営で直接戦争指導に当たった。明治44年(1911年)、英米各国との不平等条約の改正を完了させた。倒幕・攘夷派の象徴として、また、近代日本の指導者として活躍した。その功績から戦前には、明治大帝などとも呼ばれた。










●晩年考

 明治45年(1912年)7月30日、持病の糖尿病が悪化し、尿毒症を併発し61歳(満59歳)で崩御する。同年(大正元年)9月13日、東京・青山の帝國陸軍練兵場(現在の神宮外苑)に於いて大喪の礼が執り行なわれた。大葬終了後、明治天皇の柩は霊柩列車に乗せられ、東海道本線経由で京都南郊の伏見桃山陵に運ばれ、9月14日に埋葬された。





最も有名な御真影(キヨッソーネのコンテ画の写真撮影)



 ★奈良時代に聖武天皇が肉食の禁を出して以来、皇室ではタブーとされた牛肉と牛乳の飲食を自ら進んでした。西洋風に断髪した(国民も同様にする者が増えた)。無類の刀剣愛好家、写真嫌いでもあった。・・・ほとんど知りませんでしたねぇ!






 参考:Wikipedia
















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2023年04月30日

黒田清隆



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黒田清隆(1840~1900)

○略歴

 黒田 清隆(くろだ きよたか)は、薩摩藩士、軍人、政治家。通称は仲太郎、了介。薩摩国鹿児島城下で薩摩藩士の長男として生まれた。長じて砲手になった。文久2年(1862年) 6月の生麦事件には、随行の一人としていあわせたが、自らは武器を振るわず、抜刀しようとした人を止めたという。文久3年(1863年)、薩英戦争に参加した後、江戸で砲術を学び、皆伝を受けた。慶応2年(1866年)の薩長同盟に際しては、盟約の前に薩摩側の使者として長州で同盟を説き、大坂で西郷隆盛と桂小五郎の対面を実現させた後、再び長州に使者として赴いた。慶応4年(1868年)の鳥羽伏見の戦いでは薩摩藩の小銃第一隊長として戦った。明治2年(1869年)1月に軍務官出仕に任命された。箱館戦争がはじまると、黒田は清水谷公考中将の参謀を命じられ、旧幕府軍との最後の戦いの総指揮をとった。敵を五稜郭に追い込み、榎本武揚に降伏をさせた。戦後は榎本助命を強く要求した。明治7年(1874年)6月23日、陸軍中将となり、明治6年(1873年)の征韓論に際して、内治重視の立場から西郷らに反対した。明治10年(1877年)に西南戦争が起きると、征討参軍に任命された。明治11年(1878年)、大久保利通が暗殺されると、黒田は薩摩藩閥の最有力者とみられるようになった。明治20年(1887年)に第1次伊藤内閣の農商務大臣となり、伊藤の後をうけて明治21年(1888年)4月に第2代内閣総理大臣(在職 1888年4月 - 1889年10月)となった。在任中もっとも大きな事件は、大日本帝国憲法の発布であったが、黒田自身は憲法制定に深く関与しなかった。軍での階級は陸軍中将。位階勲等爵位は従一位大勲位伯爵。元老。










●晩年考

 首相辞任後、黒田は枢密顧問官になった。明治25年(1892年)8月8日、第2次伊藤内閣の逓信大臣になった。伊藤内閣のもとで日清戦争が起こったが、特に活躍することなく、明治28年(1895年)に枢密院議長となった。明治26年(1893年)から体の不調が募り、仕事に支障をきたすことが多くなった。明治33年(1900年)8月23日、脳出血で死去した。葬儀委員長は榎本武揚であった。





『環游日記』(黒田清隆著、1887年編)



 ★薩摩閥の重鎮とはいえ、醜聞と疑獄事件で晩年は浮いた存在となり、同郷の人々は離れていった。代わって旧幕臣との付き合いが濃密となり、特に外交分野などでは榎本武揚を重用するようになった。黒田の死に際し榎本が葬儀委員長を務めたのも、薩摩の人々が黒田を敬遠したためと見られる。・・・醜聞と疑獄事件があれこれとあった人のようですねぇ。






 参考:Wikipedia
















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2023年04月29日

クラーク博士



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クラーク博士(1826~1886)

○略歴

 ウィリアム・スミス・クラーク(William Smith Clark)は、札幌農学校(現北海道大学)初代教頭。いわゆるお雇い外国人のひとりである。日本ではクラーク博士として知られる。米マサチューセッツ州アッシュフィールド生まれ。アマースト大学卒業。ドイツのゲッティンゲン大学留学後、アマースト大学教授(当時、アマースト大学に在学していた後の同志社英学校創設者である新島襄が最初の日本人学生であった)。南北戦争には北軍少佐として従軍。マサチューセッツ農科大学第3代学長に就任。任期中には新島襄の紹介により、日本政府の熱烈な要請を受けて、1876年(明治9年)7月に札幌農学校教頭に赴任する。専門の植物学だけでなく、自然科学一般を英語で教えた。この他、学生達に聖書を配り、キリスト教についても講じた。のちに学生たちは「イエスを信じる者の誓約」に次々と署名し、キリスト教の信仰に入る決心をした。札幌農学校1期生との別れの際に、発した言葉、「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」は、よく知られている。










●晩年考

 8ヶ月の札幌滞在の後、翌年の1877年5月に離日した。帰国後は学長を辞め、新規大学の開学を企画するが失敗。その後、知人と共に鉱山会社を設立するが、会社は破産。その後破産をめぐる裁判に訴えられて悩まされた、その後心臓病が発生して、寝たり起きたりの生活となり、それがもとで1886年に60歳でこの世を去った。





北海道大学のクラーク像



 ★クラークは学生にカレー以外のメニューの時の米飯を禁じ、パン食を推進したと言われ、カレーを日本に広めたのはクラークであるという説もある。・・・「ライスカレー」という語はクラークが作ったという説もあるとか。北大卒の方は信じる?






 参考:Wikipedia
















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2023年04月28日

スメタナ



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スメタナ(1824~1884)

○略歴
 ベドルジハ・スメタナ(またはベドジフ・- / ベトルジヒ・-)は、チェコの作曲家。若い頃にピアノとヴァイオリンを学び、家族の参加していた趣味的な弦楽四重奏団で演奏していた。1848年には、作曲家フランツ・リストからの資金援助を受け、彼自身の音楽学校を設立した。1874年に梅毒に起因して中途失聴者となるが、作曲活動を続け、この出来事の後に書かれた代表的な作品に、「ヴルタヴァ」(モルダウ)を含む一連の6つの交響詩から成る『わが祖国』(Ma Vlast)がある。明確にチェコの個性の現れた音楽を書いた最初の作曲家であるといわれる。そのため、チェコ国民楽派の開祖とされる。








●晩年考
 1884年にスメタナは梅毒の進行による脳障害により正気を失い、プラハの精神病院へ収容され、この地で生涯を終えた。ヴィシェフラットの有名人墓地に葬られている。




スメタナの墓



 ★1874年に作曲された『わが祖国』の第2曲の『モルダウ』(Moldau, ドイツ語名)は、今はヴルタヴァ(Vltava)と原語で呼ばれることの方が多いらしい。ヴルタヴァ川(モルダウ川)の、源流近くからプラハを流れ、エルベ川へ合流するまでの様子が繊細に、やがてダイナミックに描かれているねぇ。・・・名曲と思います!・・・んっ!?知らない人もいるの??






 参考:Wikipedia

















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2023年04月27日

ドストエフスキー



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ドストエフスキー(1821~1881)

○略歴
 フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーは、ロシアの小説家・思想家である。モスクワの貧民救済病院の医師の次男として生まれ、15歳までモスクワの生家で暮らした。ミハイル・ペトラシェフスキーが主宰する空想的社会主義サークルのサークル員となったため、1849年に官憲に逮捕される。死刑判決を受けるも、銃殺刑執行直前に皇帝からの特赦が与えられて(この一連の特赦はすべて仕組まれたものであった)、シベリア流刑へと減刑になり、オムスクで1854年まで服役する。この時の体験に基づいて後に『死の家の記録』を著す。他にも『白痴』などで、死刑直前の囚人の気持ちが語られるなど、この事件は以後の作風に多大な影響を与えた。刑期終了後、兵士として軍隊で勤務した後、1858年にペテルブルクに帰還する。この間に理想主義者的な社会主義者からキリスト教的人道主義者へと思想的変化があった。その後『罪と罰』を発表し、評価が高まる。その他の代表作は、『白痴』、『悪霊』、『カラマーゾフの兄弟』など。レフ・トルストイ、イワン・ツルゲーネフと並び、19世紀後半のロシア文学を代表する文豪である。その著作は、当時広まっていた理性万能主義(社会主義)思想に影響を受けた知識階級(インテリ)の暴力的な革命を否定し、キリスト教、ことに正教に基づく魂の救済を訴えているとされる。実存主義の先駆者と評されることもある。









●晩年考
 賭博好きな性質は、ドストエフスキーの生涯を貧乏生活にした。借金返済のため、出版社との無理な契約をして、締め切りに追われる日々を送っていた。晩年に集大成ともいえる長編『カラマーゾフの兄弟』を脱稿。その数ヵ月後の1881年1月28日に家族に看取られながら60歳で亡くなる。死去するまでに残した著作は全部で35篇で、短編も多く出している。




「罪と罰」(ロシア語本)



「罪と罰 」角川文庫



 ★死刑を免れて、『罪と罰』を書いたのですねぇ。その漫画本もあるらしい。著者は、なんと、手塚治虫だって!!一方、 米川 正夫 (翻訳) のものも出ている。いずれも角川文庫から。・・・見比べるのもいいかも。






 参考:Wikipedia
















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2023年04月26日

水戸斉昭



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水戸斉昭(1800~1860)

○略歴

 徳川 斉昭(とくがわ なりあき)は、江戸時代末期の大名(親藩)。本当はなりあきとは読まず、なりあきらと読むが、同時期に有名な島津斉彬がおり、混同を避けるために、なりあきと読まれる。第7代藩主・徳川治紀の三男。常陸水戸藩の第9代藩主。江戸幕府第15代(最後)の将軍・徳川慶喜の実父。幼名は虎三郎、敬三郎。水戸徳川家江戸小石川藩邸で生まれる。幼少時から会沢正志斎のもとで水戸学を学び、聡明さを示した。文政12年(1829年)、長兄で第8代藩主・徳川斉脩の死後、家督を継ぎ、第9代藩主となる。天保2年(1832年)、有栖川宮織仁親王の皇女・登美宮吉子と結婚。藩政では藩校・弘道館を設立し、門閥派を押さえて、下士層から広く人材を登用することに勤めた。水野忠邦の天保の改革に示唆を与えたといわれる。弘化元年(1844年)に鉄砲斉射の事件をはじめ、前年の仏教弾圧事件などを罪に問われて、幕命により家督を嫡男の徳川慶篤に譲った上で強制隠居と謹慎処分を命じられた。弘化3年(1846年)に謹慎解除、嘉永2年(1849年)に藩政関与が許された。嘉永6年(1853年)6月、ペリーの浦賀来航に際して、老中首座・阿部正弘の要請により海防参与として幕政に関わったが、水戸学の立場から斉昭は強硬な攘夷論を主張した。藩政改革に成功した幕末期の名君の一人である。










●晩年考

 安政6年(1859年)には、孝明天皇による戊午の密勅が水戸藩に下されたことが井伊直弼の逆鱗に触れ、水戸での永蟄居を命じられることになり、事実上は政治生命を絶たれる形となった(安政の大獄)。万延元年(1860年)8月15日、蟄居処分が解けぬまま心筋梗塞により水戸で急逝した。享年61(満60歳没)。3月に起こった桜田門外の変から間もない時期であったために、当時は彦根藩士に暗殺されたのではないかとの風説が流れた。





斉昭と息子(後の将軍徳川慶喜)の像(茨城県水戸市千波公園)



 ★斉昭は単に艶福家であったのみならず、女色に淫すること甚だしく、大奥の女性達に対して、今で言うセクハラまがいの発言も多かったと指摘されている。このため、大奥の女性達に忌み嫌われていたという。・・・しかし、37人の子供たちは、各地の藩主になったり、嫁いだりしていると。・・・「イヤな奴」だけでは、片付けられないか!?






 参考:Wikipedia



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2023年04月25日

ジンギスカン



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ジンギスカン(1162頃?~1227)

○略歴

 チンギス・カン(C'inggis Qan または C'inggis Qa'an、英語表記:Genghis Khan)は、モンゴル帝国の初代皇帝(大ハーン)(在位1206年 - 1227年)。モンゴル諸部族で最初のカン(ハン、ハーン)の称号を名乗る有力家系の長男として生まれ、テムジン(Temujin, 鉄木仁もしくは鉄木真)という名を与えられた。成人し、モンゴル部の宿敵メルキト部族連合の軍勢に幕営を襲われ、夫人ボルテを略奪されるなど辛酸をなめた。ボルテ奪還に父の同盟者でもあったケレイトのトグリル・カンや、モンゴル部内のテムジンの盟友(アンダ)であるジャジラト氏のジャムカといった同盟者が尽力してくれた。ジャムカの助けを得て勢力を盛り返したテムジンは、次第にモンゴル部の中で一目置かれる有力者となった。ジャムカの一族がテムジンの配下の家畜をひそかに略奪しようとして逆に殺害される事件が起こり、テムジンとジャムカは完全に仲違いした。1202年には高原中央部の覇権を確立した。1206年、チンギス・カンと名乗り、大ハーンに即位してモンゴル帝国を開いた。1211年に金と開戦し、金の軍隊を破って北中国を荒らした。1213年には万里の長城のはるか南まで金の領土を征服・併合していた。1218年、中央アジア遠征を行い、1219年にスィル川(シルダリア川)流域に到達した。1220年までに中央アジアを席捲した。大小様々な集団に分かれてお互いに抗争していたモンゴルの遊牧民諸部族を一代で統一し、中国北部・中央アジア・イランなどを次々に征服してモンゴル帝国を築き上げた。










●晩年考

 1226年、モンゴル軍は西夏に侵攻し、事実上壊滅させた。翌1227年、陝西・河南の金領を攻略した。同年夏、チンギスは夏期の避暑のため六盤山に本営を留めたが、チンギスは陣中で危篤に陥った。このためモンゴル軍の本隊はモンゴルへの帰途に就いたが、西暦1227年8月18日、チンギス・カンは陣中で死去した。『元史』などによると、モンゴル高原の起輦谷へ葬られた。死後その帝国は百数十年を経て解体されたが、その影響は中央ユーラシアにおいて生き続け、遊牧民の偉大な英雄として賞賛された。とくに故国モンゴルにおいては神となり、現在のモンゴル国において国家創建の英雄として称えられている。





モンゴル帝国



 ★2004年にオクスフォード大学の遺伝学研究チームは、DNA解析の結果、チンギス・カンが世界中でもっとも子孫を多く残した人物であるという結論を発表した。彼らによれば、現在までに彼のY染色体を引き継いでいる男系の子孫は1600万人にのぼるとされる。・・・へぇーっ、そんなに?世界中に子孫だらけじゃん!?






 参考:Wikipedia

















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2023年04月24日

五味康祐



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五味康祐(1921~1980)

○略歴
 五味 康祐(ごみ やすすけ)は日本の小説家。通称康祐(こうすけ)。芥川賞受賞作家。剣豪を扱った歴史・時代小説を始め数々の作品を発表。特に柳生十兵衛など柳生一族を扱った作品で知られており、「五味の柳生か、柳生の五味か」と評された。日本浪曼派の影響の濃い、剣の達人の持つ精神性の表現と、格調高い文体で高く評価されている。また、色川武大に先んじて本格的な麻雀小説を書いた。クラシック音楽やオーディオの評論家としても名高く、『西方の音』、『オーディオ巡礼』などがある。また、手相や観相学、麻雀にも造詣が深く、『五味手相教室』や『五味人相教室』『五味マージャン教室』などの著作を残している。








●晩年考
 昭和53年春、ヨーロッパ旅行中に血痰出現、帰国後東京逓信病院で診察、肺癌とわかる。耳が不自由になったが、病床でイヤホーンでベートーベンのピアノソナタを楽しんで聞いていたという。54年春から背中に激痛が走るようになり、11月再入院。このときには背骨、副腎までガンが転移していた。入院5か月後の昭和55年4月1日死去。58歳であった。



柳生武芸帳〈上〉(文春文庫)



 ★CDの音を聴かずに他界したオーディオ評論家でタンノイ・スピーカーの愛好者であった五味康祐氏が、もしCDを聴いたら何と言ったでしょうか。「こんなものはまったく音楽を聴くに値する代物ではない」・・・とか!?






 参考:Wikipedia















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