旅行記「トリップ飛田」です。
今回は関西本線の旅です。
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元の画像は道の駅「いが」の休憩所にあっただまし絵の壁です。
全体図でござる。
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なかなかにリアルです。
■ 関西本線についてざっくり解説
関西本線は、愛知県名古屋市の名古屋駅から
大阪府大阪市のJR難波駅に至る路線ですが、
そのうち名古屋駅から三重県の亀山駅間がJR東海の管轄で、
亀山駅からJR難波駅間がJR西日本の管轄であります。
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何故に難波駅だけ頭にJRがついているかというと、
それが正式名称だからです。
(「難波(なんば)」と名付けられた駅が周辺に複数あるため
区別しているものと思われます。)
関西本線のうち、京都府の加茂駅からJR難波駅間は「大和路線」の
愛称が付けられています。
大和路線が関西本線の一部とは今回調べるまで知りませんでした。
(鉄道旅をしていますが、鉄道に詳しくはない)
関西本線でJR西日本が管轄の区域のうち赤字区間は
亀山駅から加茂駅間です。
その区間の沿線に歩いて行ける道の駅は3駅あります。
地図上の1番が道の駅「関宿」、
2番が「いが」、
3番が「お茶の京都 みなみやましろ村」です。
では、順にご紹介していきます。
■ 道の駅「関宿」
三重県亀山市にある道の駅「関宿」は
関駅から近く、徒歩約二分で行けます。
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重要伝統的建造物群保存地区の町並み「関宿」への
ゲートウェイ型道の駅だけあって、
道の駅の建物もまちの雰囲気に合わせています。
軽食コーナー「みくら」ではご当地メニューや
甘味を味わえます。
私はご当地ラーメングランプリで優勝した
「亀山ラーメン」をいただきました。
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亀山ラーメンは三重県産小麦と県産キノコが入った
味噌ラーメンです。
亀山ラーメンを食べた後の腹ごなしに
江戸時代の町並み散歩もいかがでしょうか。
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私は時間の関係であえなく断念したので、
かわいい屋根付き看板のみ撮影。
観光地に来たのに観光しないで出発するとは、
…すごくもったいないことしている気がする…。
道の駅「関宿」サイト
■ 道の駅「いが」
三重県伊賀市にある「いが」は、
柘植駅から徒歩約23分の距離にあります。
伊賀は忍者の里だけあって駅の中も忍者だらけです。
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「伊賀の食べ物は美味でござるよ」と
日英両方の言葉で教えてくれるイラスト忍者。
これは心臓に悪い。
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本物に見紛う、一番乗り場を案内してくれる立体忍者。
駅に設置された周辺案内地図です。
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伊賀は松尾芭蕉の生誕の地でもあります。
46歳にして長旅をして「奥の細道」を記した健脚の芭蕉は、
忍者だったという説もあります。
月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。
拡大図。
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赤んぼの芭蕉翁(まだ翁じゃないけど)、すでに筆を持っている!
芭蕉にちなんだ投句箱も設置されています。
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約23分と道の駅への長い道のり、
俳句を考えつつ歩けば苦しくはない…?
住宅地~…の上五音しか思いつかないまま、
道の駅に到着しました。そういう道のりでした。
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空が青い。
入り口付近に設置されたおいしそうな看板です。
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2~3種類の具が入った店内製造のおにぎり、
看板にするくらいなので名物だろうと思い買ってみました。
相性のいい具材同士が一緒になっていてどれもおいしそうですが、
私が選んだのは…。
ぽかんとした顔にも見えるパッケージの
からあげツナマヨおにぎりです。
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いつも思うけど何で大きさの比較対象を
置いて撮影しないのか…。
売店は忍者グッズが豊富で、忍者好きにお勧めしたいです。
記事の冒頭でご紹介しただまし絵もこちらの道の駅で
撮影できます。
道の駅いが公式サイト
■ 道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」
京都府唯一の村である南山城村の道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」は
月ヶ瀬口駅から徒歩約9分です。
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フェアフィールド・バイ・マリオットの道の駅ホテルが
併設されており、宿泊もできます。
道の駅からは茶畑が見えます。
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写真が下手糞すぎて茶畑が分からないですが、
お茶が特産で道の駅のお土産から甘味処、食堂まで
お茶グルメが味わえます。
早速、村風土食堂「つちのうぶ」で
お茶をふんだんに使った定食をいただきます。
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お茶で炊いたご飯に、サラダのドレッシングもお茶入りと
地元の特産品への熱いこだわりが感じられます。
お茶に含まれるカテキンは、殺菌作用や抗がん作用が
高いといわれていますので、積極的に摂取したいものです。
こちらの道の駅の売店で購入できるお茶スイーツは、
お茶成分が濃くてこれまでに見たことがないくらい鮮やかな緑茶色です。
帰りの電車でも眠れないほど濃いお茶グルメをご堪能下さい。
道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」公式サイト
■ 最後に
三重、京都の2県にまたがって関西本線の赤字区間を旅しました。
名古屋や難波の都市圏から発着する利便性の良い関西本線に乗って
江戸時代の街並み、忍者、お茶グルメと
海外からの観光客にも喜ばれそうな魅力が詰まった路線を
旅されてはいかがでしょうか。
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紫色の車体がシブい関西本線。
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