みかんちゃん日記☆

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輸送反応とは、哺乳類の子供が親に運ばれる際にリラックスする反応のこと。


この輸送反応について、理化学研究所によって以下のことが証明されました。


詳しくは理化学研究所のホームページやYouTubeで紹介されていますが、概要はこんな感じです。


（１）泣いている乳幼児の心拍数は高い。

（２）座った状態で抱っこし、立ち上がり、移動すると心拍数が顕著に下がる。

（３）泣く量も同様に顕著に下がる。

（４）これらの結果から、抱っこによる移動によって乳幼児がリラックスする。










我が家でこのことに最初に気づいたのは、以前研究所に勤務し、菌に対し異常なこだわりを持つみかん母。


移動時や立ち上がり時の垂直上下運動にもリラックス効果があるのでは、と見込んだのです。


そして、大泣きするみかんちゃんをあやすため、みかん父に出された指示が、


「みかんちゃんをカンガルー抱っこしつつ、スクワットすればいいのよ」


みかん父「（・・・・・・本気か？）」


数か月ぶりにみかん母の顔を見つめてしまったみかん父でした。

つづく


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一カ月ほど前の話になりますが、


みかんちゃんは、５カ月を迎えるにあたりから、


言葉にならぬ唸り声を発するようになりました。


みかんが胎児の頃から教育熱心なみかん母は、たいへんな喜びようです。


「あいーー」


「うーーー」


父母で、「声が出てきたねー」なんて話をしてるうちに、


「える」


みかん母「えッ！！」


みかん父「？　どうしたの？」


みかんちゃん「あーーーー・・・・える」


みかん母「い、いま、エルって言ったよね！？」


みかん父「える？」


みかん母「英語の！」


みかんちゃん「ぶじゅるるる・・・えっぐ」


みかん母「エッグ！エッグって言ったじょ！」


みかん父「い、いや・・・ただのうなり声ではないですか？」


みかん母「うるさいっ！　あなたはだまってて。」


みかん父「！！」


同じような問答を親戚ともしているらしく、そのたびに「勘違い」「気のせい」を指摘され、そのたびに若干不機嫌になるみかん母。


というのもみかん母。


妊娠中から胎児のみかんちゃんへ向け、


ディズニー英語システム（体験版）を流すほど教育熱心なのです。

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ある日いつもの通り、みかん母とみかん父は生後５か月のみかんちゃんを入浴させていた。


主担当はみかん父。


生まれてから現在に至るまで、みかん父がみかんちゃんの体を洗ってきた。


溺れさせてはいかぬ、目や口に泡を入れてはならぬ。


かといって、あせもができたら大変、と、首のしわからわきの下、足の裏まで丁寧に洗ってきた。


どんなに体が疲れていても・・・







その日もいつもどおりの入浴の予定であったが、


いつもと違うのは、


すでにみかんちゃんは、部屋で１回、脱衣所で１回、入浴前に１回、大きなおならをしていた。


・・・いずれもみかん父の目の前で。


そして一緒に入浴中、抱えるようにしてみかんちゃんの体を洗っていたところ、


ぶくぶくぶく


ジャグジー機能がない我が家のお風呂に急遽湧き上がるジャグジー


みかん父の鼻先で浮いては消え、浮いては消える泡、泡、泡。


これは、もはや・・・


しかし、怒るわけにもいかない。


父としてメンツを保つためには、


考えた末、みかん父がたどり着いた結論は・・・、


「そうだ、おならをやり返せばいいんだ」


そう、


報復（おなら）が報復（おなら）を呼ぶ、戦いの幕開けである。


つづく


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