2023年11月13日
おうし座流星群がまもなく見頃!
2023年、おうし座流星群が、まもなく見頃を迎えます。
10月、11月を中心に、9月から12月ごろまで長く活動を続けるおうし座流星群。規模は大きくはないものの、活動のピークがなだらかで、ひときわ明るく輝く流星を観測しやすいという魅力があります。
冬に向かって空気が澄みはじめ、天体観測を一層楽しめるようになるこの季節。夜空を彩る「おうし座流星群」を、ゆっくりと観測してみませんか?
セクション1:見頃
例年、9月10日ごろから12月10日ごろにかけて活動が活発化するおうし座流星群。おうし座流星群は、流星が四方八方に流れるその中心となる「放射点」が南と北に分かれており、それぞれ南群・北群と呼ばれています。
国立天文台によると、2023年のおうし座流星群は、南群が11月6日(月)ごろ、北群が11月13日(月)ごろにそれぞれ極大を迎える予想です。極大とは、流星群が最も活発に活動する時期のことをいいます。
流星の観測には、放射点の高さや月明かりも影響します。これらを考慮すると、南群は11月6日の月が昇る前の夜遅く、北群は13日未明が一番の見頃となりそうです。
セクション2:特徴・見どころ
おうし座流星群の魅力は、流星の「速度の遅さ」と「明るさ」といえるでしょう。
おうし座流星群の流星が流れる速度は、およそ時速108,000km。1秒間に約30km進む速さです。航空機が時速約900kmで飛行することを考えると、とんでもない速度ではありますが、ほかの流星群と比べれば「ゆっくりめ」です。
たとえば、同じ11月に見頃を迎えるしし座流星群の流星が流れる速度は秒速約71kmのため、おうし座流星群の倍程度のスピードで流星が流れます。流星群に願いごとをしたい方は、おうし座流星群は狙い目といえるでしょう。
セクション3:観測チャンス
1時間あたりに流れる流星数が北群・南群それぞれ2個程度であるおうし座流星群は、小規模な流星群といえます。一方、活動のピークはなだらかで、極大を迎える11月6日と13日ごろ以外にも流星の観測チャンスがあります。
ひときわ明るく輝く流星「火球」を見られる可能性がある点も、おうし座流星群の見どころのひとつです。秋の夜空をバックに流れる、見ごたえある火球を楽しみたいですね。願いごとも唱えつつ、暖かい格好でゆっくりと星空観察を楽しんでみてください。
結論:この流星群は、観測地の北緯地域で観察するとより多くの流星が見られることがあります。観測する際には、できるだけ遠くの明るい光源のない場所で、月明かりの影響が少ない日に観測すると、流星をより鮮明に観察することができます。観測ポイントと観測時刻を選ぶことで、おうし座流星群を楽しむことができます。
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12301158
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。