2008年08月23日
400mの感動ありがとう。
北京オリンピックはいよいよ佳境に入ってきました。
昨日は日本陸上、史上初の快挙を400mリレーで実現して
くれました。
野球は宿敵、韓国に退敗しました、今の日本野球の実力
でしょうね、でも今回のオリンピックでは色々な感動を
得ました、勝ち負け以上の楽しみを感じる事ができました。
まだまだ加油日本の雄叫びは続きます。
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省エネ住宅の3点セットについて
現在、寒冷地において暖かい家の実現に欠かせないのが、高気密・高断熱。ここまではかなり浸透してきているように思います。しかし、この高気密・高断熱だけでは”快適に暮らす”までには至りません。
寒冷地住宅に欠かせないのは、
「高気密」「高断熱」「計画換気」3点セット。
この3つ、どれかが欠けて片手落ちになってもいけません。
ここで理解しにくいのが高気密と換気です。
高気密にすることで、空気が汚れるから換気を採らなければならない。わざわざ換気を採らなければならないなら、高気密にする必要はないのでは? そう思っても不思議ではありません。現に建築業者でもこのことを理由に中気密住宅論者もいるくらいです。
もう一歩進んだ段階でよくある疑問が、高気密にしておいて換気の穴を開け、わざわざなぜ強制換気までしなければならないのか、という点です。これら一見矛盾とも思える疑問を解く上でも、上記3点セットで考えなければ理解しにくいと思います。
まず最初に、これまでの日本の生活様式から考えてみます。
「住まいは夏を旨とすべし」と言われて来たように、外に対し開放的な建築様式でした。このような建築様式での冬の囲炉裏やちょっと進んでコタツなど、これらは「暖を取る」ことを「採暖」と言います。
このスタイルには到底部屋を暖める暖房という発想はありません。
そして、火力のある薪ストーブや石炭ストーブの登場により、部屋を暖めようとします。その暖房効果を上げようと暖房している部屋を仕切るようになります。
しかし、熱源からの輻射は熱いが、暖かさは天井周辺の温度を上昇させるのみ。床と壁の隙間から浸入する冷たい空気、天井の隙間などから逃げる暖気。こんな状態では火力をいくら強くしても熱を逃がしてばかりでした。
ここで隙間をさておき、断熱材を入れただけ、厚くしただけの場合、数年と経たずに壁内部での結露のため、壁の断熱材は黒く垂れ下がり柱も土台も腐ってしまう。
片や気密だけに力を入れ、魔法瓶のような家をつくったものの断熱の欠損部分や断熱性の弱い部分で室内結露発生。室内の壁はカビだらけというような結果を招いてしまいました。
このような結果だけを捉え、「だから高気密・高断熱は程々がいい」という考えに誘導されてしまいがちになりますが、それだと少し悲しい。
これは3点セットの意味を理解せず、単なる高気密や高断熱のみに偏重した事例でしかない。
高気密の弊害は先に述べたように空気の汚れです。
ここで単に換気を採るだけでは「換気ムラ」による障害が家の中に生まれることになる。急激な温度差が室内に生じることによるヒートショック現象、結露などが起きてしまうのです。
これらの問題を解決し、且つ換気による熱の損失を最小限に抑える。単に換気するだけではなく、
人が暮らす上で必要な新鮮空気
換気ムラのないバランスのとれた換気経路
換気による温度差や熱の逃げを最小限に抑える
これらをそれぞれの家にバランスよく計画すること
この手段が「計画換気」なのです。
そして重要なのが、計画されたとおり効率よく換気されているかどうかですが、それは家の気密性にかかっています。隙間風があると、その影響で計画通りの換気の妨げになってしまいます。言うなれば、換気システムを採用するなら高気密でなければならないということです。
現在、高断熱の趣旨とは別にシックハウス対策から換気は義務付けられています。寒冷地に限らずですから、換気システムは当然導入されているものの実際の換気が計画通りなのかは心配されるところです
いずれ家を建てようとするなら、先にお話したように「高気密」「高断熱」「計画換気」は3点セットであること、偏ることなくバランスが大切であることを忘れないで欲しいですね。
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ホームページでも紹介してますのでご覧下さいる
http://www2.odn.ne.jp/koufukuya
昨日は日本陸上、史上初の快挙を400mリレーで実現して
くれました。
野球は宿敵、韓国に退敗しました、今の日本野球の実力
でしょうね、でも今回のオリンピックでは色々な感動を
得ました、勝ち負け以上の楽しみを感じる事ができました。
まだまだ加油日本の雄叫びは続きます。
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省エネ住宅の3点セットについて
現在、寒冷地において暖かい家の実現に欠かせないのが、高気密・高断熱。ここまではかなり浸透してきているように思います。しかし、この高気密・高断熱だけでは”快適に暮らす”までには至りません。
寒冷地住宅に欠かせないのは、
「高気密」「高断熱」「計画換気」3点セット。
この3つ、どれかが欠けて片手落ちになってもいけません。
ここで理解しにくいのが高気密と換気です。
高気密にすることで、空気が汚れるから換気を採らなければならない。わざわざ換気を採らなければならないなら、高気密にする必要はないのでは? そう思っても不思議ではありません。現に建築業者でもこのことを理由に中気密住宅論者もいるくらいです。
もう一歩進んだ段階でよくある疑問が、高気密にしておいて換気の穴を開け、わざわざなぜ強制換気までしなければならないのか、という点です。これら一見矛盾とも思える疑問を解く上でも、上記3点セットで考えなければ理解しにくいと思います。
まず最初に、これまでの日本の生活様式から考えてみます。
「住まいは夏を旨とすべし」と言われて来たように、外に対し開放的な建築様式でした。このような建築様式での冬の囲炉裏やちょっと進んでコタツなど、これらは「暖を取る」ことを「採暖」と言います。
このスタイルには到底部屋を暖める暖房という発想はありません。
そして、火力のある薪ストーブや石炭ストーブの登場により、部屋を暖めようとします。その暖房効果を上げようと暖房している部屋を仕切るようになります。
しかし、熱源からの輻射は熱いが、暖かさは天井周辺の温度を上昇させるのみ。床と壁の隙間から浸入する冷たい空気、天井の隙間などから逃げる暖気。こんな状態では火力をいくら強くしても熱を逃がしてばかりでした。
ここで隙間をさておき、断熱材を入れただけ、厚くしただけの場合、数年と経たずに壁内部での結露のため、壁の断熱材は黒く垂れ下がり柱も土台も腐ってしまう。
片や気密だけに力を入れ、魔法瓶のような家をつくったものの断熱の欠損部分や断熱性の弱い部分で室内結露発生。室内の壁はカビだらけというような結果を招いてしまいました。
このような結果だけを捉え、「だから高気密・高断熱は程々がいい」という考えに誘導されてしまいがちになりますが、それだと少し悲しい。
これは3点セットの意味を理解せず、単なる高気密や高断熱のみに偏重した事例でしかない。
高気密の弊害は先に述べたように空気の汚れです。
ここで単に換気を採るだけでは「換気ムラ」による障害が家の中に生まれることになる。急激な温度差が室内に生じることによるヒートショック現象、結露などが起きてしまうのです。
これらの問題を解決し、且つ換気による熱の損失を最小限に抑える。単に換気するだけではなく、
人が暮らす上で必要な新鮮空気
換気ムラのないバランスのとれた換気経路
換気による温度差や熱の逃げを最小限に抑える
これらをそれぞれの家にバランスよく計画すること
この手段が「計画換気」なのです。
そして重要なのが、計画されたとおり効率よく換気されているかどうかですが、それは家の気密性にかかっています。隙間風があると、その影響で計画通りの換気の妨げになってしまいます。言うなれば、換気システムを採用するなら高気密でなければならないということです。
現在、高断熱の趣旨とは別にシックハウス対策から換気は義務付けられています。寒冷地に限らずですから、換気システムは当然導入されているものの実際の換気が計画通りなのかは心配されるところです
いずれ家を建てようとするなら、先にお話したように「高気密」「高断熱」「計画換気」は3点セットであること、偏ることなくバランスが大切であることを忘れないで欲しいですね。
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http://www2.odn.ne.jp/koufukuya
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