南国メナドの島暮らし　「セレベスの海だより」

本日は新入りスタッフ、ラヘルの誕生日。19歳になるんだそうです。彼女のお母さんもお父さんもうちで働いていた経験があり、彼女の事は9歳の少女の頃から知っています。（あー、歳とったのはアタシ達だけじゃなかったって事だよねー(ﾟｰﾟ;）　でも笑顔も態度も可愛い彼女のこと、悪い虫がつくのも早そーで、いったい何時迄頑張ってくれるのやら...[E:coldsweats01]

19歳と聞いて若い？！って驚く方も多いでしょうが、何ぶんにも島ですし、しかも駐在員ゲストから聞いたんですが、この国の平均寿命は50代中ばだとか。この年齢で子供がいるのもまだまだ当たり前、の土地ですし、入って試用期間も終わらないうちから昇給リクエストを臆面もなく言ってきます。若いのに金銭面でもかなりシビア。
30代の方は「何でもできるだけ他のスタッフにやらせようとする」方も多く、40代だと既にリタイア待機組で、うちで1年も働いてない人でも、「尊敬して、こちらに都合のいいのようにしてくれなければ、仕事などしてやらないもんね」というタイプの方も多い今日この頃。10代後半〜20代前半が勝負時期となります。
そんな働き盛りの青年たちをお誕生日ケーキとプレゼントで応援！うちのシェフ君手作りの心のこもったケーキ、シビアな事は今日は忘れて、オジとオバ（オーナー）の気持ちだけでも察してくれぃ。勿論味も最高でしたー！

今年オンシーズン中頃から使用開始した、村長さん手作りの、新たなうちのスノーケリング休憩用のポンツーン。椰子の葉の屋根の下、リラックスチェアーが２点あるのみのシンプルな休憩所であります。

・その広さゆえの快適さ
・海を一人占めしたようなプライベート感　

がウケたと見えて、わざわざ自分とこのゲストをここまで連れてきて休憩させるちゃっかり派のリゾートも(^-^;

今朝はスノーケリングで左手から流れて来た男性外国人ゲスト、ダイバーを待つ間に始めはうちのポンツーンに上がって「大の字」で寝転んでたんですが、そのうちリラックスチェアーを表に引っ張り出して来て堂々のバカンススタイルでリラックス。一人で素晴らしい眺めを楽しんでいるご様子でした....[E:coldsweats01]　

不動産用語で「借景」というのがあり、時々チラシ広告などにも掲載されているようですが、売り出し中の家に庭がなくても、隣の家の庭などが眺められる場合は、それだけで「借景付き」ということになって、価値があがるとか、あがらないとか。他からうちのポンツーンにやって来る方々を見ると、どーもこの言葉を思い出してしまうんです。

うちなどは小さなビーチしかないけれど、それでもここに休みに来るゲストの方もたまにいるんです。聞けば、「プールもあったりするんだけど、あっち（本島）は午後になると雨ばっかりでね。」とのこと。そんなもんですかねー(￣▽￣)

今朝はスタッフ向けにレスキュー関連の講習を開催。その後ボートツアーがない本日は、大雨でぐんぐんのびている草木の手入れを手伝ってもらう。なぜか植木ばさみが見つからないので、普通のハサミでチョキチョキしてるスタッフ..　
うーん(ﾉ∀`) 次の買物リストで3本植木ばさみを買い占めてもらうようオーダーしました。こういう反動は大きいのだ....[E:sign02]

気がつくとコテージ前の木が妙にうっそうとして見え、とても重そう...と思ったら、なんとマンゴーの実があちこちにゴロゴロとなってました。このブナケン・マンゴーは繊維が少なくてとっても美味なのです。収穫の日が楽しみ。

夕方、一瞬穏やかに見えますが、海上は荒れ気味。大きなうねりが沖合に発生中です。

雨もぱらつき、すっかり涼しくなってしまいました。先月までの蒸し暑い夜がウソのよう。今晩のような肌寒い夜にはこんな鉄板焼きが一番！野菜とイカの炒め物を熱々の鉄板で。絶妙なタイミングで鉄板料理を出してくれたシェフ君とキッチンスタッフに感謝！

漁師さんが久しぶりにバショウカジキをデリバリーしてくれました。干潮時だったので、チコもしっかり漁師さんの船まで行って魚をチェック。
体長１mは裕にあります。嬉しいことにこの日は比較的曇っていたせいもあってか、まだ新鮮さが失われておらず目の色もキレイ。

ゲストがカジキを持ち上げて写真撮影にトライしようと近づいたら、チコが何やら慌てて魚のほうへ。どうやら「これはアタシのもんッ！」ってところらしい。その後もゴンゾーが近づいても魚に近寄らせないようにガード。こんなチコは初めて見ました。”母”としてはチコの成長ぶりが面白く...( ＾ω＾ )

ゴンゾー君
村まで遠出して、人んちの雌犬にちょっかい出し過ぎてたせーかどーかわかりませぬが、9月後半くらいだったか、凄い状態で帰ってきたゴンゾー君。うちのリーチェ（スタッフ）に言わせると、「熱湯をかけられたに違いない」との事。その酷さは当時うちに滞在中のゲストでゴンゾーを見た方なら覚えているかと思います。今回の件では相当痛い目にあった彼ですが、幸いにもまだ若いせいか、御覧のとおり、えらいスピードで奇跡の回復！ごっそり禿げていた体の毛も元に戻ってきました。もちろん毎日犬用ビタミンとドックフードを食べさせまくったのが効果大だったようです。
ちなみに、こちら北スラウェシ島のミナハサ人は犬ネコ、コウモリ、森ネズミ、猿など、足のあるものなら「テーブルと椅子以外は全部食べる」という事で有名。メナドのスーパーでもコウモリがパックになって売られていたり、精肉コーナーで犬肉が普通に販売されてたりします。
ゴンゾー君、今思うと、食べられる寸前だったんでしょうかね。
ラッキーと言うしかありませんかねー、やっぱり....（；ω；）

9月半ばに改装を終えたと思っていたんですが、また改装スタート？！しました。
下のほうのスーペリアルーム内に更なるスペースをつくるためです。
なんだか毎年改装してるなー(^-^;

家に帰ったら、既に常温となりきってるアタシのアイスミルクコーヒーに珍入者が。上から覗いて「おーい、気もちいいかーい？」って声をかけたくなるほど、こっちを見ても、ミルク風呂からビクとも動かない珍入者。ミルク風呂なので水面下で何がおこっているのかは全く見えませんが、水面の涼しい顔とは裏腹に、溺れないよう必死に犬かきしてるのかもしれません。
次の瞬間、珍入者はミルク風呂の中に消えたッ！泳いでる様子も動いてる様子も全くありません。このままではさすがの珍入者も窒息しちゃうかもと思い、慌ててストローを動かして上に押し上げてやったら、出て来た出て来た。　ミルク風呂のスパの礼も言わずに、さっさとどこかへ消えちゃいました。今頃はお肌ツルツルでしょーに。[E:cat]　（珍入者の正体は...　ヤモリ）

たまーに雨がぱらつくようになりましたが、相変わらず晴天続きで美しい海の展望です。

ゲストがチコと一緒に朝からスイミング。チコは最近一人でも海に入ってるんですよー。でも今日はバディを見つけて大喜び[E:dog]　チコがはしゃぎ過ぎてないか親としては心配ですが...(^-^;

エルブ水泳教室の皆様ご出発の日。ちょっと紅葉中のブナケン島をバックにチコも参加の集合写真。珊瑚礁と自然以外は何もない島ですが、皆様にも存分にお楽しみいただたとしたら幸いです。またお会いできる日を楽しみにしております。どうも有り難うございました！
無事、島での全行程をこなした統率役のヒロシ様、どうもお疲れ様でしたー！！