2012年11月03日
イタリアレポート第7弾タオルミナ、シシリー島
なんとなく、またレポート第7弾、続けちゃいます。
観光客のあまりいなかった、のどかなサリーナ島に別れを告げ、天気の悪そうな北イタリーを目指すのを急遽変更。 今度はシシリ–島(シチリア島?)のタオルミナへ。 そうです、ここは映画「グラン・ブルー」のロケ地で有名ですよね。
え?この映画、見たことないッ?? まさか、そんな...??
ジェネレーションギャップだなんて言ってないで、海好きとか、シュノーケル大好きとか、ダイバーなら、一度はこの映画、見てくださいね。
でも、完全版の「グラン・ブルー」じゃないとダメです。「グレートブルー」では、カットが多く、面白さが100%じゃありませんのでご注意。
さて、フェリーでシシリーのミラッツォの港に到着。 団体さんに先を超され、一番最後にフェリーから出て来たものの、あらかじめ手配しておいたドライバーさんが、私達の名前の書かれたボードを持って立っているのを確認。
でも、あれッ? 近づいて行くと、同じフェリーで着いた、とあるカップルが、そのドライバーさんに自分たちの送迎について交渉チャレンジしていたのでした。 「個人手配専門の送迎車なので同乗はできません。」とドライバーさんが説明するも、しばらく引かず。
とはいえこのドライバーさん、相手の押しを少しも気にしない様子。
「いったんこの人達を先にタオルミナに送迎し、その後帰って来てからからだったら送迎可能です。」 なーんて明るくのたまわってました。
それってさ、最短スピードでも軽く2時間ここで待つってことだよね?
さすがはイタリア人らしい回答だ(爆)
港からは各地への送迎タクシーやバスも出てるんで全く問題なし。彼らはドライバーさんが私達に自己紹介したのを見ると、遂にあきらめ、バスで行く事にしたようでした。 サリーナ島のような大型ワゴンタクシーではなかったので、スペース的にも交渉の余地なし。 ホッとしましたが、なかなかの強者もいるもんです。こちらの足が無くなっていた可能性も〜? ( ̄◆ ̄;)
さて、ホテルに到着。なかなか建物的に立派なアッシュビーホテル。カテゴリーのせいかわかりませんが、ビーチ用バッグとサンダルは使ったら”有料”。わからないと「可愛い!」って事で使っちゃう人多いかと。
夕食はもちろん!2年前くらいに行って大ファンになった、ガンベロロッソ。 二人のウェイトレスさんも相変わらず。
最初に行ったときから、食事もさることながら、ここのウェイトレスやウェイターさんの人柄というか、お客呼び寄せオーラが他とは全く違うのを察知。 大観光地であるタオルミナでも、非常に高人気のレストランではないでしょうかね。毎晩8時ごろになると超満員でした。7時には行くことをお薦めします。
さて、こんな大観光地の★のつくホテルでも、驚くべき事が起きました。
夜もステキなライトアップ、ホテルの朝食もよく、屋外セッティングのテーブルで食べることができ、建物も綺麗で、お部屋もステキ、快適だったので良かったですが、事件は出発の日の早朝に起きたのです。
朝起きて顔を洗おうとしたら、なんと、水が出なくなった。顔も洗えず、楽しみな朝シャワーも当然ダメ、歯磨きもできない。トイレもながせず。
フロントに説明したら、「はい、水が出ないのは知ってます。」ってことで明朗回答して頂きました(o^-^o)
すぐに直るだろうと甘く見てましたが、昼近くになっても1滴も出ず。理由はまったく不明のよう。 顔も洗えず、疲労感を覚えながらチェックアウト。 お金払ってでも冷蔵庫の飲料水を使うべきだったかなーって気づいてももう遅し。
今回ややフンパツ、4つ星だか何星だかのホテルをあえて選んだ筈なのに ”水が出ない” 不運に見舞われ、世界的にも有名な観光地であることを考えると、どう考えても??? 旅行人生ウン十年のアタシにとってもお初経験かも( ̄▽ ̄)
帰って来て珍道中を友人に告げると、彼女曰く 「そりゃ、貴方達だからでしょーヨ。 そういう日頃の運をあっちでも持ち歩いてたんじゃないの?」とバッサリやられてしまいました。 あのねぇ〜...離島にあるうちだって、1日中水が出ないとか、そこまで酷い事はさすがに今迄無いんだってばぁ〜(;д;)
他にも驚くべき事実あり。
立派で新しく美しいホテル。予約前、ここのウェブサイトを見ると、ホテルのレストランでのグルメパッケージが売りのようであったので、パッケージ予約はしなかったものの、滞在二日目、いざオサレ(お洒落)してホテルのレストランで、と意気込んでいったら、なんと、レストラン、数日間クローズ (休業日)。
ガーンッ!! [E:shock]
こんな立派なホテルの”レストランが不定休”?
大抵の事には驚かないダーリンにとっても、衝撃の夜となったのでした。 運営コストや、外にレストランが多いといった事情もあるとはいえ、ホテルランクの星の獲得にはレストラン経営は必須な筈。 ま、建物作っておけばいい、って言うことか...
次の日もまた次の日も、結局レストランは週末でも一度もオープンしませんでした。
そういえば、プールも、プールサイドも、プールカフェも、夜は夜7時とか、遅くない時間でも真っ暗。 照明もついていませんで。 確かプールサイドのカフェレストランもオープンは夕方5時迄って書いてあった。 早ッ...?
レストランクローズの上、キッチンも夜はひと気なしなので、部屋にはルームサービスメニュー(プールサイドと全く同じ内容)もあったけれど、果たして夜遅くなどに注文できたかどうかは疑問です。
私達は仕事柄かなり驚いてしまいましたが、勿論そこはタオルミナゆえ、外にはレストランがたくさんあるので、食事に不便はありません。 断水事件もきっとたまたまだったのでしょうし、ネットも使えて、お部屋も綺麗なので快適。 金庫の中と、ベッド横テーブルの上には、素敵なジュエリートレーがあったので、これは非常に実用的で、たいへん重宝しました。
世界中から人の集まる大観光地のホテルとは思えない静けさで、そういう意味ではのんびりしたい私達向きだったとも言えます。
というわけで、前述のサリーナのホテルと、このホテル、対照的なものを感じました。
サリーナのホテルは ”自称「現実よりも遥かに上のランク」“ といった空気をホテルのあちこちに醸し出していたのに対し、 タオルミナのこのホテルは、建物は一見ラグジュリー&ハイクラスに見えるのに、スタッフに全く気取りがなくフレンドリーで、自分たちの有り様そのまま、ハイクラスのフリもせず、いい意味で、ゆるーい雰囲気だらけ(笑)、といった印象を受けました。 旅をすると色々と面白いですね、あちこちのホテル事情。
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