2012年02月18日
シンガポールや香港でもシャークフィン(フカヒレ)のボイコット!が始まったとか。
最近、シーズンオフでダイビングボートも夏に比べかなり少ないせいか、たまたま通過時期なのか、昨年はあまり回数見る事なかったドルフィン(イルカ)の群れが出ています。 うちの前のリーフにも時々出没中。
ボートに近寄って来て、ボートの上にいるこちらを見上げたり、なかなかリラックスしているイルカ達。 漁師さんには小憎らしいイルカのようですが、あのイルカ達の優しい目を見ると、かなり癒されますよね。 (馬の目とか、ワンコの目とか、殆どの動物の目がそうですが)
そいうえば、日本帰りに立ち寄ったシンガポールで、チャチャゲストのお家にステイさせて頂いたのですが、そこでこんなニュースを耳にしました。
なんと、中華系が非常に多いシンガポールでも遂に、”シャークフィン”(フカヒレ、サメのヒレ)に、「ノー」といってボイコットしたりするスーパーや、レストランが登場し始めているとか。
フカヒレが集積する一大拠点の香港でも、世界の主要都市で高級ホテル「ペニンシュラ」を経営する香港上海大酒店グループなどが、傘下の全国にあるホテルで、フカヒレ料理の提供を中止したのだそうです。
日本では、一生に一度は流氷が見たいと今年もまた北海道の網走まで足を伸ばしたのですが、そこで、網走が現在も捕鯨を行う地であることを知りました。当然、地元レストランでは当然のように、くじらメニューを売りにしているところも。 お土産点には、網走の名の入った、素敵なくじらのキーホルダーなどがあり、クジラを敬い、捕鯨の町としての誇りがあるようにも思えました。
その後、札幌でおちあったカナダ人ファミリー(チャチャのリピーターゲスト)とは、彼らご指定の、二条市場(確かそんな名前だったと思いますが)裏にある、海鮮料理で知られる居酒屋さんに行きましたが、日本語のみのメニューにはしっかり、刺身などの”くじら料理”がいくつか出ていたので思わず通訳したら、 眉をしかめた彼らから「オーマイガット!!」という声があがっておりました。
イルカもクジラもフカヒレも食べてしまう習慣がある日本。 日本人ダイバーの間ですら「カメの刺身がおいしい!」とか聞いたりする場面に出くわすと、非常に複雑な気持ちにならざるをえません。
でもあのシンガポールで今、「椅子とテーブル以外足のあるものは何でも食べてしまう」と言われる事の多い人々が、シャークフィン(フカヒレ)に”NO!”と言い出したってのは、非常に衝撃的な変化だと思いませんか?
「サメを養殖できたらなら、”NO!”とは言わなかっただろう」という声もあるようですが、サメのヒレだけを切り取り、サメは生きたまま海に捨てる、という行為も相変わらず横行しているそうで、その行為自体にも問題があるでしょうし。
私もかつて渡英後に初めて、日本の大型漁船がこの行為をしているのをテレビで見たことがあります。ショックでした。 それまでは、人生始まって以来、フカヒレスープにすら出くわすチャンスは1回くらいしか無く、それも、いったいどの料理がフカヒレだったの?といった程度。フカヒレと聞いても全くピンと来ませんでしたが、この映像を見てからは、フカヒレがおいてある店はなるべく避けるよう、気をつけるようになりました。
とはいえ、16年前のメナドのスーパーには普通にドライになったものが安物のように吊るしてあったりして、これまたビックリでしたが。
話がバラバラですみませんが、個人的なまとめとしては、
・中国系の方々が遂にシャークフィン(フカヒレ)料理のボイコットを始めた衝撃
・食べる必要性も特に無いのに、絶滅の危機や残虐行為を承知の上で食べる必要は無し
というのを再確認した、といったところでしょうか。
美味な事も知っているとカンタンには止められない類いの食べ物もたくさん存在するとは思いますが...(;´▽`A``
ただちょっと付け足しておくと、海外ではヒレをカットした生きたままのサメを海に捨ててしまう行為をしてしまう日本の漁船がまだあるようですが、日本のネットショッピングなどで見ていると、最近ドッグフードまで「サメの骨」なるものが使われているのを知り、これまた衝撃。これがヒレをとった後のサメの、最後の骨の髄まで有効活用している証なのかどうかまでは、正直調べたわけではないので不明。 いずれにしても基本は買わないほうが良いのかなとは思うのですが。
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