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2011年02月17日

”人が亡くなった事を笑って話す習慣”ー現地カルチャーショック話

ずいぶん前の話だけど「え〜っ...」って思ったのでよく覚えてるんですが、シーラカンスを見つけた海洋生物学者の奥さんで、インド人と日本人のハーフのAさんに、久しぶりにブナケンの表玄関であるリアンビーチで会ったときのこと。 なぜそんな話題になったのかは覚えていませんが、話の途中で彼女いわく、

「インドネシア人って、誰か亡くなった時、その事をなぜか笑いながら話するでしょ? 日本人もそうよね。理解不能だわ。」 と言われて、驚いたことがあります。どこで彼女がそんな印象を持つ事になったのかわかりませんが、その後、実は彼女、お父さんはインド人、お母さんは日本人とのハーフと聞いて更に「???」。

お母さんが日系なら、たいていの場合、それは間違った情報である、ということを認識していても良さそうですが、どうも”日本人”の部分はその彼女にとってはネガティブ?な事のようで、 「日本人の事は全く理解できない」というジェスチャーだったのかなと当時思いました。

少々話がそれましたが、先日、この”人が亡くなると笑う”というのが、日本人はともかくとして、こちらのローカル(現地)の人の中では相変わらず本当の話だったことを再確認する機会がありました。

朝うちに来たスタッフが、笑いながら開口一番、 

「Nって子覚えます? 以前この家のハウスキーピングだった子ですよ。 あのNの子供が昨晩亡くなったんですよ。アハハハ....ウフッ....フフフ...。」 

「女の子だったけど、逆子だったんでダメだったみたいです。フフフフフッ...」

本当に人が、赤ん坊が昨夜亡くなった話題を、しじゅう笑いながら聞かせてくれたのです。

「えーッ?!! なんて残念なことかねぇ。 新生児を亡くしてしまうなんて、さぞや辛いでしょうに...。」 

どうやら逆子だったのを無理にとりあげようとしたのかわかりませんが、とにかく残念ながら小さい命は天国に急いで行ってしまったようなのです。

少しでも”別の反応”を期待しつつ、「それは辛かったねえ。残念だねえ。」と何度か強調して言ってみたのですが、スタッフの反応は、ひたすら明るい微笑みを見せてくれるだけでした。

”人が亡くなると笑って話す”という現地の習慣を最初に聞いたときは、 「まさかねーっ..??」と、ほとんどその話を信用していなかったんですが、12年目にして実体験してしまいました。

笑って話すことで、そうやって、まるで冗談話をするような対応をすることで、”悲しみを表に出さずに心の奥に隠す習慣”、という理解をしていますが、現地の人に面と向かって、「人が亡くなったのに、どうして笑えるのか?」とつっこみを入れた事はないので、なんとも真意については不明です。
ちなみに、お葬式の時には、皆が笑って集まっているのではなく、少なくとも亡くなった方に近い家族の人は、棺に向かって大泣きしているのは見たことがありますので、念のため。

とにかく、残念ながら亡くなってしまった赤ちゃんのご冥福を心よりお祈りします。

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