2024年11月08日
「貴公子探偵はチョイ足しグルメをご所望です 魅惑のレシピは事件の香り」 相沢 泉見(あいざわ いずみ) の感想。
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ビンボーゆえにチョイ足しグルメが得意になった住み込み家政婦・一花(いちか)。
彼女が働く家の主人・貴公子探偵リヒトの前に、今回も次々と「おいしい謎」が持ち込まれる。
事件を解決していく中で、リヒトとも打ち解けてきたと思っていた一花だったが……?
拓海(たくみ)が一花に告白!? 林蔵(りんぞう)に隠し子!?
にぎやかな周囲と「おいしい謎」で、2巻もあなたをお待ちしています♪
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![](https://fanblogs.jp/_images_g/j31.png)
相変わらずにぎやかな一花たちと、少しずつ変化していく彼らの関係が今回の見どころです。
さらにクライマックスには劇的な変化も!?
乞うご期待です!
お勧め度 ☆☆☆
お気に入り度 ☆☆
1巻からずっと思っていたんですが、リヒトの味覚が理解できないんですよね……。
高級料理もおいしいと感じられなくて、一花のつくる料理だけをおいしいと感じる理由が、いまいち納得できない。
お母さんの作ってくれた料理が、家庭料理だったから、かと思っていたんですが、今回イクラを食べて、
「三ツ星の料亭のいくらと同じくらいおいしい」とのたまっておりました。
高級料亭の食事、おいしいと思ってんじゃん!(笑)
このシリーズ、実はいろいろと不自然な点が気になっていて、今回のイクラの件で、それが私の中で表出してきてしまいました。
一花は超貧乏だというが、彼女の語っている食生活からは、そうは思えない、とか。
リヒトは何を食べてもおいしくなくて、と言っているが、高級料理はおいしいと思っている描写がある、とか。
何を食べてもおいしくないのに一花の料理だけはおいしいと感じる論理的な説明がない、とか。
「暗闇で飲んだから母の作ってくれたスープが何の味で何が入っているか一切合切分からない」なんておかしいだろう、とか。
女性はより取り見取りなはずの拓海が一花を好きになる理由が全然わからない、とか。
いくら交換日記でも、一花が持っている期間が長すぎる(何週間?)し、それをずっと待っていられる拓海の恋愛感情ってそれは本当に恋愛感情なのか、とか。
リヒトもどうやら一花が好きっぽい、となれば、そこまで一花がモテる理由はなに、とか。
そうなってくると、もう、毎回の決め台詞(というかパターン)、
「一花がいくらの醤油漬けに柚子ポン酢を加えてくれたおかげで謎が解けたよ」
というセリフが不自然すぎて、爽快感があるどころか苛立ちを感じてしまうようになりました(笑)。
そう、全体的になんというか、一本筋が通っていない……不自然……無理やり……なんですよね。
「こうやりたい」というのが先にあって、それに無理やり当てはめている、みたいな。
やりたい形やネタが先にあるのは別にいいんですが、それをもう少し「自然に」やってほしかったです。
また、三話と四話は割と最初でトリックもわかってしまったので、もう少し謎に力を入れてほしいです。
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